目次(もくじ)
- 1 家族で行くジブリパーク旅行!子どもが笑顔になる2泊3日の旅へ出発
- 2 愛知県ってどんなところ?ジブリパークのある長久手市の魅力とは
- 3 旅の拠点はここで決まり!子連れに優しいおすすめ宿泊施設3選
- 4 初日は移動と下準備!ジブリパークに向けて気分を高めるプチ観光スポット
- 5 いよいよジブリの世界へ!ジブリパークのチケット予約と入場のコツ
- 6 子どもが喜ぶ!「どんどこ森」でトトロに出会える感動体験
- 7 写真映え抜群!「青春の丘」で味わう映画の世界
- 8 室内エリアも充実!雨の日でも楽しめる「ジブリの大倉庫」攻略法
- 9 お昼ごはんはここ!ジブリパーク周辺で子どもと楽しめる飲食店
- 10 午後も遊び尽くす!「もののけの里」や「魔女の谷」でアクティブに
- 11 パークを出ても楽しめる!周辺で子どもと遊べるスポット紹介
- 12 2日目の夜はご褒美タイム!家族でゆっくり温泉&ご当地グルメ
- 13 最終日はお土産探しと振り返りタイム!旅の思い出を形に残そう
- 14 子連れジブリ旅を成功させるための持ち物&注意ポイント
- 15 次はいつ行く?子どもがまた行きたくなるジブリパークの魅力まとめ
- 16 まとめ
家族で行くジブリパーク旅行!子どもが笑顔になる2泊3日の旅へ出発
子どもが大好きなジブリ作品の世界を、実際に「歩いて、触れて、体験できる」ジブリパーク。2022年の開業以来、家族連れを中心に大人気のスポットとなっており、今や国内旅行の定番の一つです。そんなジブリパークを、家族で思いきり楽しみながら2泊3日で巡る旅を計画してみませんか?
このプランでは、パークの世界観を存分に味わえるよう、1日はジブリパークに集中し、残りの2日間で愛知周辺の観光やグルメ、リラックスタイムも楽しめるように組み立てています。小さなお子さんでも疲れずに楽しめるように、移動の距離やタイミング、宿泊施設の快適さにも配慮。旅の前半でたっぷり遊び、後半でゆったり振り返るスタイルは、親子ともに満足度が高いのが特徴です。
また、事前にしっかり準備しておけば、チケットの取りこぼしや現地での待ち時間も最小限に抑えられます。本記事では、実際の旅行プランとともに、子どもが喜ぶポイントや家族連れならではの注意点も織り交ぜてご紹介します。ジブリファンの親御さんも、作品をまだよく知らないお子さんも、きっと笑顔になれる旅のスタートです。
愛知県ってどんなところ?ジブリパークのある長久手市の魅力とは
ジブリパークがあるのは、愛知県の長久手市(ながくてし)という場所。名古屋市の中心部から電車でおよそ40分ほどの距離に位置しており、都市の便利さと自然の穏やかさが共存する、家族旅行にぴったりのエリアです。長久手市はかつて2005年に「愛・地球博」(愛知万博)が開催された場所であり、ジブリパークはその万博記念公園内に作られました。
このエリアは名古屋市ほどの喧騒がなく、治安も良好。小さな子ども連れでも安心して歩ける広々とした公園や歩道が多く、車の交通量も抑えられているため、移動中のストレスが少ないのも大きな魅力です。また、ジブリパーク以外にも、自然と触れ合える施設や遊具が揃う場所が多く、パークの前後の日程にも柔軟に組み込める観光スポットが点在しています。
食事面でも子連れに優しく、地元の新鮮な食材を使った和洋中のレストランや、アレルギーに配慮したメニューのあるカフェなど、親としても安心できる選択肢が豊富です。また、長久手は交通アクセスも良く、名古屋駅や中部国際空港(セントレア)からもアクセスしやすい点もポイント。旅の拠点として、家族にとって理想的な立地です。
旅の拠点はここで決まり!子連れに優しいおすすめ宿泊施設3選
ジブリパークを思いっきり楽しむには、拠点となる宿泊施設選びがとても重要です。特に小さなお子さん連れの場合、移動の負担を減らし、快適に過ごせる宿を選ぶことが旅の満足度を大きく左右します。ここでは、ジブリパーク周辺でアクセス良好かつファミリー向けのサービスが充実している宿泊施設を3つご紹介します。
ひとつ目は「ホテルジブリパーク前(仮称)」のような、長久手市内にあるビジネスホテルタイプの宿。実際には「ホテルフォレスタ」や「名鉄グランドホテル」などが該当し、家族連れ向けのプランも豊富に揃っています。和洋室が選べたり、ベビーベッドや子ども用アメニティが用意されていたりと、安心して滞在できます。
ふたつ目は、温泉旅館スタイルの「猿投温泉ホテル金泉閣」。ジブリパークから車で30〜40分ほどの距離ですが、自然豊かなロケーションと天然温泉が魅力で、観光後の疲れを癒すにはぴったりの宿です。館内にはお子様メニューやキッズスペースもあり、ゆっくりくつろぎたい家族には特におすすめです。
三つ目は、「名古屋プリンスホテル スカイタワー」のような高層ホテル。こちらは名古屋駅から直結しており、名古屋市内観光も楽しみたい方にとっては便利な選択肢。パークまでは電車移動になりますが、景色の良い客室やホテル内レストランが魅力で、旅の特別感を演出してくれます。
それぞれに特徴があるので、予算や旅のスタイルに合わせて最適な宿を選びましょう。家族の思い出に残る夜を過ごすためにも、早めの予約がおすすめです。
初日は移動と下準備!ジブリパークに向けて気分を高めるプチ観光スポット
2泊3日の旅の初日は、移動とその周辺の観光を楽しむのが理想的です。ジブリパークを最大限に楽しむには、事前に周囲の雰囲気に慣れておくのも大切。子どもの体力を温存しつつ、軽く観光してワクワク感を高めるのにぴったりなスポットをご紹介します。
まずおすすめしたいのが「名古屋市科学館」。巨大なプラネタリウムが目玉の施設で、宇宙や自然の展示が豊富です。ジブリ作品にも登場する自然や科学の世界観に通じる内容が多く、親子で楽しみながら知識を深められる点が魅力です。また、体験型の展示も多く、子どもたちは夢中になって遊びながら学べます。
次に立ち寄りたいのは「徳川園」。江戸時代の日本庭園が再現されており、のんびりとした空気が漂う静かなスポットです。緑あふれる空間の中を散歩しながら、ジブリ映画の中の情景を思い浮かべることで、翌日のパーク体験をより豊かに感じられるようになります。
夕方頃には宿泊先にチェックインし、周辺で食事を取るのがベスト。子どもが好きなメニューがあるファミリーレストランや、愛知ならではの味噌カツ・手羽先を扱うお店なども多く、旅の始まりを彩る食の楽しみも満載です。
このように、移動だけで終わらせず、体に無理のない範囲でちょっとした観光を入れることで、旅のテンションが自然と上がっていきます。初日の過ごし方で、2日目以降の体験の質が大きく変わってくるため、ぜひ計画に組み込んでみてください。
いよいよジブリの世界へ!ジブリパークのチケット予約と入場のコツ
ジブリパークに入場するためには、事前のチケット予約が必須です。チケットはオンラインで販売されており、特に土日祝日や長期休暇中はすぐに売り切れてしまうため、早めの予約がとても重要です。入場可能日は月ごとに公開されるため、旅行の日程が決まり次第、できるだけ早く予約サイトをチェックしましょう。公式の「Boo-Wooチケット」や「ローソンチケット」などから購入可能です。
ジブリパークには複数のエリアがあり、それぞれのエリアに入場するには、個別にチケットが必要な場合があります。「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」「青春の丘」「もののけの里」「魔女の谷」といった各エリアごとに時間指定がありますので、うまくスケジュールを組むことがポイントです。おすすめは、朝一番に「ジブリの大倉庫」を予約し、その後に体力を見ながら他エリアを巡るスタイルです。
入場当日は、時間に余裕を持って現地へ向かいましょう。入口は「愛・地球博記念公園駅」から徒歩すぐの場所にあり、駅からパークへの道のりも整備されています。パーク周辺にはコンビニが少ないため、飲み物や軽食は駅で購入しておくのがおすすめです。
また、公式アプリやパンフレットを活用して、地図やイベント情報を事前に把握しておくと、現地での行動がスムーズになります。トイレの場所や授乳室、休憩所の位置など、子連れには特に重要な情報をあらかじめ確認しておくと安心です。
さらに、ジブリ作品のキャラクターや世界観を事前に子どもと一緒に見返しておくと、当日の体験がより深く、楽しいものになります。チケットの準備とともに、心の準備も万端にして、ジブリの世界に飛び込みましょう。
子どもが喜ぶ!「どんどこ森」でトトロに出会える感動体験
ジブリパークの中でも、子どもたちから圧倒的な人気を誇るのが「どんどこ森」エリアです。このエリアは、映画『となりのトトロ』の世界を再現した自然豊かな場所で、大きなクスノキの下にトトロが住んでいるような感覚を味わえるスポットです。まさにトトロに会いに行く、そんなワクワクが詰まった空間です。
エリアの中心には、「サツキとメイの家」が忠実に再現されており、内部にも入ることができます。ちゃぶ台のあるリビングや、昔ながらの井戸、畳の部屋、木の柱の質感まで、細部にわたって映画そのもの。ガイドの方が案内してくれるので、映画を観たことがある子どもたちも、初めての子どもも興味津々で話を聞く様子が見られます。
さらに奥に進むと、「どんどこ堂」という木製の大きなトトロの形をした滑り台が登場します。こちらは小学生以下の子ども限定で利用でき、靴を脱いで登っていくスタイル。お腹の中に入るような形になっており、滑り台を滑る時にはまるでトトロと一体化したような不思議な感覚を楽しめます。滑り台の列は多少並ぶことがありますが、それでも一度は体験しておきたい名物スポットです。
このエリアは自然も豊かで、小道を散策したり、木の葉の音に耳を澄ませたりと、日常とは違う静けさと安心感があります。アスファルトではなく土道のような小径も多く、虫や植物に出会うこともあるので、探検気分で歩くのもおすすめです。親子で手をつなぎながら「ここにトトロいたかな?」と話すひとときは、まさに映画のワンシーンのよう。
子どもたちが実際に見て、触れて、遊んで感じることで、映画の世界が現実になる——そんな感動体験が「どんどこ森」には詰まっています。
写真映え抜群!「青春の丘」で味わう映画の世界
「青春の丘」は、ジブリパークの中でも特にノスタルジックな雰囲気を感じられるエリアで、映画『耳をすませば』や『猫の恩返し』といった、思春期のきらめきや不思議な体験を描いた作品の世界観が再現されています。このエリアは高台に位置しており、風通しの良い開放感とともに、街を見下ろすような眺めが楽しめるのも魅力のひとつです。
「地球屋」と呼ばれるアンティークショップは、『耳をすませば』で主人公・雫が訪れた場所を忠実に再現した建物で、外観も内装も映画そのまま。子どもだけでなく、大人の心にも深く響く落ち着いた空間が広がっています。天井まで届く本棚や、精巧に作られた小道具、古びた時計の音など、五感すべてで世界観を感じられる作りになっており、映画のワンシーンに迷い込んだような気分を味わえます。
また、「地球屋」の裏手には猫の男爵“バロン”の像が立っており、記念写真の撮影スポットとして大人気です。おしゃれな衣装を着せたぬいぐるみや、アンティークな調度品と一緒に写真を撮れば、旅の思い出を美しく残せること間違いなし。晴れた日には、窓から差し込む自然光がやわらかく、どこを切り取っても絵になるロケーションです。
子どもたちはもちろん、ジブリ作品に親しんできた親世代にも響く「青春の丘」。どこか懐かしさを感じる風景の中で、家族でゆっくりと過ごす時間は、きっとかけがえのない思い出になります。静かで落ち着いた空間なので、はしゃぎ疲れた子どもがひと息つく場所としても最適です。パーク内でも比較的混雑が少ないエリアなので、午後の時間帯に訪れると快適に楽しめます。
室内エリアも充実!雨の日でも楽しめる「ジブリの大倉庫」攻略法
「ジブリの大倉庫」は、ジブリパーク最大の屋内施設で、天候に左右されずに一日中楽しめる万能エリアです。映画に登場するさまざまなアイテムの展示はもちろん、体験型の展示やフォトスポット、映像シアター、カフェなどが詰まっており、子どもから大人まで夢中になること間違いありません。
入り口を入ってまず目を引くのが、「ジブリのなりきり名場面展」。これはスタジオジブリの代表的な映画のワンシーンを立体的に再現した展示で、訪れた人が実際にその場に入り込んで写真を撮ることができるという、ジブリファンにはたまらない空間です。『千と千尋の神隠し』の不思議な街並みや、『天空の城ラピュタ』のロボット兵と一緒に写真を撮れるエリアなど、子どもたちも大興奮。
館内には、映画の原画や設定資料を展示する「企画展示室」もあり、作品がどのようにして作られたのかを学ぶことができます。アニメ制作の裏側に触れられる貴重な機会で、クリエイティブなことに興味を持ち始めた子どもにとっては、新しい刺激になるでしょう。
また、パーク内の「カフェ 大陸横断飛行」では、映画にちなんだメニューが楽しめます。例えば、『天空の城ラピュタ』に登場する“ラピュタパン”風のトーストや、トトロを模したスイーツなど、食べるのがもったいないほど可愛いメニューばかり。食事休憩の時間も、ジブリの世界を味わいながら過ごせるのが魅力です。
小さなお子さん連れの家族にとって特に嬉しいのは、授乳室やオムツ替えスペース、ベビーカーの貸し出しといった設備が充実していること。雨の日でも快適に回れるよう、ベンチや休憩スペースも多く設置されており、疲れた時はいつでも休めます。
「ジブリの大倉庫」は、まるでテーマパーク全体を屋内にギュッと詰め込んだような空間。どんな天候でも子どもが思いっきり遊べるので、旅程の中心に組み込むのがおすすめです。
お昼ごはんはここ!ジブリパーク周辺で子どもと楽しめる飲食店
ジブリパークを楽しむためには、エネルギー補給も大切です。特に子どもたちは一度お腹が空くと機嫌を損ねてしまいやすいため、スムーズにランチを取れる場所を事前にチェックしておくのがおすすめです。ジブリパーク内にもいくつか飲食施設がありますが、混雑することもあるため、周辺の飲食店情報を押さえておくと安心です。
まず、パークのすぐ近くにある「サイゼリヤ 愛・地球博記念公園店」は、子連れファミリーにとって非常に頼れる存在です。リーズナブルな価格設定で、子どもが好むメニューも豊富。パスタやピザ、ドリアなど食べやすいメニューが多く、食べきりやすいサイズも嬉しいポイントです。また、離乳食の持ち込みが許可されている店舗も多く、小さな子ども連れでも安心して利用できます。
もう少し落ち着いた雰囲気で食事を楽しみたい場合は、「長久手温泉ござらっせ」内のレストランもおすすめです。施設内には広々とした休憩スペースやお座敷タイプの座席もあり、子どもがゆっくりできる環境が整っています。名古屋めしを中心としたメニューが多く、味噌カツやきしめんなど、旅の記念になるご当地グルメも楽しめます。
また、「モリコロパークカフェ」は、パークの敷地内にある軽食中心のカフェで、テイクアウトにも対応しています。おにぎりやホットドッグ、スープなど、小腹を満たすのにぴったりのメニューが揃っており、園内のベンチでゆっくり食べるのも一つの楽しみ方。混雑が予想される日は、早めに購入しておくのがポイントです。
食後には、ジブリモチーフのスイーツを販売している売店でおやつタイムも◎。見た目が可愛く、食べるのがもったいなくなるようなアイテムばかりで、子どもたちは大喜びです。
このように、ジブリパークとその周辺には、子どもと一緒に楽しめる飲食スポットが豊富にあります。混雑時間を避けつつ、スムーズに食事を取ることで、午後からのアクティビティも快適に楽しめるでしょう。
午後も遊び尽くす!「もののけの里」や「魔女の谷」でアクティブに
午前中に「どんどこ森」や「ジブリの大倉庫」を楽しんだら、午後は少し体を動かせるエリアで思いっきり遊ぶのがおすすめです。特に、子どもたちが活発に走り回ったり、探検ごっこを楽しめる「もののけの里」と「魔女の谷」は、アクティブな子にとって最高のスポットです。
「もののけの里」は、映画『もののけ姫』をテーマにしたエリアで、和の雰囲気と自然の中に溶け込んだ不思議な空間が魅力。ここには「タタラ場」が再現されており、実際に炭焼きの工程を体験できるワークショップも開催されています。子どもたちが大好きな“火や道具を使う”体験は、教育的な意味でも価値が高く、普段とは違う刺激になります。
また、広場のようになっているスペースには、木製の遊具や足場が組まれており、身体を使って遊べる要素もたくさん。自然に囲まれた環境なので、虫や鳥の声を聞きながら遊べるのも都市部では得難い体験です。汚れてもいい服装で行くと、思いっきり楽しめます。
そして「魔女の谷」は、2024年に新たにオープンした注目のエリア。『ハウルの動く城』や『魔女の宅急便』の世界観を再現したこのエリアには、キキが働いていたパン屋「グーチョキパン店」や、ハウルの移動城のセットが設置されています。中には、キキが使っていたほうきやコスチュームが置かれており、実際に写真を撮ったりなりきり体験ができるスペースも。
また、魔女の谷には簡単なアスレチックコースも用意されていて、探検気分でエリアを巡ることが可能。高台から全体を見渡せる展望台もあり、遊びながら風景を楽しむこともできます。
このように午後の時間を「遊び」にフォーカスしたエリアにすることで、子どもたちのテンションも上がり、1日を通して飽きずに楽しむことができます。親としても、子どもの喜ぶ姿を見ながら、自然と一体になれるこの時間はとても癒されるはずです。
パークを出ても楽しめる!周辺で子どもと遊べるスポット紹介
ジブリパークをたっぷり満喫した後でも、まだまだ遊び足りない子どもたちのために、周辺で楽しめるスポットをいくつか押さえておくと、旅全体の満足度がぐっと上がります。愛・地球博記念公園(モリコロパーク)の敷地内やその周辺には、無料または低価格で利用できる施設も多く、観光を延長したり、時間調整に利用したりと、旅の柔軟な選択肢となります。
まず注目すべきは、ジブリパークが位置する「モリコロパーク」自体の広大な自然エリア。芝生広場や大型遊具、サイクリングロードが整備されており、パークを出たあとでも体を動かして遊ぶことができます。レンタルサイクルは子ども用サイズもあり、家族で公園内を一周するのも爽快なアクティビティです。季節によっては花畑や昆虫観察も楽しめるため、自然体験としても非常に充実しています。
次におすすめなのが、「愛知県児童総合センター」。モリコロパークの敷地内にあり、室内でさまざまな体験ができる大型の児童館です。滑り台やアスレチックがあるプレイゾーン、工作体験ができるエリアなど、知育要素と遊びの両方が詰まっていて、特に小学校低学年以下の子どもたちに人気です。入館料も安く、雨の日の代替プランとしても非常に優秀です。
また、車で少し足を延ばせば「トヨタ博物館」も視野に入ります。ここは自動車好きの子どもにとってはたまらない場所で、過去から現代までの名車を間近で見ることができるだけでなく、実際に運転体験ができるシミュレーターもあります。ジブリとは一見関係ないように思えますが、機械好きなお子さんには大きな刺激になる場所です。
このように、ジブリパークを出た後も遊べる場所がたくさんある長久手周辺。旅の終盤にもうひと遊び入れたいときや、子どもが「もっと遊びたい!」と言ったときの予備プランとして、こうしたスポットをいくつか押さえておくと安心です。家族旅行は“ゆとり”があるほど、自然と楽しい思い出が増えていきます。
2日目の夜はご褒美タイム!家族でゆっくり温泉&ご当地グルメ
ジブリパークを満喫したあとは、旅の疲れを癒やすリラックスタイムが欠かせません。特に子どもたちは、日中思いっきり遊んだことで体力を消耗しているため、夜は無理に観光せず、温泉や食事でしっかりと回復することが大切です。そんな“ご褒美タイム”にぴったりな過ごし方をご紹介します。
まずおすすめしたいのは、日帰り温泉施設「長久手温泉ござらっせ」。ジブリパークから車で約10分とアクセスも良く、広々とした露天風呂や家族風呂、サウナなどが完備された本格的な温泉施設です。泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉で、肌がつるつるになると評判。子ども連れに優しいキッズスペースや授乳室もあり、家族で安心して利用できます。大きなお風呂で旅の疲れを癒やすひとときは、大人にとってもご褒美です。
温泉でさっぱりしたあとは、お楽しみの夕食タイム。長久手エリアや名古屋市内には、ご当地グルメを楽しめるレストランが多く点在しています。「矢場とん 長久手店」では、名物の味噌カツを堪能でき、子ども向けのメニューも豊富。甘辛い味噌だれは、子どもにも意外と好評です。
他にも「山本屋本店」の味噌煮込みうどんや、「世界の山ちゃん」の手羽先など、名古屋グルメは味が濃い目で食欲をそそる料理が多く、しっかりと食べて翌日に備えるにはぴったり。もしホテルに戻ってからのんびり食べたいという場合でも、テイクアウトやデリバリーに対応している店舗が多いため、部屋食スタイルでゆっくり楽しむことも可能です。
こうしたリラックス時間を2日目の夜にしっかり取ることで、翌日の行動がグッと楽になります。体を休めつつ、食も楽しむことで、旅全体の満足感がさらに高まることでしょう。家族みんなで「今日も楽しかったね」と語らう時間は、旅の中でも特に温かく、記憶に残る瞬間となります。
最終日はお土産探しと振り返りタイム!旅の思い出を形に残そう
ジブリパークでの夢のような時間を過ごした後、旅の最終日はゆっくりとしたペースで過ごしつつ、家族の思い出を形に残す「振り返りとお土産タイム」にあてるのがおすすめです。子どもたちも、全力で遊んだ後の疲れが出やすい頃なので、無理に遠出せず、穏やかな締めくくりを意識しましょう。
まず外せないのは、ジブリパーク内での公式グッズショップ「冒険飛行団」でのお土産探し。ここでは、ぬいぐるみや文房具、食器、アパレル、雑貨など、ここでしか買えないジブリグッズが豊富に揃っています。特に「どんどこ森」限定のトトログッズや、「魔女の谷」でしか手に入らない魔法モチーフの商品などは、家族で1点ずつ選ぶ楽しみもあります。
子どもに人気なのは、キャラクターのイラストが入ったお菓子や、ぬいぐるみキーホルダー。自分用はもちろん、保育園や学校のお友達に渡す「ちょっとしたプレゼント」にも最適です。親としては、タンブラーやポーチなど、普段使いしやすい実用品が嬉しいところ。数に限りがあるグッズも多いため、気に入ったものは早めに確保しておくと良いでしょう。
お土産を選び終えたら、公園内のカフェや休憩所でひと息入れましょう。この時間に、家族で写真を見返したり、今日一番楽しかったことを話し合ったりすることで、旅の記憶がより鮮明に残ります。ノートやスケッチブックを持参していた場合は、子どもに旅の絵日記を書かせてみるのも素敵なアイデアです。
また、ジブリパークのすぐ近くにある「モリコロパークの展望台」に登れば、エリア全体を見渡すことができます。そこから「ここがどんどこ森だったね」「あれが大倉庫だよ」など、旅のルートをなぞりながら、最後の景色を目に焼きつけておくのもおすすめ。帰り道では、地元のスーパーや道の駅で地元野菜やお菓子を追加で購入するのも旅らしさを感じられるポイントです。
こうして、遊ぶだけでなく、思い出をしっかり“記録”し“共有”することで、旅はより一層特別なものになります。子どもたちも、「また行きたいな」と自然と口に出すようになるはずです。
子連れジブリ旅を成功させるための持ち物&注意ポイント
楽しい旅行も、持ち物や準備不足でトラブルが起こると、途端にバタバタしてしまうもの。とくに小さな子ども連れの旅では、事前の準備が安心と快適さを左右します。ここでは、ジブリパークを中心とした家族旅行を成功させるために持っておくと便利なアイテム、そして注意すべきポイントを整理します。
まず基本の持ち物としては、着替え・飲み物・おやつ・タオル・除菌ウェットティッシュ・日焼け止め・虫よけ・雨具(折りたたみ傘やポンチョ)など。ジブリパークは屋外の移動も多く、天候に左右されやすいので、晴れでも突然の雨に備えておくと安心です。
次に、子ども用のリュックには、帽子・絆創膏・水筒・お気に入りのおもちゃや絵本などを入れておくと、待ち時間などにも飽きずに過ごせます。もしベビーカーを使う場合は、パーク内でも貸出しがありますが、自分の使い慣れたものの方がスムーズです。スリングや抱っこ紐も、混雑時には重宝します。
また、ジブリパーク内は原則として飲食が制限されているエリアもあるため、小腹が空いたときにすぐ食べられる個包装のお菓子や水分補給アイテム(ゼリー飲料など)は重宝します。カフェの混雑時の予備としても持っておきたいアイテムです。
注意点としては、エリアごとに入場時間が設定されているため、時間の管理はしっかりと。スマホのアラーム機能を使って次の入場時間をリマインドしておくと、うっかり遅れてしまう心配が減ります。また、パーク内は写真撮影がOKな場所とNGな場所が明確に分かれているため、注意書きをよく確認することも大切です。
健康管理にも注意が必要で、夏場は熱中症対策としてこまめな水分補給と休憩を、冬場は防寒対策をしっかりとしましょう。小さなカイロや羽織れるブランケットがあると、寒い日でも快適に過ごせます。
このように、事前に少し準備するだけで、当日の安心感が格段に変わります。しっかり備えて、笑顔でいっぱいのジブリ旅を楽しみましょう。
次はいつ行く?子どもがまた行きたくなるジブリパークの魅力まとめ
2泊3日のジブリパーク旅行を終えた家族にとって、「また行きたい!」という声が自然と出てくるのが、このテーマパークの最大の魅力です。ジブリパークは一度行けばすべてを見尽くせるわけではなく、何度も訪れることで新しい発見がある奥深い構成になっています。だからこそ、子どもも大人もまた行きたくなるのです。
ジブリパークの魅力のひとつは、映画の世界に自分が「入り込んだ」と感じられるリアルな空間演出にあります。単なる展示ではなく、建物や小道、家具、自然環境まですべてが緻密に再現されており、物語の中の登場人物になったような体験ができるのです。これは他のテーマパークにはない没入感で、作品を知っていればいるほど感動が大きくなります。
また、季節によって風景やイベントが変化する点も、リピーターが絶えない理由の一つです。春は新緑と花々が公園を彩り、夏は水遊びや夜のライトアップイベント、秋は紅葉、冬はイルミネーションなど、自然との調和を楽しめる仕掛けがたくさん用意されています。次回はどの季節に来ようか、家族で相談するだけでもワクワクが広がります。
さらには、ジブリパークの新しいエリアや展示が定期的に増えていく予定があることも見逃せません。現在でも「魔女の谷」の新設や、既存エリアの拡張が進められており、何度来ても飽きない工夫が施されています。こうした発展を追いかけることができるのも、子どもたちにとっての楽しみの一つになるでしょう。
家族旅行においては、「また来ようね」と自然に言える体験こそが、最も価値のある思い出になるものです。ジブリパークは、その期待にしっかりと応えてくれる場所です。次に行くときは、もっと作品を観返してから行こうかな、今度は友達を連れて行こうかな——そんな風に次の旅がすでに始まっているような、そんな魅力に満ちた場所。
そして、子どもが大人になってから「小さい頃、ジブリパークに連れて行ってもらったなあ」と思い出せる旅。それが、何よりのプレゼントになるのではないでしょうか。
まとめ
ジブリパークは、ただのテーマパークではありません。そこは、スタジオジブリの世界に入り込むことができる“体験の場”であり、家族の絆を深め、子どもの感性を豊かに育む場所でもあります。2泊3日の旅を通して、親子で同じ景色を見て、同じワクワクを感じ、同じ思い出を共有する——それは、日常ではなかなか得られない、かけがえのない時間です。
この記事では、ジブリパーク旅行の始まりから終わりまでの流れを、実用的な情報と共にご紹介してきました。旅の前の準備、現地での動き方、周辺施設の活用、温泉やグルメでの癒しタイム、そしてお土産選びや振り返りまで、すべてが一連の“物語”としてつながっています。まさに、ジブリ映画のように、日常から少しだけ離れた、特別な冒険です。
ジブリパークの楽しみ方は人それぞれ。今回ご紹介した2泊3日のプランをベースに、ご家族に合ったスタイルでアレンジしていただければ、きっと素敵な思い出が生まれることでしょう。そしてまた次の旅が、心の中で静かに始まるはずです。
この記事が、あなたとご家族の旅のヒントになれば幸いです。素敵なジブリ旅を!