「ジブリパークに行きたい！」が叶う週末旅行プラン完全ガイド【名古屋発】

ジブリパークってどんなところ？知っておきたい基本情報

ジブリパークは、愛知県長久手市にある「愛・地球博記念公園（モリコロパーク）」内に誕生した、スタジオジブリ作品の世界観を体感できるテーマパークです。2022年11月に開業し、日本全国だけでなく海外からも注目を集める観光スポットとなっています。ジブリの名作を実際に“歩いて”楽しめるこの場所は、ディズニーやUSJのような大型アトラクションはありませんが、その分、細部までこだわり抜かれた美術や空間演出によって、まるで映画の中に入り込んだような没入感が味わえるのが魅力です。

園内には「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」「もののけの里」「魔女の谷」といった5つのエリアがあり、それぞれ異なる作品の世界を再現しています。たとえば「ジブリの大倉庫」では、巨大なネコバスに乗れたり、ジブリ作品の名シーンを再現した展示を見ることができたりと、子どもだけでなく大人も夢中になります。「どんどこ森」は『となりのトトロ』の世界観をベースにしたエリアで、実際に“サツキとメイの家”を見学することができます。

また、一般的なテーマパークと違い、混雑を避けるためにエリアごとに日時指定のチケットが必要となっており、じっくりと過ごせるのも特徴です。せわしなく歩き回るというよりも、「作品を感じる」「風景を楽しむ」「余白を味わう」といった日本的な美意識が込められている空間づくりがなされています。

子どもにとっては、アニメの世界に入り込めるワクワク感があり、大人にとっては懐かしさと感動が入り混じる癒しの場。まさに親子で共有できる特別な時間が過ごせる場所といえるでしょう。

名古屋発・ジブリパークへのアクセス方法と所要時間

名古屋市内からジブリパークがある「愛・地球博記念公園」へは、公共交通機関と車のどちらでもアクセス可能です。どちらを選ぶかは、子どもの年齢や荷物の多さ、日程の都合によって決めるとよいでしょう。

まず電車でのアクセスですが、名古屋駅から地下鉄東山線に乗って「藤が丘駅」まで向かい、そこからリニモ（東部丘陵線）に乗り換えて「愛・地球博記念公園駅」で下車します。乗り換え時間を含めて、全体で約50分程度です。リニモはモノレールのような車両で、景色もよく、子どもたちにとっては移動時間も楽しみのひとつになります。

車で向かう場合は、名古屋市中心部から東名高速道路や名古屋瀬戸道路を経由して約40分～1時間程度。ただし、休日や大型連休は渋滞することがあるため、早めに出発するのがおすすめです。また、現地には有料駐車場がありますが、混雑時は満車になることもあるので、可能なら午前中の早い時間帯に到着すると安心です。

子連れでの移動を考慮すると、電車移動の方が時間が読みやすく、ベビーカーを持ち込むことも可能です。名古屋駅周辺や藤が丘駅にはエレベーターやエスカレーターが整備されており、乗り換えもそれほど苦になりません。また、リニモ車内には多目的スペースも設けられており、車いすやベビーカー利用のファミリーにも配慮されています。

名古屋からのアクセスの良さは、週末のちょっとした旅行にもぴったり。日帰りも可能ですが、翌日までゆったり楽しむためには宿泊を検討するのもおすすめです。アクセス面での不安が少ないからこそ、気軽に計画を立てられるのがジブリパークの魅力のひとつです。

チケットの取り方と注意点：スムーズに入場するためのコツ

ジブリパークは完全予約制で、入場には事前にチケットを購入する必要があります。当日券の販売は原則行っていないため、訪れる前に必ず公式販売サイト「Boo-Wooチケット」や「ローソンチケット」で購入しておくことが大前提となります。特に土日祝日や長期休暇中は人気が集中しやすく、希望の日時に予約を取るには早めの計画が欠かせません。

チケットはエリアごとの入場券になっており、「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」「青春の丘」「もののけの里」「魔女の谷」それぞれに個別のチケットが設定されています。全エリア共通のパスは存在しないため、「どのエリアに行くか」「どんな順番で回るか」を事前にしっかり考えておく必要があります。小さな子どもがいる家庭では、無理なく1日2〜3エリアに絞るのが現実的です。

販売開始は毎月10日（10:00～）に翌々月分が一斉に発売されます。たとえば、3月10日には5月分のチケットが購入可能になります。販売開始直後はアクセスが集中し、サイトにつながりにくくなる場合もあるため、時間前にログインして待機しておくのがおすすめです。

また、チケットには時間指定がある点にも注意しましょう。エリアごとに入場可能な時間が決まっており、たとえば「ジブリの大倉庫は13:00～」のように設定されているため、当日のスケジュールにも影響します。移動や食事の時間を考慮して、無理のないタイムテーブルを組むことが成功の鍵です。

キャンセルや変更も制限があるため、急な体調不良などが心配な子連れ家庭では、直前での予約よりも体調管理を見越した余裕あるスケジュール調整が重要です。なお、小学生以下は保護者の同伴が必要で、3歳以下の子どもは無料で入場できますが、それでも人数に含まれる場合があるため、公式サイトの案内をしっかり確認しておくと安心です。

園内の見どころを徹底紹介！子どもが喜ぶエリア別おすすめスポット

ジブリパークには5つのエリアがあり、それぞれが異なる作品の世界観を再現しているため、どのエリアにも魅力がありますが、特に子どもが喜ぶスポットをピックアップして紹介します。

まず「ジブリの大倉庫」はパーク最大の屋内施設で、天候に左右されず楽しめる点も魅力の一つです。ここには『となりのトトロ』のネコバスルームがあり、小学生以下の子どもが実際にネコバスに乗って遊ぶことができます。ふわふわの座面や顔の表情に大興奮する子も多く、まさに夢のような空間です。また、映画のワンシーンを立体的に再現した「ジブリのなりきり名場面展」は、親子で写真を撮るスポットとしても人気です。

次に「どんどこ森」では、『となりのトトロ』に登場する「サツキとメイの家」が完全再現されており、中に入って当時の暮らしを体験することができます。畳の匂いやちゃぶ台、井戸など、昭和レトロな雰囲気に大人も懐かしさを感じつつ、子どもはアニメと同じ空間にいることにワクワクが止まりません。森の中を歩く散策路もあり、自然と触れ合いながら作品の世界を感じられるエリアです。

「青春の丘」は『耳をすませば』の世界観を再現しており、天沢聖司が働いていたアンティークショップ「地球屋」などが見どころ。少し大きなお子さんや、ストーリー性のある作品に興味を持ち始めた年齢層にとっては、じっくりと物語の余韻に浸れる場所です。

2024年に新設された「魔女の谷」も、子どもにとって魅力的な要素が満載です。『ハウルの動く城』や『魔女の宅急便』をテーマにした建物や遊具が並び、メルヘンな街並みの中で写真を撮ったり、お土産を探したりするのも楽しい時間になります。

「もののけの里」はややシリアスな雰囲気ですが、和風の建物や大きなイノシシ像など、インパクトのある展示が多く、子どもの興味を引く要素もたくさんあります。

全体として、ジブリパークは歩いて回る形式で、派手な乗り物はありませんが、その分「じっくり楽しむ」「五感で感じる」ことができるテーマパーク。特に子どもにとっては、アニメの世界が現実に広がる感覚が何よりの体験になります。

お昼はどうする？子連れに優しいパーク内＆周辺のランチ情報

ジブリパークでのランチは、事前にしっかり計画しておくとスムーズです。パーク内にレストランやカフェはありますが、混雑する時間帯にはかなりの待ち時間が発生することもあります。特に子ども連れの場合、空腹で不機嫌になる前に、効率よくお昼を済ませるのがポイントです。

パーク内での一番人気は「カフェ 大陸横断飛行（カフェ・フライング・マシーン）」です。ここでは、映画『紅の豚』に登場するような飛行機をモチーフにした内装の中で、オリジナルメニューが楽しめます。キッズメニューも用意されており、味も見た目も楽しめるので子どもたちに大人気です。ただし、昼時は混雑するので、できれば11時台に早めに訪れるか、ピークを避けた時間に調整するのが賢明です。

もう一つの選択肢は、パーク外に出て、モリコロパーク周辺の飲食店を利用する方法です。公園内には「サツキとメイの家」から歩いてすぐの場所にある「地球市民交流センター」という施設があり、その中にはリーズナブルな価格帯のレストランがあります。ベビーチェアの用意や離乳食の持ち込みにも対応しており、ファミリー層にとって安心して利用できる環境が整っています。

また、公園内には芝生やベンチが点在しており、天気が良ければお弁当を持参してピクニックスタイルでランチを楽しむのもおすすめです。地元のデパ地下や名古屋駅のコンビニで購入したおにぎりやサンドイッチを持ち込む家族も多く、自由度の高い過ごし方が可能です。ゴミ箱の数が限られているため、食べ終わったゴミは各自で持ち帰るマナーを忘れずに。

さらに、モリコロパークの外に出れば、車で5分ほどの範囲にファミリーレストランやラーメン店、ファストフード店なども点在しています。特に子どもが好きなメニューが揃っている店舗を事前にリサーチしておくと、当日慌てずに済みます。

このように、ジブリパークでのランチは、園内外の選択肢を柔軟に考えながら、その日の気分や子どもの状態に合わせて調整できるようにしておくのがベストです。無理のないタイミングで、美味しい食事を楽しんで、午後の散策に備えましょう。

雨の日でも安心！屋内で楽しめるジブリパークの魅力

せっかくの旅行が雨予報だと、親としてはどうしても心配になりますが、ジブリパークは屋内施設が充実しているため、雨の日でも十分に楽しめる場所です。特に「ジブリの大倉庫」は全体が屋根付きの建物で構成されており、天気に左右されずゆっくりと見学できます。

「ジブリの大倉庫」には、展示スペースのほかに「映像展示室オリヲン座」と呼ばれるミニシアターがあり、ここではジブリの短編作品が定期的に上映されています。上映作品は月ごとに異なり、映画館では見ることができない貴重なラインナップとなっており、座って落ち着いて鑑賞できるため、雨で少し疲れた子どもにもぴったりの休憩スポットです。

また、屋内にはショップやカフェも充実しており、雨を気にせずにグッズを選んだり、お茶をしながら一息つくことも可能です。ジブリグッズの数々は、普段目にすることのないアイテムが揃っており、見ているだけでも楽しくなります。子どもたちには、ぬいぐるみや文房具などが人気で、自分へのお土産を選ぶ時間もまた特別な体験になります。

さらに、大倉庫内の「子どもエリア」では、小学生以下の子どもを対象にした体験型の展示や遊び場も設けられています。例えば、ネコバスルームやキャラクターの世界を体感できるセットは、触れたり動かしたりすることができ、雨でも身体を使って楽しめる仕掛けが満載です。雨で外の移動が制限されても、このエリアだけで数時間は過ごせるほど内容が濃く、親も安心して子どもを遊ばせることができます。

万が一、傘を忘れた場合でも、園内の売店ではオリジナルデザインの傘が販売されており、急な雨でも対応可能です。また、各エリア間の移動時に少し濡れてしまう場合を想定して、レインコートや折りたたみ傘を持っていくとより安心です。

ジブリパークは、作品の世界観を大切にするテーマパークなので、雨の日はむしろ幻想的な雰囲気が増すという声もあります。霧がかった森やしっとりと濡れた石畳が、まるでアニメのワンシーンのように感じられ、雨の日ならではの楽しみ方ができるのも、ジブリパークならではの魅力です。

ベビーカー・おむつ替え・授乳室…子連れ旅行の不安を解消する設備まとめ

小さな子どもを連れての旅行は、楽しい反面、心配もつきものです。特に「ベビーカーは使えるのか？」「おむつ替えや授乳はどこでできるのか？」といった設備面の不安は、事前にしっかり確認しておくことで、当日をより快適に過ごすことができます。ジブリパークでは子連れファミリーへの配慮が随所に見られ、安心して訪れることができる環境が整っています。

まずベビーカーの使用についてですが、ジブリパーク内では基本的にベビーカーの持ち込みが可能です。ただし、エリアによっては段差や坂道が多い場所もあるため、軽量タイプや折りたたみがしやすいタイプが便利です。「どんどこ森」や「もののけの里」などの自然豊かなエリアでは、舗装されていない小道を歩くシーンもあるため、ベビーカーよりも抱っこひもを併用するのがおすすめです。

次に、おむつ替えスペースについて。各エリアに設けられた多目的トイレには、おむつ替え台が備えられています。特に「ジブリの大倉庫」内のトイレは広く清潔に保たれており、ベビーカーごと入れる個室もあり、使い勝手が非常に良いと好評です。また、おむつやおしりふきなどの消耗品も一部売店で購入可能なので、万が一忘れてしまっても安心です。

授乳室についても、複数箇所に設置されており、冷暖房完備の個室タイプで、落ち着いた環境の中で授乳ができます。ミルク用のお湯が使える給湯設備も整っており、粉ミルク派の親御さんにも優しい配慮がされています。授乳室の場所については、来園時に配布されるマップや園内の案内表示で確認できるほか、スタッフに尋ねれば丁寧に案内してくれます。

また、パーク内は全体的に段差が少なく、スロープやエレベーターが整備されているため、ベビーカーだけでなく、車いす利用者にもやさしい構造になっています。そのため、祖父母も一緒に三世代で楽しめる旅行先としても人気が高まっています。

もし荷物が多くなってしまった場合は、「愛・地球博記念公園駅」や園内のロッカーを利用するのも便利です。サイズも豊富で、ベビーバッグや上着などを一時的に預けて身軽に行動することができます。

このように、ジブリパークでは小さな子どもを連れた旅行者にとって必要な設備がしっかり整っており、不安なく1日を過ごすことができます。事前に情報を把握し、必要な持ち物を準備しておくことで、当日は親子ともに快適で楽しい時間を満喫できるはずです。

パークのあとはここも寄りたい！愛・地球博記念公園の楽しみ方

ジブリパークが位置する「愛・地球博記念公園（モリコロパーク）」は、その名の通り、2005年に開催された「愛・地球博」の会場跡地を整備した広大な都市公園です。ジブリパークの外にも、自然・遊具・文化施設など家族で楽しめるスポットが豊富に揃っており、せっかく訪れたならパークだけで終わらせるのはもったいない場所です。

公園全体は約200ヘクタールという広さで、敷地内には芝生広場や大きな池、森林に囲まれた散策路などが点在しています。子どもたちが自由に走り回れる開放的な空間で、ジブリパーク内の観覧で少し緊張気味だった子どもも、ここでリフレッシュできます。天気が良い日には、レジャーシートを広げてピクニックを楽しむ家族連れの姿も多く見られます。

また、公園内の「児童総合センター」は、室内で体を使って遊べる大型のプレイスペースで、天候に関係なく元気いっぱいに遊ぶことができます。巨大なネット遊具やすべり台、木製の知育玩具などがあり、未就学児から小学生まで幅広い年齢層の子どもが楽しめる構成となっています。入館料もリーズナブルで、時間を気にせず遊ばせるにはぴったりの場所です。

さらに、公園には「サイクリングコース」や「温水プール」「スケート場」など、アクティブ派の子どもにも嬉しい施設が整っています。春には桜、秋には紅葉が美しく、季節ごとの自然に触れながらのんびりと散歩するだけでも心が癒されます。

時間に余裕があれば、「愛・地球博記念館」にも立ち寄ってみるのがおすすめです。当時の万博の記録や展示があり、大人も楽しめる内容となっています。特に地球環境や未来について考える展示は、子どもにとっても良い学びの機会になるかもしれません。

ジブリパークと合わせて「モリコロパーク」全体を楽しむことで、1日では足りないほどの充実した親子時間が過ごせます。予定に少し余白を残しておいて、子どもの興味や体力に応じて行き先を決めるのも、旅の楽しみ方のひとつです。

名古屋で一泊するならココ！子どもに優しいホテルおすすめ3選

ジブリパークを思いきり楽しむなら、名古屋市内に一泊するプランもおすすめです。特に小さな子どもを連れての遠出では、帰りの移動を急がず、ゆったりとしたスケジュールにすることで、子どもの負担を軽減できます。ここでは、家族連れに人気の、子どもに優しい名古屋市内のホテルを3つ厳選してご紹介します。

まず最初にご紹介するのは「名古屋プリンスホテル スカイタワー」。名古屋駅から1駅の「ささしまライブ駅」直結で、アクセス抜群の立地です。地上31階に位置する高層ホテルで、部屋から名古屋の夜景を一望できるのも魅力のひとつ。ファミリールームも完備されており、ベッドガードや子ども用パジャマ、歯ブラシなどのアメニティが揃っています。朝食ブッフェではキッズコーナーもあり、子どもが楽しめる工夫が満載です。

次におすすめなのが、「名古屋マリオットアソシアホテル」。名古屋駅直結で移動が少なく、重い荷物やベビーカーがあっても安心。こちらのホテルでは、ベビーベッドや加湿器、空気清浄機の貸し出しが可能で、授乳中のママやアレルギーを気にする家庭にも好評です。スタッフの対応も丁寧で、家族連れに慣れている印象があり、落ち着いた滞在ができます。ホテル内にはプールやフィットネスもあり、ちょっとした非日常感も味わえます。

最後にご紹介するのは、カジュアルに泊まりたい方にぴったりの「三交イン名古屋新幹線口ANNEX」。こちらは比較的新しいビジネスホテルですが、リーズナブルな価格で快適な滞在ができると話題です。特に注目なのが、無料で利用できる大浴場。旅の疲れを癒すには最適で、子どもと一緒に広いお風呂に入るのが楽しみというファミリーも少なくありません。コンビニが徒歩すぐの距離にあり、急な買い物にも困りません。

どのホテルも子連れ対応がしっかりしているため、安心して滞在できます。旅行の最後は、快適なホテルでしっかり休んで、翌日に余裕をもって帰路につくのが理想的です。名古屋には他にも魅力的な宿泊施設がたくさんありますが、「アクセスの良さ」「子どもへの配慮」「価格帯」の3点を軸に選べば、大きな失敗はありません。

週末2日で大満足！名古屋発ジブリパーク親子旅行モデルプラン

限られた週末を使っての旅行は、効率よく動きながらも、無理のないスケジュールを立てることがポイントです。ここでは、名古屋を起点にした1泊2日のジブリパーク親子旅行のモデルプランをご紹介します。年齢や体力に応じて柔軟にアレンジできるように、ゆとりある流れを意識しています。

＜1日目：名古屋到着〜ジブリパーク満喫＞

9:00 名古屋駅に到着
9:30 地下鉄東山線〜リニモ経由で「愛・地球博記念公園駅」へ
10:30 ジブリパーク到着、「ジブリの大倉庫」入場
12:00 パーク内で昼食（フライング・マシーンカフェまたはピクニック）
13:30 「どんどこ森」または「青春の丘」を訪問
15:30 「ジブリの大倉庫」に戻り、ショップや展示を再鑑賞
17:00 パークを出てモリコロパーク内を少し散策
18:30 名古屋市内のホテルにチェックイン
19:00 近隣のレストランで夕食
21:00 お風呂と就寝準備、ゆったり休む

＜2日目：名古屋観光と帰宅＞

8:00 ホテルで朝食
9:30 名古屋市科学館または名古屋港水族館へ移動（子どもが喜ぶ定番スポット）
12:00 館内または周辺で昼食
14:00 名古屋駅でおみやげを購入
15:00 新幹線または車で帰宅の途へ

このモデルプランは、移動に無理がなく、子どもの集中力や体力を考慮した構成になっています。また、2日目に名古屋観光を組み込むことで、ジブリパーク以外の思い出も作れるバランスのよい内容です。もちろん、パークをもっと堪能したい場合は、2日間とも訪問するのもアリ。事前の予約と体調管理を万全にして、家族全員が笑顔になれる旅を目指しましょう。

おみやげはコレで決まり！限定グッズやおすすめショップ紹介

旅の最後の楽しみといえば、やっぱりおみやげ選び。ジブリパークでは、ここでしか手に入らない限定グッズやファン垂涎のアイテムが多数揃っています。子どもが喜ぶぬいぐるみや文房具はもちろん、大人が欲しくなるようなデザイン雑貨や食品も豊富で、家族みんなでわくわくしながら選べるのも魅力です。

ジブリパーク内には複数のショップがありますが、特に品ぞろえが豊富なのは「ジブリの大倉庫」内にある大型ショップ「冒険飛行団」です。このショップでは、キャラクターグッズを中心に、バッグやキーホルダー、ポストカード、陶器などさまざまな商品が並びます。ネコバスやトトロ、カオナシといった人気キャラクターはもちろん、比較的マニアックなキャラまで網羅されていて、ジブリファンなら時間を忘れて見入ってしまうほどです。

子ども向けのおみやげとして人気なのは、やはり「ネコバス」のぬいぐるみや、「まっくろくろすけ」のストラップ、小さなトトロのフィギュアなど。どれも肌触りや素材感にこだわって作られており、安全性の面でも安心です。また、子どもが学校や園で使える文房具類、たとえばキャラクター入りの鉛筆やメモ帳、ランチクロスなども喜ばれています。

お菓子や食品系のおみやげも充実しています。「トトロのクッキー缶」や「湯婆婆の飴缶」など、パッケージだけで飾りたくなるような商品が多く、味も本格的。友人や親戚へのおすそ分けにもぴったりです。最近では、オリジナルデザインのエコバッグやタンブラーも人気で、実用性とデザイン性を兼ね備えた商品として大人にも支持されています。

注意点としては、限定グッズは人気が集中しやすく、時間帯や時期によっては品切れになることもあるということ。特に午前中のうちに訪れると、比較的スムーズにお買い物が楽しめます。また、まとめ買いをした場合の配送サービスも一部対応しているので、大きなおみやげを抱えて歩きたくない方には便利です。

買い物をする中で、子どもが「これ欲しい！」と声を上げる場面はたくさんあるでしょう。事前に「ひとつだけ選ぼうね」などのルールを決めておくと、トラブルも防げますし、自分で選ぶ体験も子どもにとっては思い出の一部になります。

おみやげ選びは、旅の余韻を持ち帰る大切な時間。ジブリパークのショップは、その世界観ごと心に残る体験を提供してくれる、まさに“もうひとつのアトラクション”です。

実際に行ってわかった！子連れジブリパークの感動エピソードとリアルな声

実際にジブリパークを訪れた親子の体験談には、「行ってよかった！」という声が多く寄せられています。中には、子どもの想像力や感性が刺激され、思わぬ成長のきっかけになったというエピソードもあり、ただの観光ではない“深い体験”ができる場所であることが伝わってきます。

たとえば、ある5歳の男の子は、『となりのトトロ』を何度も見ていたこともあり、「サツキとメイの家」を目の前にしたとたん、「本当にここに住んでたんだね！」と目を輝かせていたそうです。家の中の細かい作り込みに「ここに牛乳入ってるね」と気づいたり、「お風呂に入ってみたい！」と言ったり、まるで自分が登場人物になったようなリアクションを見せてくれたという話も印象的でした。

また、別の家族では、小学生の娘さんが「魔女の谷」で見たキキの家に感動し、「将来、パン屋さんになりたい」と言い出したとのこと。映画の世界観を現実の場所として体感することで、子どもたちの内面にある“なりたい自分”が芽生える瞬間に立ち会えたと、親御さんが嬉しそうに語っていました。

さらに、パークのスタッフの対応に感動したという声も多く見られます。道に迷って困っていた親子に対して、丁寧に地図を広げて説明してくれたり、疲れ気味の子どもに優しく声をかけてくれたりと、まるでジブリ作品に登場する“優しい大人たち”そのもののような接客だったという話も寄せられています。

親側からの視点でも、「派手なアトラクションがなくても、子どもは十分に楽しめる」「子どもの世界に入り込むような感覚が新鮮だった」といった声があり、家族でのコミュニケーションが深まったと実感する方が多いようです。中には、「日常ではなかなか見られない表情を見せてくれて、ちょっと涙が出そうになった」と語るお母さんもいました。

これらのエピソードは、ジブリパークがただのレジャー施設ではなく、“家族の絆を感じる場所”であることを物語っています。子どもが喜ぶ姿を見たい、特別な時間を共有したい――そんな気持ちで訪れるなら、きっと忘れられない思い出が残るはずです。

まとめ

ジブリパークは、スタジオジブリの世界観を体で感じ、心で味わえる特別な場所です。子どもにとってはアニメの中に入るような非日常体験ができ、大人にとっては懐かしさや感動を再確認する場となります。名古屋からのアクセスも良く、週末を利用した1泊2日の旅行にも最適です。

チケットの事前予約やスケジュールの工夫、子ども連れに配慮された設備、そして雨の日でも楽しめる充実した屋内施設など、事前準備をしっかりすればするほど快適に楽しめるのも魅力です。また、周辺のモリコロパークや名古屋市内の観光、宿泊施設との組み合わせで、旅の満足度はさらに高まります。

何よりも、ジブリパークで過ごす時間は、親子の思い出を深く刻み込むものになるでしょう。「ジブリの世界で一緒に遊んだね」と、何年経っても語り合えるような宝物のような記憶が、ここでは確かに生まれます。この記事を参考に、ぜひあなたの家族にぴったりのジブリ旅行を計画してみてください。