「また行きたい！」と子どもが叫んだ別府地獄めぐりの旅路――親も感動する温泉体験付きプラン紹介

子どもが大喜びする旅行先を探していた私たちが選んだのは「別府地獄めぐり」だった

子どもが小学校に入ってからというもの、長期休暇のたびに家族旅行の計画を立ててきました。しかし、年齢が上がるにつれて「行く場所がマンネリになってきた」と感じることも増え、親としてはもっと驚きや学びのある体験をさせてあげたいと思うようになりました。テーマパークや水族館など定番のスポットも良いのですが、せっかくの旅行なので、非日常の風景を見せてあげたい。そんな思いでSNSや旅行サイトを探している中で見つけたのが「別府地獄めぐり」でした。

「地獄」という少しインパクトのあるネーミングに、最初は子どもも「怖いところなの？」と不安そうでしたが、写真や動画で実際の様子を見せると興味津々に。色鮮やかな温泉の写真や、もくもくと立ち上る湯けむりに、「本当にこんな色なの？」「行ってみたい！」と目を輝かせました。

また、九州地方は温泉地として有名でありながら、自然や文化、食の魅力もたっぷり詰まっている地域です。観光だけでなく、家族みんなが温泉で癒され、美味しいご飯も楽しめるとなれば、もう行くしかないという結論に至りました。

このようにして、私たちは「別府地獄めぐり」を中心にした家族旅行を計画し始めたのです。観光だけでなく、宿泊や食事、交通手段まで、家族連れに優しい旅になるよう細かくリサーチを重ね、ワクワクした気持ちで出発の日を迎えることになりました。

「地獄」と聞いて泣くかと思ったら…！子どもが大はしゃぎした理由

旅行当日、「地獄めぐり」という響きにやや緊張気味だった子どもですが、実際に最初の地獄を訪れた瞬間、その不安は一気に吹き飛びました。最初に訪れたのは「海地獄」。名前からは想像できないほど美しいコバルトブルーの湯が広がっており、湯けむりの中から現れるその光景に、思わず「うわぁ、きれい！」と歓声が上がりました。

地獄めぐりは、ただの温泉巡りとは違い、それぞれの地獄が全く異なる表情を見せてくれます。例えば、「鬼石坊主地獄」では灰色の泥がぼこぼこと音を立てながら噴き上がり、子どもは「生きてるみたい！」と大興奮。「かまど地獄」では地獄の蒸気を利用した実演や体験コーナーもあり、触れてみたり、温泉の蒸気で蒸した卵を食べたりと、視覚だけでなく五感すべてで楽しむことができました。

また、各地獄にはちょっとした売店やお土産コーナーがあり、そこには地獄をモチーフにしたユニークなお菓子やグッズも並んでいます。子どもにとってはまるでお祭りのような感覚だったようで、「次はどの地獄行くの？」と笑顔で次々とスポットを巡っていきました。

当初の「怖い」というイメージはどこへやら。目で見て、音を聞いて、匂いを感じて、そして実際に触れて――地獄めぐりは、子どもが持つ好奇心や探究心を刺激するには十分すぎるほどの体験でした。終始ハイテンションで走り回っていた姿が、今でも忘れられません。

血の池地獄・海地獄・白池地獄…それぞれの見どころと子どもの反応をレポート

別府地獄めぐりは、7〜8カ所ある個性豊かな温泉地を巡る観光ルートですが、どれもが独特の自然現象とテーマ性を持っており、大人も子どもも飽きずに楽しめます。今回はその中でも特に印象に残った「血の池地獄」「海地獄」「白池地獄」の3カ所について、子どもの反応を交えながらご紹介します。

まず「血の池地獄」。その名の通り、まるで本当に血が湧き出ているかのような真っ赤な温泉が広がっており、子どもは最初「えっ、本当に血じゃないよね!?」と目を丸くしていました。実際は酸化鉄や酸化マグネシウムなどの成分による色なのですが、その不思議な現象にすっかり惹き込まれた様子で、説明の看板を一生懸命読んでいました。「写真撮って！」と何度もせがまれるほどインパクトがあり、自由研究のテーマにも良さそうだと感じました。

続いて訪れた「海地獄」は、鮮やかなブルーの温泉が特徴。澄んだ空の色と調和して、まるで南国のビーチのようにも感じられる美しさです。子どもは「お風呂じゃないのに入れないの？」と何度も確認してきましたが、水温が98度近くもあると知ると驚きと笑いが混ざったリアクション。「見た目とのギャップがすごい！」と叫んでいました。

最後に訪れた「白池地獄」は、乳白色の温泉が幻想的な雰囲気を醸し出す落ち着いた地獄です。ここでは熱帯魚の展示コーナーもあり、温泉熱を利用して南国の魚を飼育しているという工夫にも感心。カラフルな魚たちに夢中になり、「温泉で魚が生きてるの!?」という驚きの声が響いていました。

どの地獄もそれぞれに個性があり、単なる観光ではなく自然科学への興味を掘り起こしてくれる素晴らしい体験でした。子どもも「一番好きなのは決められない！」というほど楽しんでくれたことが、親としては何よりの収穫です。

地獄めぐりの合間に立ち寄れる！ファミリー向け休憩スポットと軽食情報

地獄めぐりは歩く距離もそこそこあり、小さな子ども連れだと途中で休憩を挟むことが大切になります。幸い、別府地獄めぐりのエリアには、家族で一息つける休憩スポットや軽食を楽しめるカフェが点在しています。私たちが実際に立ち寄ってよかった場所をいくつかご紹介します。

まずは「かまど地獄」内にある蒸し卵や温泉プリンが人気の売店。ここでは、地熱で蒸された熱々の卵がいただけます。子どもは「地獄の卵っておいしいね！」と大喜び。味も濃厚で、ただのスナックというより名物グルメのレベルです。蒸気でほんのり温まったベンチもあり、寒い日には特にありがたい存在でした。

また、「海地獄」には併設の喫茶店があり、名物の「地獄蒸しプリン」や「ゆでたまご」などが気軽に楽しめます。店内から温泉池を眺めながら休憩できるため、ちょっとした観光の余韻を楽しむにはぴったりの場所です。コーヒーやソフトクリームもあり、子どもも大人もリフレッシュできます。

さらに、「血の池地獄」の入口付近には広めの売店と休憩スペースがあり、ベビーカーでも利用しやすく、子ども用のイスも完備。ちょっとした休憩をとりながら、地獄モチーフのお菓子を試食できたり、地元の焼き菓子やアイスクリームなども購入できたりします。

歩き疲れてぐずってしまう子どもも、こういった楽しい休憩スポットを挟むことで気持ちがリセットされ、次の目的地にも笑顔で向かえるようになります。観光地にありがちな「休む場所がない」という不安がないのも、地獄めぐりが家族旅行に向いている理由の一つだと感じました。

思わず写真を撮りたくなる！地獄めぐりで見つけたインスタ映えポイント

別府地獄めぐりを歩いていると、どこを見てもフォトジェニックな光景が広がっており、スマートフォンのシャッターを切る手が止まりません。特に家族旅行の場合、思い出をしっかり残したいものですが、この地獄めぐりはまさに絶好の“映えスポット”が揃っています。実際に私たちが訪れた際に、「これは撮ってよかった」と思えた場所やアングルをいくつかご紹介します。

まず最も印象的だったのは「海地獄」の青い湯けむりの中に佇む鳥居とのツーショット。真っ白な湯けむりと鮮やかなブルー、そして朱色の鳥居が見事なコントラストを描いていて、まるで絵画のような一枚が撮れます。早朝や曇りの日でも光の加減で幻想的な写真が撮れやすく、子どもも「絵本みたい！」と喜んでいました。

「血の池地獄」では、赤い温泉を背景にした写真がやはり人気。背景にうっすらと湯けむりがかかる時間帯に撮影すると、よりミステリアスな雰囲気が出ます。また、足湯コーナーに足を浸けながら笑顔で撮るショットは、旅のリラックスした空気感が伝わるおすすめ構図です。

「かまど地獄」では、カラフルな湯の池が複数あり、それぞれの前で記念撮影するだけでも楽しいアルバムができます。特に、青白く煙が立ち込める池の前で、地獄の鬼の顔出しパネルと一緒に撮った写真は、子どものテンションが最高潮に達していました。

地獄ごとに異なる背景があるため、服装や構図を変えるだけでまるで別の旅行地にいるような印象を与えることも可能です。こうした撮影ポイントを活かして、旅行後には写真をフォトブックにまとめたり、SNSにアップしたりして、家族の思い出をより鮮やかに残すことができます。

観光地でここまで撮影の自由度が高く、それぞれに物語性のある背景を持っている場所は意外と少ないものです。地獄めぐりは、まさに「歩くだけでフォトスポット」の連続。カメラ好きのパパママも、きっと夢中になれることでしょう。

小学生の自由研究にも最適？地獄で学べる自然の力と温泉の不思議

ただ楽しいだけじゃなく、子どもにとって学びの場としても非常に優秀なのが、別府の地獄めぐりです。実際に小学生の子どもが「これ、夏休みの自由研究に使えるかも」と言い出したほど、地獄には自然科学の要素がたっぷり詰まっています。

まず、温泉の仕組みそのものが、火山活動や地熱という地球のダイナミックな動きを学ぶ絶好の題材になります。例えば、「なぜ血の池は赤いの？」「どうして海地獄は青いの？」といった疑問が自然に湧き上がってきます。実際、各地獄にはその色の理由や温度、成分についての説明看板が設置されており、子どもでも理解できるように噛み砕かれていました。

さらに「かまど地獄」では、スタッフによる地獄の成り立ちや温泉の種類についての実演解説があり、子どもは真剣な顔で聞き入っていました。蒸気の温度を手で感じたり、水の温度を実測したりする体験ができるのも、学校の理科の授業とは違った面白さがあります。

地獄めぐりを終えてからも、宿に戻って自由研究の下書きを始めるほど子どもは興味を持ってくれました。「どの地獄が何色だったか」「温度は何度くらいだったか」「何が湧いていたか」など、観察ポイントがたくさんあり、まとめやすいテーマです。さらには地元の人たちがどのように温泉を生活に利用しているかという切り口にまで発展させることも可能で、総合的な学びに広がるのが魅力です。

親としても、ただ「楽しかったね」で終わる旅行ではなく、「なんで？どうして？」といった問いかけが生まれる体験になったことはとても嬉しく感じました。学びと遊びが一体になった旅先――それが別府の地獄めぐりの本質かもしれません。

パパママも癒される！源泉かけ流しの温泉宿「別府温泉 杉乃井ホテル」で大満足

旅の醍醐味は、観光だけでなく宿でのひとときにもあります。今回は地獄めぐりとあわせて宿泊先に選んだのが「別府温泉 杉乃井ホテル」。別府の中でも特にファミリー層に人気があり、設備・サービス・おもてなしのすべてにおいて満足度の高いホテルです。観光で歩き疲れた体を癒すには最高の場所でした。

チェックインしてまず驚いたのは、その規模と綺麗さ。ロビーから眺める景色も美しく、非日常感に包まれます。子どもが走り回っても安心な広々とした設計で、バリアフリー対応もされており、ベビーカーや荷物が多くても移動しやすい点が好印象でした。

そして何よりも感動したのが、源泉かけ流しの大展望露天風呂「棚湯」。まるで空に浮かんでいるかのような開放感で、昼は別府湾の青い海、夜はきらめく夜景を眺めながら、極上の温泉時間を過ごせます。親としてはここでやっと、肩の力を抜いて深呼吸できる瞬間が訪れました。湯加減も絶妙で、長時間浸かっていても疲れない、まさに“癒し”そのもの。

さらに、館内には「アクアガーデン」と呼ばれる温泉プール施設もあり、水着で入れるため家族みんなで一緒に楽しむことができます。夜には音と光のショーも行われ、幻想的な雰囲気に子どもは大興奮。「プールとお風呂が合体してる！」と大はしゃぎしていました。

館内の食事も充実しており、夕食は豪華なビュッフェスタイル。地元の海鮮や野菜を使った料理が並び、子ども用のメニューや食器、椅子なども完備されていました。わが家は普段は好き嫌いの多い子どもですが、このときは珍しく何度もおかわりに行くほど。大人も地酒とともに地元料理を堪能し、心もお腹も満たされました。

杉乃井ホテルはまさに「観光の延長にあるエンタメ空間」であり、パパママも心から楽しめる宿泊体験を提供してくれます。疲れを癒し、次の日も元気に観光を楽しむために、宿の選定は非常に重要。その意味でも、ここは心からおすすめできる宿でした。

子ども用アメニティも充実！家族にやさしい宿泊プランの詳細

宿泊施設を選ぶ際、特に小さな子どもがいる家庭では「子ども向けのサービスが整っているか」が大きなポイントになります。今回私たちが宿泊した杉乃井ホテルでは、その点でも安心できる配慮が随所に見られ、ストレスなく過ごすことができました。

まず、チェックイン時には子ども用のスリッパと歯ブラシ、ミニタオルのセットが手渡されました。キャラクター付きの可愛らしいデザインで、娘は「私専用のだ！」と喜び、自分から歯磨きに向かうという珍しい光景が見られました。また、部屋には子ども用の補助便座や踏み台なども用意されており、普段の生活と同じ感覚で過ごせるのは親にとっても大助かりです。

レストランでも子どもに優しい配慮が行き届いており、キッズ専用のビュッフェエリアにはミニサイズのハンバーグやカレー、ポテト、ゼリーなど、子どもが喜ぶメニューがずらり。アレルギー表示も丁寧にされており、スタッフに尋ねるとすぐに対応してくれる体制が整っていました。

また、客室の選択肢も豊富で、和洋室タイプやベッドガード付きの部屋、禁煙室など、ファミリー層に配慮された部屋が多く揃っています。事前予約の際に「子ども連れです」と伝えておけば、必要な備品をあらかじめ準備してくれる点もありがたかったです。

夜間、子どもが急に「耳が痛い」と言い出した時も、フロントに電話すると体温計や冷却シートをすぐに部屋まで届けてくれ、親としてはその対応の早さに安心感を覚えました。こうした細やかなサービスこそが、家族旅行を成功させる鍵だと思います。

旅先で子どもが安心して過ごせるということは、同時に親がリラックスできるということでもあります。杉乃井ホテルのように、家族旅行を「家族みんなが楽しめる体験」として支えてくれる宿は、今後もぜひ利用したいと思わせてくれました。

夜はイルミネーションと温泉プールでリゾート気分を満喫

地獄めぐりでたっぷりと遊び、温泉で体を癒したあとは、ホテルでの夜の時間も存分に楽しみました。杉乃井ホテルの魅力のひとつは、夜間にも“楽しみがある”ということ。特に子どもが目を輝かせたのが「イルミネーション」と「アクアガーデン」の夜の演出です。

まず、ホテルの敷地内には季節ごとに変わるイルミネーションが設置されており、春は花と光のコラボレーション、冬にはクリスマスをイメージした幻想的なライトアップが施されます。私たちが訪れたのは春休みのタイミングだったため、桜と連動したピンク色の光が広がっていて、子どもは「ここ、夢の国みたいだね！」と大はしゃぎ。

フォトスポットもいくつか用意されており、家族で写真を撮るにはぴったり。ライトアップされた小道を歩きながら、昼間とはまったく違う別府の表情を味わえたことが、とても印象的でした。

そしてもうひとつの目玉が、温泉プール「アクアガーデン」のナイトショーです。こちらは水着で入ることができる温泉施設で、家族全員で一緒に楽しめるスタイルが魅力。夜になると、音楽と連動して噴水が踊り、照明がリズミカルに変化する“噴水ショー”がスタートします。子どもはその迫力に目を丸くし、プールの中で拍手を送っていました。

このような夜のイベントは、子どもにとっては特別な“ご褒美タイム”であり、旅行全体の満足度を大きく引き上げてくれます。また、温泉でリラックスしながら楽しめるため、大人にとっても心地よい時間です。日中にたくさん歩いた疲れも、この時間がすべて癒してくれるようでした。

家族旅行においては、子どもが飽きずに楽しめることはもちろんですが、大人も一緒に「楽しい」と感じられる瞬間があることが非常に大切です。夜の演出がしっかりしている宿というのは、それだけで旅の価値が上がると実感しました。

「また行きたい！」を引き出すコツ：子連れ旅行を成功させる５つのポイント

旅行が終わったあと、子どもが「また行きたい！」と口にしてくれることほど、親にとってうれしいことはありません。今回の別府旅行では、まさにその言葉を何度も聞くことができました。振り返ってみると、子どもが満足してくれる旅行には、いくつかの大切なポイントがあると気づきました。ここでは、子連れ旅行を成功させるための５つのコツをご紹介します。

まずひとつ目は「体験を中心に旅程を組むこと」です。地獄めぐりのように、見て終わりではなく、触れたり聞いたりできる体験があることで、子どもの記憶にしっかりと残ります。蒸し卵を食べる、蒸気を感じる、湯の色を観察する――これらすべてが旅の中での“発見”になります。

二つ目は「移動時間を短く、スムーズにすること」。地獄めぐりの各スポットは比較的近く、観光タクシーやレンタカー、バスなど交通手段も充実しています。無理に長距離を移動することなく、ゆったりと観光を楽しめたことが、疲れすぎずに旅を楽しめた要因のひとつです。

三つ目は「こまめな休憩と食事を取り入れること」。観光の合間に立ち寄れるカフェや軽食の場所を事前に調べておいたことで、子どもがぐずることなく過ごせました。温泉プリンや地獄蒸しの卵といったご当地グルメも、旅を楽しくするアイテムです。

四つ目は「宿選びを慎重にすること」。今回の杉乃井ホテルのように、子ども向けのサービスが充実していて、かつ大人も満足できる設備が揃っている宿は、旅の充実度を大きく左右します。宿泊中にストレスを感じないというだけで、旅行の質が何倍にもなります。

最後の五つ目は「写真や思い出を一緒に振り返ること」。帰宅後に写真を見ながら会話をしたり、自由研究のテーマにするなどして、旅の余韻を大切にすると「また行きたいね」と自然に言葉が出てきます。これは旅が単なる“イベント”ではなく、心に残る“体験”になった証です。

これらのコツを意識するだけで、子どもが楽しめるだけでなく、大人も満足できる家族旅行が実現できます。今回の別府地獄めぐりは、そのすべてを叶えてくれる素晴らしい旅先でした。

別府地獄めぐりの旅、我が家のリアルなスケジュールと予算まとめ

今回の旅行は2泊3日のスケジュールで計画しました。移動手段は飛行機とレンタカーを組み合わせ、できるだけ効率よく観光できるようにしました。以下に、実際の行程と予算の目安をご紹介します。

【1日目】 午前：羽田空港から大分空港へ（約1時間半）
午後：レンタカーを借りて別府市内へ移動、地獄めぐり開始（血の池地獄・白池地獄など）
夕方：杉乃井ホテルにチェックイン
夜：ホテルのビュッフェで夕食＋棚湯でリラックス

【2日目】
午前：地獄めぐり続き（海地獄・かまど地獄・鬼石坊主地獄など）
午後：アクアガーデンやイルミネーション見学
夜：噴水ショーを楽しんでから部屋でゆっくり

【3日目】
午前：別府タワー周辺を散策、お土産購入
午後：大分空港へ移動し、帰路

旅費の内訳（家族3人：大人2名＋子ども1名）
・飛行機代（往復）：約60,000円
・レンタカー（2泊3日）：約15,000円
・ガソリン・駐車場代など：5,000円
・ホテル（2泊）：約70,000円（夕朝食付き）
・地獄めぐり共通券：大人1,800円×2、子ども900円＝4,500円
・食費・お土産・軽食など：15,000円

合計：約169,500円（1人あたり約56,500円）

思っていたよりもコスパが良く、満足度の高い旅行になりました。宿泊施設や交通手段の選び方次第では、さらに予算を抑えることも可能です。別府は観光地がコンパクトにまとまっているため、子連れには非常に効率的に回れる点も大きなメリットでした。

まとめ

別府地獄めぐりは、ただの観光地という枠を超えて、子どもにとっても大人にとっても「心に残る旅」を演出してくれる素晴らしい体験の場でした。初めは「地獄」という名前に少し構えていた子どもも、実際に訪れてみるとその好奇心を大きく刺激され、終始笑顔で旅を楽しんでいました。

それぞれの地獄が持つ独特の景観は、視覚的にも強い印象を与えてくれます。赤や青、白といった色とりどりの温泉は、まるで絵本の中の世界のようで、子どもにとっては遊園地以上にワクワクする場所だったようです。さらに、湯けむりに包まれた景色や蒸気を利用した実演体験など、視覚・聴覚・嗅覚・触覚すべてで楽しめる構成は、自然の力を学ぶ教育的な側面もありました。

宿泊先として選んだ杉乃井ホテルも、ファミリー旅行には最適な環境が整っており、安心感とともにリゾート気分を味わえる特別な空間でした。温泉・食事・イルミネーション・アクティビティのどれをとっても高水準で、親も子どももそれぞれの楽しみを持って過ごすことができたのは、家族全員にとって大きな満足につながりました。

旅行中のスケジュールも無理がなく、適度に休憩を挟みながら回れる別府の地形は、子連れ旅行には本当にありがたいものでした。また、食事の選択肢も豊富で、地元の味覚を取り入れながらも子どもが喜ぶメニューが多かった点も評価できます。

「また行きたい！」という言葉は、旅の内容がいかに充実していたかの証です。親としても、子どもが楽しかっただけでなく、新しいことを学び、感動し、自分から「またあそこに行きたい」と言ってくれるのは何よりの成果でした。

旅行を通して得た思い出や学びは、家族の絆を深め、日常に戻ってからも話題の種となってくれます。別府地獄めぐりは、そんな「家族の大切な時間」を彩ってくれる、かけがえのない旅先でした。