ディズニーシーより面白いかも？那須どうぶつ王国で体験する動物たちとのふれあい旅レポート

那須どうぶつ王国ってどんなところ？子ども連れに人気の理由とは

栃木県那須町にある「那須どうぶつ王国」は、首都圏からのアクセスも良好な人気の動物テーマパークです。園内は「王国タウン」と「王国ファーム」の2つのエリアに分かれており、広大な自然の中でのびのびと動物とふれあえるのが最大の魅力です。ディズニーシーのようなエンタメ感はありませんが、それとはまた違った“生き物との距離が近い”という体験ができることから、特に小さな子ども連れの家族に絶大な支持を得ています。

動物たちはガラス越しではなく、直接触れ合えることが多いため、子どもたちの好奇心をダイレクトに刺激します。例えば、アルパカやカンガルー、カピバラなど、普段なかなか見ることのできない動物たちとの触れ合いは、貴重な体験として子どもの記憶にしっかりと刻まれるはずです。また、飼育スタッフによる解説やショーも充実しており、ただ見るだけでなく「学びながら楽しめる」というのもポイントです。

敷地内には坂や広いスペースが多く、ベビーカーでも移動しやすい設計になっているのも、子育て世代には嬉しい点。トイレや授乳室もきちんと整備されており、滞在中もストレスが少ない環境が整っています。まさに、子どもが夢中になり、親も安心して過ごせる家族向けスポットと言えるでしょう。

東京からのアクセスは？電車・車・バスでの行き方ガイド

那須どうぶつ王国へのアクセスは、思っている以上に簡単です。特に東京からであれば、車でも公共交通機関でも日帰り圏内。小さな子どもを連れての移動を考えると、選択肢が多いのは非常に助かります。

まず、車で行く場合。東北自動車道「那須IC」から約30分の距離で、首都圏からおおよそ2時間半程度。高速道路を利用すれば、混雑を避けられる時間帯を選んで、比較的スムーズに到着できます。駐車場は広く、1,000台以上収容可能なので、週末でも満車になる心配はほとんどありません。

公共交通機関を使う場合は、JR那須塩原駅まで新幹線で約70分。そこからは路線バスまたは那須どうぶつ王国専用シャトルバスを利用して約1時間弱で到着します。シャトルバスは季節限定で運行されているため、公式サイトで事前にスケジュールを確認することが大切です。小さな子どもがいる家庭では、途中でトイレ休憩が必要になることもあるため、無理のない移動計画を立てましょう。

また、那須周辺には観光スポットや温泉も多く、宿泊してのんびりと旅を楽しむのもおすすめです。朝一番からどうぶつ王国を満喫したい場合は、那須高原エリアのホテルやペンションに前泊しておくとスムーズです。アクセスの良さと選択肢の多さは、家族旅行の計画を立てるうえで大きな魅力となっています。

まるで海外のサファリ！？王国タウンと王国ファームを歩いてみた

那須どうぶつ王国は、その広大な敷地が2つの主要エリア「王国タウン」と「王国ファーム」に分かれているのが特徴です。まず王国タウンは、屋内施設が充実しており、雨の日でも安心して楽しめるゾーン。ここには熱帯の動物たちが暮らす「熱帯の森」や、ペンギンやアザラシが見られる「アクアステージ」など、テーマごとの展示エリアが並んでいます。子どもたちは、動物との距離の近さに大興奮。まるで手が届きそうな場所で動物を見る体験は、テレビや図鑑では得られないリアルさを感じさせてくれます。

一方、王国ファームは屋外型の自然ゾーンで、広大な草原を歩きながら動物たちに出会えるエリア。リフトや無料バスでアクセス可能で、小さなお子さんがいても安心です。こちらではアルパカ、ヒツジ、カンガルーなどが自由に歩き回るスペースもあり、子どもたちは柵のない空間で生き物と共に過ごすという非日常を体験できます。

特に印象的だったのは、ファームエリアから見渡せる那須連山の絶景。動物たちが自然と共に生きる様子を目の当たりにすると、まるで海外のサファリパークに来たような感覚になります。都会では味わえない、空気のきれいな環境と、のびのびとした動物たちの姿に癒されること間違いありません。

カピバラ温泉に癒される！冬限定の人気スポットを親子で満喫

冬の那須どうぶつ王国を訪れるなら、絶対に見逃せないのが「カピバラの温泉」です。寒い時期にだけ登場するこの人気イベントは、毎年子どもから大人まで多くの人々を魅了しています。ぬくぬくとお湯に浸かるカピバラたちの表情は、まさに“極楽”という言葉がぴったり。湯気の立つ露天風呂にのんびりと浸かる姿を見ていると、こちらまでぽかぽかと心が温まります。

カピバラ温泉は、王国ファーム内の「カピバラの森」で開催されます。お湯に浸かっている様子を間近で見られるのはもちろん、柵越しにエサやり体験ができる時間帯もあり、子どもたちの好奇心をくすぐります。水しぶきを上げながら入浴する様子や、仲間同士で寄り添う姿など、どの瞬間も写真映えする場面ばかりです。SNSでもたびたび話題になっており、特に冬場はこの温泉目当てで訪れる人も少なくありません。

この時期は那須高原自体が寒くなりますが、那須どうぶつ王国内には室内施設も充実しているため、防寒対策をしっかりすれば、快適に楽しむことができます。温泉の横には休憩用のスペースも用意されており、子連れでもゆったりと観察することが可能です。寒い中での観光は心配…という方にも、このカピバラ温泉なら十分に満足できる時間を提供してくれます。

ちなみに、動物が入っていない時間帯には温泉の仕組みを解説してくれるスタッフの話も聞くことができ、飼育環境について学ぶチャンスもあります。可愛いだけでは終わらない、学びと癒しの両方を体感できるのが、カピバラ温泉の魅力と言えるでしょう。

猛禽類ショーに大歓声！迫力満点のアニマルパフォーマンス体験

那須どうぶつ王国では、ふれあいだけでなく迫力あるアニマルショーも大きな魅力のひとつです。特に注目すべきは「バードパフォーマンスショー」で、王国ファーム内の特設ステージで開催されています。このショーでは、タカやフクロウ、ワシなどの猛禽類がトレーナーの合図に従いながら空を飛び回り、観客の頭上すれすれを滑空するシーンも。思わず大人も声を上げてしまうほどの迫力で、子どもたちは目を丸くして見入ってしまいます。

ショーの中では、猛禽類の生態や役割、自然界での暮らし方についての説明もあり、ただ驚くだけでなく「知る」楽しさも同時に味わえる構成になっています。解説は非常にわかりやすく、小さな子どもにも理解できるように工夫されています。言葉だけでなく、実際の動きと連動して話が進むため、退屈することなく集中して見ていられるのもポイントです。

また、ショーの最後には写真撮影タイムが設けられていることもあり、運が良ければトレーナーと動物たちとの記念写真を撮ることも可能です。こうした体験は、後から写真を見返すたびに「楽しかったね」と思い出せる貴重な思い出になります。ショーの開催時間は日に数回設定されており、混雑することもあるので、時間に余裕を持って行動するのがおすすめです。

このショーは、動物の知性や人との信頼関係を間近で感じられる貴重な場でもあり、エンターテインメント性と教育性を兼ね備えた素晴らしいプログラムです。ディズニーシーでショーを見る楽しさとはまた異なる、「生きた命の迫力」に触れられる、唯一無二の体験だといえるでしょう。

子どもが夢中になる！モルモット・うさぎとのふれあいコーナー

那須どうぶつ王国の中でも、特に小さなお子さまに人気が高いのが「ふれあいコーナー」です。その中でもモルモットやうさぎとのふれあい体験は、優しい性格の動物たちと直接ふれあえることから、初めて動物に触れる子どもにとっても安心して楽しめるコンテンツになっています。

ふれあいコーナーでは、スタッフの丁寧な指導のもと、モルモットをひざに乗せたり、うさぎをなでたりといった体験ができます。動物にストレスをかけないよう、抱っこの仕方や触れ方もしっかり教えてもらえるので、親としても安心です。こうした体験を通じて、子どもたちは「動物に優しく接することの大切さ」を自然と学ぶことができます。単にかわいいというだけでなく、命を感じ、責任ある関わり方を意識するきっかけにもなっているのです。

また、ふれあい中には小さな発見がたくさんあります。「モルモットって意外と重いね！」「うさぎの耳ってあったかい！」など、五感を使ったリアルな体験は、普段の生活ではなかなか得られないものです。中にはお気に入りの子を見つけて、何度も同じ子に会いに行こうとする子もいるほど、子どもたちは夢中になります。

コーナーは定員制になっている場合もあるため、事前にスケジュールをチェックしておくとスムーズです。また、ふれあい時間の合間には消毒タイムも設けられており、衛生面でもきちんと配慮されています。親子で一緒に動物に触れ合う時間は、単なる観光以上に、家族の絆を深める貴重なひとときになるでしょう。

レストラン「ヤマネコテラス」で地元グルメと動物を同時に楽しむ

那須どうぶつ王国には、動物たちとのふれあいだけでなく、お腹を満たす楽しみも用意されています。その代表的なスポットが「ヤマネコテラス」というレストランです。このレストランでは、地元・那須の新鮮な食材を使った料理を提供しており、観光地グルメとは思えない本格的な味を楽しむことができます。

メニューは子ども向けのカレーやオムライスなどから、大人も満足できる地元産の牛肉を使ったハンバーグや那須高原の野菜を使ったパスタまで幅広く、家族全員が満足できる構成になっています。また、アレルギー表示もわかりやすく掲示されており、食事に不安がある親御さんにも配慮されている点が好印象です。

そして何よりユニークなのは、店内の一部座席から「マヌルネコ」や「レッサーパンダ」といった珍しい動物たちを眺めながら食事ができるという点です。ガラス越しに見える動物たちは、まるでこちらをのぞいているような表情を見せてくれ、まさに“動物園レストラン”という特別な雰囲気を演出してくれます。子どもたちは食事中も飽きることなく、ずっと楽しそうに眺めていました。

さらに、那須の牧場で作られた濃厚なミルクを使用したソフトクリームや、動物の足跡をモチーフにした可愛いスイーツなど、デザートにもこだわりがあります。お腹も心も満たされるこのレストランは、那須どうぶつ王国を訪れた際のランチスポットとしてぜひ立ち寄ってほしい場所です。

店内は広く、ベビーカーでも楽々移動できる設計になっており、テラス席もあるので、天気の良い日は外で那須の自然を感じながら食事することも可能です。グルメを楽しみながら動物と触れ合えるという、まさに那須どうぶつ王国ならではの特別な体験を提供してくれます。

小さな子も安心！ベビーカー対応や授乳室などの施設情報まとめ

那須どうぶつ王国は、子ども連れ、特に赤ちゃんや未就学児を連れた家族にもやさしい施設設計がなされています。小さな子どもとの外出は何かと心配がつきものですが、この施設ではそうした不安をしっかりとカバーする環境が整っているため、安心して1日中楽しむことができます。

まず注目すべきは、園内全体がバリアフリーで、ベビーカーでの移動がスムーズにできる点です。広々とした通路が多く、段差にはスロープが設置されており、リフトやシャトルバスなどの移動手段もバリアフリー対応。王国タウンから王国ファームへ移動する際にも、ベビーカーを押したままで利用可能なバスが運行されています。また、園内でベビーカーのレンタルも行われているため、現地での調達も可能です。

授乳室やオムツ交換台も各所に整備されています。特に授乳室は広くて清潔感があり、エアコン完備で快適に過ごせる設計になっています。調乳用のお湯が用意されている場所もあり、赤ちゃん連れにはありがたい配慮です。トイレも清掃が行き届いており、小さなお子さま用のトイレも設置されているため、トイレトレーニング中の子でも安心して利用できます。

さらに、園内スタッフの対応も非常に丁寧です。何か困ったことがあれば、近くのスタッフに相談すればすぐに対応してくれますし、子どもにやさしく話しかけてくれる場面も多く、家族連れを歓迎している雰囲気が伝わってきます。

飲食スペースも子連れに配慮された設計になっており、ベビーチェアやキッズメニューの用意も充実。休憩所も多く、こまめに休みながら園内を楽しめる点も高評価です。全体として「親が安心できる環境づくり」が行き届いており、初めてのお出かけでも安心して訪れることができる場所だと感じました。

お土産ショップが可愛すぎる！動物モチーフグッズが充実

那須どうぶつ王国の楽しみは、動物とのふれあいやショーだけではありません。園内のショップで販売されているお土産も、動物好きにはたまらない魅力にあふれています。特に子どもたちは、帰る前にこのお店に立ち寄ることで、旅の思い出を形として持ち帰ることができ、大喜びです。

お土産ショップ「王国ショップ」では、園内に登場する動物たちをモチーフにしたぬいぐるみや文房具、キーホルダーなどが数多く販売されています。カピバラ、レッサーパンダ、マヌルネコなど、那須どうぶつ王国ならではの動物をテーマにしたグッズは、他では手に入らない限定品も多く、ついつい財布のひもが緩んでしまうラインナップです。

特に人気なのは、カピバラのぬいぐるみ。温泉に入っている姿を模したものや、湯気のついたパッケージが施されたユニークな商品もあり、家に帰ってからも旅の余韻を楽しむことができます。また、レッサーパンダのフェイスポーチや、マヌルネコのちょっととぼけた表情のマグカップなど、どれも愛嬌たっぷり。見ているだけで癒されるグッズばかりです。

子ども向けには、シールブックやパズル、ぬりえなど、遊びながら学べるグッズも揃っていて、おみやげを通じて動物への興味がさらに深まるような工夫がされています。さらに、地元那須高原で作られたお菓子やジャムなども販売されており、大人へのプレゼントにもぴったりです。

スタッフに尋ねると、動物ごとの人気ランキングや売れ筋も教えてくれたり、記念撮影用のフォトスポットを案内してくれたりと、ショッピングも単なる“買い物”ではなく、最後までエンターテインメントとして楽しめる空間になっています。

子どもが「帰りたくない！」と叫んだ理由をリアルレポート

那須どうぶつ王国を訪れた多くの家族連れが口をそろえて言うのが、「うちの子、最後に“帰りたくない！”って言ったんです」という体験です。実際、私たちが訪れた際も、閉園時間が近づいてきた頃、子どもが「もっと動物と遊びたい」「カピバラの温泉をもう一回見たい」と泣きそうな声で訴えてきました。それほどまでに、この場所が子どもにとって心から楽しい場所だということを実感しました。

その理由のひとつは、「次から次へと楽しい体験が続く」ことです。動物とふれあい、ショーを見て、また次のエリアに行くとさらに珍しい動物たちがいて…というように、一日中飽きる暇がありません。施設の設計も、子ども目線で「自分で発見できる楽しさ」がある構造になっており、大人に連れられて歩くだけでなく、自分から興味を持って行動することが自然にできる環境です。

また、動物たちがとても人懐っこく、何度も会いに行きたくなる存在であることも大きな理由でしょう。うさぎに触れた後は「またなでたい！」、ペンギンの泳ぐ姿を見た後は「もう一回！」と、すべての体験が一度では足りないのです。子どもの中で、動物たちとの交流が単なる「見るだけ」の体験ではなく、感情が通じ合うような「大切な時間」になっていたことがよくわかりました。

そして、何よりも那須どうぶつ王国が提供する空気感―のびのびとした自然、温かいスタッフの対応、ゆったりとした時間の流れ―が、子どもたちに安心感と幸福感を与えているのでしょう。帰り際に「次はいつ来るの？」と何度も聞かれたのは、親として嬉しいと同時に、この場所が子どもにとって特別な意味を持ったのだと強く感じさせられる瞬間でした。

ディズニーシーと比べてどう？家族目線で本音レビュー

那須どうぶつ王国とディズニーシー、一見まったく違うテーマパークのように思えますが、実際にどちらも訪れた家族の立場から言うと、それぞれに異なる魅力があり、「どちらが上か」ではなく「どちらを求めているか」で評価が分かれると感じます。今回はあえて比較して、それぞれの特徴と、那須どうぶつ王国ならではの良さを紹介してみます。

まずディズニーシーは、エンターテインメント性が非常に高く、アトラクションやショーの演出、キャラクターとのふれあいといった“夢の世界”を提供してくれる場所です。ただし、非常に混雑していることが多く、待ち時間が長く、子どもが疲れてしまうことも少なくありません。また、園内の移動も広大で、体力や計画性が求められます。

一方の那須どうぶつ王国は、動物とのリアルなふれあいに重きを置いた体験型施設で、五感を使って楽しむ場所です。どちらかというと「自然の中で命と向き合う」ことにフォーカスされており、感情面での充足感が大きいと感じました。特に小さなお子さんにとっては、遊園地のような刺激よりも、手の届く距離で動物と過ごす時間のほうが、安心できて濃密な思い出になることが多いです。

また、那須どうぶつ王国はディズニーに比べて人が分散しており、長時間並ばずに楽しめる点も非常に魅力です。時間に追われることなく、ゆったりと過ごせるのは、子連れには本当にありがたい要素です。さらに、入園料や飲食費も比較的リーズナブルで、家計にも優しいのも評価ポイントです。

もちろん、ディズニーシーのような壮大な演出やファンタジーの世界は特別な体験ですが、それとはまったく異なる価値を提供してくれるのが那須どうぶつ王国。どちらにもそれぞれの良さがありますが、「子どもが主役になる旅」として考えるなら、那須どうぶつ王国の自然体験とふれあいは、唯一無二の思い出になるはずです。

次の週末どこ行く？那須どうぶつ王国が子どもに最高な理由まとめ

子どもとのお出かけ先に悩んだとき、「那須どうぶつ王国」は間違いなく有力候補になります。その理由は一言で言えば、「子どもが自然に夢中になれる環境がすべてそろっている」からです。動物たちとの近距離のふれあい、自然の中でのびのびと遊べる開放的な空間、親子で楽しめるアクティビティや食事、そしてスタッフのやさしい対応。それぞれがしっかりと噛み合って、ひとつの“大満足な旅”を構成しています。

加えて、アクセスの良さや施設の充実、予算にやさしい価格設定など、子育て世代のニーズに寄り添った仕組みも整っており、「また行きたい」と思わせてくれる要素がたくさん詰まっています。特に子どもたちが自発的に学び、楽しみ、感動できる場所として、那須どうぶつ王国は教育的価値も高い施設です。

「次の週末、どこに行こうか」と家族で話し合うとき、その選択肢のひとつに那須どうぶつ王国を加えてみてください。心から笑って、触れて、感じて、子どもの「楽しい！」があふれる1日が、きっとあなたの家族にも訪れるはずです。