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「USJより楽しいかも!」親子で行ってよかった鳥取砂丘のアクティビティ満喫プラン
子どもとの旅行先を選ぶとき、「楽しい」だけでなく「記憶に残る特別な体験」ができる場所を探しているご家族も多いのではないでしょうか。そんな中、意外にも注目されているのが鳥取県にある「鳥取砂丘」です。「砂しかないんじゃ?」と思われがちですが、実際に行ってみるとその印象は大きく変わります。とにかくスケールが大きく、広大な砂の大地が目の前に広がる光景は、まるで海外の砂漠地帯に来たかのよう。子どもたちは走り回ったり、砂の斜面を転げ落ちたり、普段の生活では味わえない自然の中での自由な遊びを満喫できます。
「USJのような派手さはないけれど、身体全体で自然を感じられる体験は、むしろこっちのほうがいいかも」という親の声も少なくありません。特に都会育ちの子どもたちにとっては、見たこともない広大な砂の風景は大冒険そのもの。スマホやゲームから一旦離れて、家族全員で自然の中に飛び込むことができるのです。さらに、アクセスも意外と悪くありません。鳥取駅から車で約20分。空港からも近いため、1泊2日程度の短期旅行でも十分楽しめます。観光地として整備されていながらも、混雑はそこまで激しくないため、小さな子ども連れでも安心して行動できるのも魅力です。
では、実際にどんなアクティビティがあるのか、ここからは「子どもが本当に楽しめた」体験を具体的にご紹介していきます。
子どもが夢中になる砂丘アクティビティとは?
鳥取砂丘でまず体験してほしいのが「砂丘すべり」です。これは傾斜のある砂の斜面をソリに乗って滑り降りるアクティビティで、大人も子どもも大はしゃぎ間違いなし。特に小学校低学年くらいの子どもには大好評で、「もう1回やりたい!」と何度も挑戦したくなるほど楽しい体験です。滑り台とは違い、自然の地形を活かしているため、同じ場所でも毎回滑り方が違ってくるのも魅力です。
また、砂丘をラクダに乗って歩くこともできます。鳥取砂丘といえば「ラクダ」が有名で、観光客の記念写真としても定番。実際に乗ってみると意外と高く、子どもたちは最初少し緊張するかもしれませんが、それがまた冒険心をくすぐります。親子で並んでラクダに揺られながら砂の海を渡る感覚は、まるでアラビアンナイトの世界に入り込んだような気分に。もちろん安全面も配慮されていて、係の方が付き添ってくれるので安心して楽しめます。
さらに、最近人気が高まっているのが「サンドアート体験」です。砂を使ってオリジナルの作品を作るアクティビティで、創造力を刺激するので知育的な要素もあります。スタッフが丁寧に教えてくれるため、小さな子どもでも安心。作品は写真に撮って思い出に残すことができ、親としても子どもの成長を実感できる貴重な時間になります。
鳥取砂丘コナン空港と周辺施設での楽しみ方
鳥取砂丘から車で15分ほどの距離にある「鳥取砂丘コナン空港」も、子連れ旅行には見逃せないスポットです。この空港はその名の通り、名探偵コナンの作者・青山剛昌さんの出身地であることから、空港内外にコナン関連の展示やオブジェがたくさんあります。空港に到着した瞬間から、まるでコナンの世界に入り込んだような雰囲気に包まれるため、アニメ好きなお子さんにはたまらないはずです。
空港の中にはコナンの等身大フィギュアやミニシアター、オリジナルグッズが揃うショップもあり、出発前のちょっとした時間つぶしにもぴったり。親としても、空港にこれだけのエンタメ要素があると、移動中の子どものぐずりを防げて助かります。さらに空港周辺にはカフェやレストランも充実しており、地元の新鮮な魚介を使ったランチやスイーツを楽しむことができます。
また、空港から少し足を伸ばせば「鳥取砂丘こどもの国」という、屋外型の大規模な子ども向け施設もあります。アスレチックや乗り物遊具、工作コーナーなどが揃っていて、雨の日でも安心して遊べる屋内施設も完備。自然と遊びが一体になったような空間なので、思いっきり体を動かしたい子どもたちにとっては最高の場所です。大人用の休憩スペースもあるため、親も安心して過ごせます。
これらの施設を上手に組み合わせれば、1日では回りきれないほどの充実した旅行プランが完成します。子どもの好奇心とエネルギーを最大限に引き出すには、こうしたアクティビティと場所の選び方がカギになります。
地元グルメで家族全員が満足!鳥取の味覚も楽しもう
旅の楽しみといえば、やはり「食」。鳥取は日本海に面しているため、新鮮な海の幸が豊富です。特に冬の時期に訪れるのであれば、「松葉ガニ」はぜひ味わっておきたい逸品。鳥取港や賀露港周辺には地元民にも愛される食堂が点在しており、リーズナブルな価格で極上の海鮮料理が楽しめます。子どもにとっても、普段食べ慣れない「本物の味」を体験できるチャンスです。
とはいえ、小さな子どもがいると、生ものは避けたいという家庭もあるかもしれません。そんなときは、地元産の野菜や鳥取和牛を使ったカレーやハンバーグなど、家族向けのレストランも多数あるので安心してください。特に「すなば珈琲」は、鳥取県がスターバックス未進出の時代に県知事が「うちにはすなば(砂場)がある」と発言したことから誕生したユニークなカフェで、子連れにも優しいメニューが揃っています。
デザートには「梨ソフトクリーム」や「白バラ牛乳のジェラート」など、鳥取ならではの甘味もおすすめ。旅の途中でちょっと一息つくにもぴったりで、子どもたちも喜ぶこと間違いなしです。食事の時間をただの腹ごしらえで終わらせず、「ご当地グルメを一緒に体験する」ことが、親子の旅行の記憶をより深いものにしてくれるでしょう。
家族旅行の拠点におすすめの宿泊施設
鳥取砂丘周辺には、子連れ旅行に適した宿泊施設も豊富にあります。まず注目したいのが、砂丘からアクセスしやすい「休暇村鳥取砂丘」。ここは自然に囲まれた立地にありながら、設備が非常に整っているため、初めての家族旅行でも安心して過ごすことができます。広々とした和室は小さなお子さん連れに人気で、布団で川の字になって眠れるのも旅行ならではの楽しみです。加えて、館内には子ども向けの絵本コーナーやキッズスペースもあり、移動で疲れたあとにゆっくり過ごすにはぴったりの環境です。
また、温泉を備えた宿も多くあります。例えば「皆生温泉」までは車で1時間ほどですが、そこまで足を伸ばせば、親も日々の疲れを癒やせるリラックス空間が待っています。露天風呂付きの部屋がある旅館もあり、プライベートな空間で子どもと一緒に温泉を楽しむことができます。温泉旅行というと子どもには退屈なイメージがあるかもしれませんが、実際には浴衣体験や館内ゲームコーナーなど、思った以上に子どもが楽しめる仕掛けが揃っている宿が多いです。
さらに最近では、グランピングやコテージといった自然と近い形の宿泊スタイルも人気です。鳥取県内には、砂丘近くにキャンプ場がいくつかあり、手ぶらでキャンプを体験できるプランもあります。夜は満天の星空の下でバーベキューを楽しんだり、焚き火を囲んで家族団らんの時間を過ごしたりと、普段の生活では味わえない非日常が広がります。こうしたアウトドア体験は、子どもの自主性や好奇心を刺激するだけでなく、親子の絆を深める絶好の機会にもなるでしょう。
どの宿を選ぶにしても、「子どもが退屈しないか」「親が安心して休めるか」の両方を基準に選ぶのがポイントです。事前に施設のウェブサイトで設備やサービス内容をしっかり確認し、予約することで、現地でのストレスを最小限に抑えることができます。
旅行前に準備しておくべきポイントと持ち物
鳥取砂丘旅行は屋外での活動が中心になるため、事前の準備がとても大切です。まず、服装についてですが、砂丘は日差しを遮るものがほとんどないため、夏場であれば帽子や日焼け止めは必須です。砂の照り返しも強いため、サングラスがあると子どもも快適に過ごせます。反対に冬は風が非常に強く、体感温度がかなり低くなるため、防寒具や風を通さないジャケットが重宝します。
足元も要注意ポイントです。ビーチサンダルやクロックスでは砂が入りやすく、歩きにくいことがあります。特に砂丘の急な傾斜を登る際には、かかとが固定される運動靴のような靴が最適です。子どもが転びにくく、長時間歩いても疲れにくい靴を選ぶことが大切です。また、替えの靴下やタオル、ウェットティッシュなども持参すると、ちょっとした汚れや砂の処理がしやすくなります。
飲み物や軽食も忘れずに用意しておきましょう。砂丘の中には売店が少ないため、小さな子どもが急にお腹を空かせてもすぐに対応できるよう、行動食を準備しておくと安心です。また、虫刺されや擦り傷への対策として、応急処置ができる救急セットもあると便利です。
さらに、ラクダ乗り体験やサンドアート体験など、一部のアクティビティには事前予約が必要なものもあります。旅行前には公式サイトをチェックし、体験したい内容を事前に決めておくとスムーズに行動できます。天候によっては中止される場合もあるため、代替プランも用意しておくと良いでしょう。
家族全員が気持ちよく旅行を楽しむためには、こうしたちょっとした準備が旅全体の快適さに直結します。慌てることなく、安心して楽しめる旅行を実現させましょう。
まとめ
鳥取砂丘は、そのスケールの大きさと自然の力強さを体感できる、まさに“冒険心”をくすぐる場所です。派手なアトラクションはありませんが、子どもたちにとっては全身で遊べる最高のフィールド。砂丘すべりやラクダ体験、サンドアートなど、身体と感性の両方を刺激するアクティビティが揃っており、遊園地とはまた違った「本物の体験」ができます。
また、周辺の「鳥取砂丘コナン空港」や「こどもの国」など、家族で楽しめるスポットも充実しており、1泊2日からでも十分満足できる旅になります。さらに、子ども連れに優しい宿泊施設や、地元ならではのグルメも揃っているため、旅の充実度は非常に高いです。
旅行前の準備としては、服装や持ち物をしっかり整え、現地での行動がスムーズにいくような事前調査も忘れずに。特に天候や季節によって持ち物の優先度が変わるため、しっかりと情報収集をしたうえでプランを立てることが、楽しい旅にするための秘訣です。
「USJより楽しいかも!」という声も納得の、鳥取砂丘での家族旅行。子どもの目が輝く瞬間がたくさん詰まった、特別な思い出作りにぴったりの場所です。次の旅行先に悩んでいる方は、ぜひ候補のひとつとして検討してみてください。静かで、広くて、自然がいっぱいの鳥取砂丘で、親子で最高の時間を過ごしてみませんか?