目次(もくじ)
春の訪れを感じる北海道へ!3月旅行の魅力とは?
3月の北海道は、冬の美しい雪景色がまだ残りつつも、少しずつ春の気配が感じられる季節です。冬の厳しい寒さが和らぎ、観光しやすい気候になるため、旅行をするのに最適な時期といえます。また、スキーやスノーボードといったウィンタースポーツを楽しめるだけでなく、流氷や氷のイベントなどもまだ開催されており、冬と春の魅力を同時に味わうことができるのが特徴です。
3月の北海道は観光客が比較的少なく、繁忙期と比べるとホテルやツアーの予約が取りやすくなるのも大きなメリットです。さらに、航空券や宿泊費の相場も冬のピークシーズンより下がることが多く、コストを抑えながら旅行を楽しむことができます。
また、3月は海の幸が特に美味しい季節でもあります。北海道の春を感じられるグルメも数多く、特にカニやホタテ、ウニといった海鮮類は身が引き締まり、濃厚な味わいを楽しむことができます。さらに、北海道の牧場では乳製品も新鮮で、チーズやバターを使った料理も絶品です。
春の足音が近づく北海道で、まだまだ冬の名残を感じながら、温泉や美食を満喫できるのが3月旅行の魅力です。次の章では、3月ならではの絶景を楽しめる雪景色スポットを紹介します。
まだ楽しめる!3月の北海道で見る絶景の雪景色スポット
3月の北海道では、冬の絶景がまだ残っており、息をのむような雪景色を楽しむことができます。特に、標高の高い山岳地帯や寒冷地では3月でも十分な積雪があり、美しい白銀の世界を堪能できます。ここでは、3月に訪れるべき雪景色スポットを紹介します。
美瑛の「青い池」
美瑛町にある「青い池」は、一年を通じて幻想的な風景を楽しめるスポットですが、3月は特におすすめです。冬の間は雪に覆われるため青い水面は見えませんが、雪解けが始まる3月中旬以降になると、徐々にその美しい青が姿を現し始めます。雪景色と相まって、より一層神秘的な雰囲気を味わうことができます。
層雲峡の氷瀑(ひょうばく)
層雲峡温泉周辺では、冬の寒さが作り出す「氷瀑(ひょうばく)」という自然の芸術を楽しめます。3月になると徐々に溶け始めるものの、まだ見応え十分。とくに「銀河の滝」や「流星の滝」は、巨大な氷の柱が残っており、迫力満点の景色が広がります。
阿寒湖の氷上
阿寒湖では、3月でも凍結した湖上を歩いたり、氷上アクティビティを楽しむことができます。特に、「フロストフラワー」と呼ばれる氷の結晶が湖面に咲く現象は、運が良ければ早朝に見ることができます。透明感のある氷と白銀の世界が織りなす美しさは、まさに北海道ならではの絶景です。
知床・流氷ウォーク
3月上旬までなら、知床の海に浮かぶ流氷の上を歩く「流氷ウォーク」を体験できます。特殊なドライスーツを着用し、海に浮かぶ流氷の上を歩いたり、氷の間を泳いだりするアクティビティは、まさに北海道ならではの貴重な体験です。3月になると流氷が徐々に減っていきますが、それでも残っていることが多いため、流氷の絶景を楽しめるチャンスは十分あります。
3月の北海道は、冬の絶景を満喫しながらも春の訪れを感じられる特別な時期です。次の章では、そんな絶景と一緒に楽しみたい温泉地を紹介します。
冬の名残を楽しむ!雪と調和する北海道の温泉地おすすめ5選
3月の北海道は、まだまだ寒さが残るため、温泉を楽しむには最適な時期です。特に、雪景色を眺めながら入る露天風呂は格別の体験。北海道には風情あふれる温泉地が数多く存在し、雪と調和する美しい景観を楽しめる温泉がたくさんあります。ここでは、3月にぜひ訪れたい温泉地を5つ紹介します。
登別温泉(登別市)
北海道を代表する温泉地のひとつである登別温泉は、「温泉のデパート」とも称されるほど多種多様な泉質を誇ります。特に3月は、雪に覆われた「地獄谷」のダイナミックな景色を楽しみながら温泉に浸かることができる最高のシーズンです。硫黄泉や鉄泉など、効能豊かな温泉が楽しめるため、冷えた体をしっかり温めることができます。
定山渓温泉(札幌市)
札幌市内から車で1時間ほどの距離にある定山渓温泉は、アクセスの良さから人気の高い温泉地です。3月でもまだ残る雪景色を眺めながら入る露天風呂は、都会の喧騒を忘れさせてくれる贅沢なひととき。また、周辺にはスノーシューや冬のハイキングを楽しめるスポットもあり、アクティビティと温泉をセットで楽しむのもおすすめです。
湯の川温泉(函館市)
函館の湯の川温泉は、海の近くにある温泉地として知られ、海風を感じながら温泉に入ることができます。特に、函館山や津軽海峡を望む露天風呂は圧巻の絶景。3月でも函館はまだ冷え込むため、温泉の温もりがより一層心地よく感じられます。温泉街には海鮮料理を楽しめるお店も多く、新鮮な魚介とともに贅沢な時間を過ごせます。
層雲峡温泉(上川町)
大雪山系のふもとに広がる層雲峡温泉は、雄大な雪景色とともに温泉を楽しめるスポット。3月でも氷瀑(ひょうばく)と呼ばれる凍った滝が残っており、自然が作り出す神秘的な景観を満喫できます。さらに、周辺にはスキー場もあるため、ウィンタースポーツと組み合わせて楽しむのもおすすめです。
阿寒湖温泉(釧路市)
阿寒湖温泉は、幻想的な氷上の景色とともに楽しめる温泉地です。3月には湖の氷が少しずつ解け始めるため、湖面に映る朝日や夕日の美しさが際立ちます。また、アイヌ文化を感じられるエリアでもあり、アイヌの伝統舞踊や工芸品を楽しむことができるのも魅力。温泉でリラックスしながら、文化体験も楽しめる贅沢なスポットです。
3月の北海道で温泉に入るなら、まだ雪景色が残る場所を選ぶと、一層特別な体験ができます。次の章では、そんな温泉とともに楽しみたい北海道ならではの3月の味覚を紹介します。
3月限定の味覚!北海道ならではの旬の海鮮とグルメを堪能
3月の北海道は、冬から春へと移り変わる季節であり、この時期にしか味わえない旬の食材が数多く揃っています。北海道の豊かな海と大地が育む絶品グルメを楽しめるのは、この時期ならではの贅沢な体験です。ここでは、3月に食べるべき北海道ならではの海鮮やグルメを紹介します。
ズワイガニと毛ガニの旬を堪能
北海道といえばカニが有名ですが、特に3月はズワイガニと毛ガニが美味しい時期。ズワイガニは甘みのある身が特徴で、茹でたてや炭火焼きで楽しむのが最高です。一方、毛ガニは濃厚なカニ味噌が絶品で、刺身や甲羅焼きにして味わうのもおすすめ。札幌や函館、小樽などの市場では、新鮮なカニをその場で食べることができるので、訪れた際にはぜひ味わいたい一品です。
ホタテの甘さを堪能
北海道産のホタテは全国的にも有名ですが、3月はホタテの旨味が最も濃くなる時期のひとつ。オホーツク海や噴火湾で水揚げされるホタテは、刺身にすると甘みが際立ち、バター焼きやフライにすると香ばしさとジューシーさが楽しめます。また、網走や紋別の海鮮市場では、その場で炭火焼きのホタテを提供しているお店も多く、北海道ならではの食体験ができます。
春のウニを味わう
ウニといえば夏が旬のイメージがありますが、3月には「春ウニ」と呼ばれる濃厚な味わいのウニが楽しめます。特に、知床や積丹半島で獲れるエゾバフンウニは絶品で、口の中でとろけるような食感と深いコクが魅力。ウニ丼や寿司で味わうのはもちろん、パスタやクリームソースと合わせる料理も人気があります。
ジビエ料理も美味しい季節
北海道ではエゾシカのジビエ料理も人気があります。3月はエゾシカの肉が適度に脂がのり、ジューシーで旨味が増す時期。特に、煮込み料理やハンバーグ、ローストなどにすると、クセが少なく食べやすいです。札幌や旭川の専門店では、本格的なジビエ料理を楽しめるレストランも多く、北海道の大自然が育んだ味を堪能できます。
濃厚な乳製品とスイーツ
北海道の乳製品は全国的にも有名ですが、春に向けて放牧が始まるこの時期は、特に新鮮なミルクを使ったスイーツが楽しめます。ソフトクリームやチーズケーキ、バターたっぷりのパンなど、北海道ならではの濃厚な味わいを楽しめるスイーツは旅の疲れを癒してくれる一品。小樽や富良野には有名なスイーツ店も多く、お土産にもぴったりです。
3月の北海道では、旬の食材を活かした絶品グルメを堪能することができます。次の章では、美味しいグルメと絶景を楽しめるドライブコースを紹介します。
絶景×グルメの贅沢ドライブ!春の北海道おすすめルート
北海道の広大な景色を楽しみながらドライブするのは、3月旅行の醍醐味のひとつです。冬の名残を感じる雪景色と、春の訪れを告げる風景が共存するこの時期だからこそ、より一層特別な体験ができます。ここでは、3月におすすめの絶景とグルメを楽しめるドライブコースを紹介します。
オホーツク海沿いの流氷ドライブ(網走〜紋別)
オホーツク海沿いの国道238号線は、3月でも流氷を間近に見られる絶景ドライブコースです。特に、網走から紋別にかけてのルートでは、氷に覆われた海の神秘的な風景を眺めながら走ることができます。途中、網走監獄やオホーツク流氷館といった観光スポットにも立ち寄れるため、流氷の歴史や自然を深く知ることができます。
グルメポイントとしては、網走や紋別の漁港周辺で味わえる新鮮なホタテやカニがおすすめ。特に、紋別の「カニの爪モニュメント」があるエリアでは、カニ料理の名店が多く、ズワイガニや毛ガニの食べ比べも楽しめます。
函館〜大沼公園の景色とグルメを満喫
函館市内から車で約30分の距離にある大沼公園は、春の訪れを感じる絶景ドライブスポットです。まだ湖の一部が凍っていることもありますが、雪解けが進む3月下旬には、美しい湖畔と駒ヶ岳の雄大な景色を楽しめます。
函館周辺のグルメといえば、新鮮な海鮮丼が外せません。朝市では、イクラやウニ、ホタテをたっぷりのせた豪華な海鮮丼が楽しめます。また、大沼公園では「大沼だんご」と呼ばれる名物スイーツもあり、モチモチとした食感と甘さが絶品です。
富良野・美瑛の雪景色とスイーツ巡り
富良野や美瑛エリアは、3月でもまだ雪が残る美しい丘陵風景を楽しめるエリアです。白銀の大地と、青空のコントラストが絶妙で、特に「青い池」が雪解けとともに青さを取り戻すタイミングを狙うのもおすすめ。
グルメとしては、富良野の「富良野チーズ工房」でチーズを堪能したり、美瑛のカフェで濃厚なソフトクリームを味わうのがおすすめ。特に、美瑛の「美瑛選果」は、地元の食材を活かしたスイーツやパンが楽しめる人気スポットです。
札幌〜小樽の海沿いドライブ
札幌から小樽までは、海沿いを走る絶景ドライブが楽しめるルートです。途中の「朝里川温泉」では、雪景色を眺めながらの温泉も楽しめるため、ゆったりした旅をしたい人にぴったり。
小樽に到着したら、「小樽運河」のレトロな景色を楽しみつつ、ガラス細工やオルゴール館を巡るのもおすすめ。グルメとしては、小樽寿司通りの名店で海鮮を堪能したり、有名な「ルタオ」のチーズケーキを味わうのも外せません。
3月の北海道は、雪景色と春の訪れを感じる絶景が共存する時期。ドライブをしながら絶景とグルメを楽しむ旅は、一生の思い出になること間違いなしです。次の章では、3月に開催されるイベントや祭り情報を紹介します。
まだ間に合う!3月に開催される北海道のイベント&祭り情報
3月の北海道では、冬の名残を感じながらも春を迎える特別なイベントや祭りが各地で開催されます。観光と合わせてこれらのイベントに参加すれば、より充実した旅行を楽しむことができます。ここでは、3月に楽しめる北海道の代表的なイベントや祭りを紹介します。
流氷観光&流氷イベント(網走・紋別・知床)
北海道の冬の風物詩といえば、オホーツク海に漂う流氷。3月上旬までは網走や紋別、知床で流氷観光が楽しめます。特に、網走の「流氷観光砕氷船・おーろら」は、船に乗って間近で流氷を砕きながら進む迫力満点のクルーズです。知床では、流氷の上を歩く「流氷ウォーク」も体験でき、氷の上を歩く貴重な体験ができます。
また、流氷の時期に合わせて「もんべつ流氷まつり」などのイベントが開催され、氷の彫刻やグルメ屋台が並び、地元の文化に触れることができます。
洞爺湖温泉冬花火(洞爺湖町)
北海道で冬に花火?と思うかもしれませんが、洞爺湖では冬の間も「洞爺湖温泉冬花火」が開催されています。3月の夜空に打ち上がる花火は、白銀の湖畔に映え、幻想的な雰囲気を演出します。温泉街からも観覧できるため、温泉に浸かりながら花火を楽しむのもおすすめです。
しかりべつ湖コタン(然別湖)
然別湖(しかりべつこ)では、毎年1月下旬から3月にかけて「しかりべつ湖コタン」という特別な氷の村が登場します。湖が完全に凍るこの時期に、氷と雪で作られたイグルー(雪の家)や氷のバーが登場し、ここでしか味わえない幻想的な世界を体験できます。氷の露天風呂もあり、湖の氷上で入る温泉は唯一無二の体験です。
サホロリゾート ベア・マウンテン 冬の特別公開(新得町)
北海道ならではの体験として、冬眠明けのヒグマを見ることができるイベントがサホロリゾートで開催されます。3月はヒグマが冬眠から目覚める時期で、その貴重な瞬間を間近で観察できます。普段は見られない熊の生態を学ぶことができ、自然の雄大さを感じられるイベントです。
おたる潮まつり冬の灯り(小樽市)
小樽では、冬から春にかけて「おたる潮まつり冬の灯り」が開催されます。小樽運河や街並みが無数のキャンドルで彩られ、雪景色と暖かな灯りのコントラストがロマンチックな雰囲気を作り出します。カップルや家族連れにおすすめのイベントで、写真映えするスポットも多いため、記念撮影にも最適です。
3月の北海道では、まだまだ冬の魅力を楽しめるイベントが盛りだくさん。次の章では、春スキーを楽しみたい人に向けて、3月でも滑れるスキー場とアクティビティを紹介します。
春スキーも楽しめる!3月でも滑れる人気スキー場とアクティビティ
3月の北海道は、まだまだウィンタースポーツを楽しめる時期です。気温が少しずつ上がることで、寒さが和らぎ快適に滑れるため、春スキーを楽しむには絶好のシーズン。降雪量の多い北海道では、3月でも良質なパウダースノーを味わえるスキー場が多く、初心者から上級者まで楽しめる環境が整っています。ここでは、3月でもしっかり滑れる人気のスキー場とおすすめのアクティビティを紹介します。
ニセコグラン・ヒラフスキー場(倶知安町)
北海道を代表するスキーリゾート「ニセコエリア」は、3月になっても豊富な積雪を誇り、質の高い雪質が魅力です。特に、ニセコグラン・ヒラフスキー場は、広大なゲレンデと多彩なコースを備え、初心者から上級者まで満足できる環境が整っています。春のニセコは気温が少し上がるため、寒さを気にせず快適に滑ることができます。
また、ナイター営業もあるため、夜にライトアップされた幻想的な雪景色の中でのスキーやスノーボードも楽しめます。周辺には温泉施設も多く、滑った後に温泉でリラックスするのもおすすめの過ごし方です。
富良野スキー場(富良野市)
富良野スキー場は、3月でも雪質がよく、長く滑走を楽しめるスキー場のひとつ。標高が高いため、気温が低く雪が残りやすいのが特徴です。広大なゲレンデと変化に富んだコースがあり、家族連れや初心者にも優しいスキー場として人気があります。
さらに、富良野周辺には絶品のグルメスポットも多く、滑り終えた後に地元の新鮮な乳製品を使ったスイーツやチーズ料理を楽しむこともできます。
ルスツリゾート(留寿都村)
ルスツリゾートは、総面積が広く、多彩なコースが魅力のスキー場。3月は比較的空いているため、混雑を避けてゆったりと滑ることができます。雪質も安定しており、コースのメンテナンスが行き届いているため、春でも快適な滑走が可能です。
ルスツリゾート内にはホテルやレストランも充実しており、スキーとともにリゾート気分を満喫できるのも魅力のひとつ。ファミリー向けの施設も多いため、子ども連れの旅行にもおすすめです。
キロロスノーワールド(赤井川村)
キロロスノーワールドは、積雪量が豊富で3月後半までパウダースノーを楽しめるスキー場です。比較的標高が高いため雪が残りやすく、春スキーを満喫するには最適な環境が整っています。ゲレンデのコースバリエーションも豊富で、初心者向けのエリアから、パウダースノーを楽しめる上級者向けのコースまで幅広いのが特徴です。
また、スキーだけでなく、スノーモービルや犬ぞり体験などのアクティビティも充実しているため、スキーが苦手な人でも楽しめる環境が整っています。
春スキーならではの魅力
3月のスキーには、冬とは異なる魅力があります。気温が上がることで寒さが和らぎ、快適に滑れることに加え、スキー場によってはシーズン終了間際の割引キャンペーンを実施していることもあります。また、混雑が少ないため、リフト待ちのストレスなく、存分に滑走を楽しむことができるのも大きなメリットです。
スキーを楽しんだ後は、周辺の温泉やグルメも堪能できるのが北海道の魅力。次の章では、3月の北海道旅行に最適な服装と持ち物について解説します。
北海道の3月旅行に最適な服装&持ち物リスト
3月の北海道は、地域によって気温の変動が大きく、冬の寒さが残る日もあれば、日中は春の暖かさを感じることもあります。そのため、適切な服装を選ぶことが快適な旅行のカギとなります。また、持ち物についても、寒さ対策や移動のしやすさを考慮して準備することが重要です。ここでは、北海道の3月旅行に適した服装と持ち物リストを紹介します。
3月の北海道の気温と気候
北海道の3月の平均気温は、地域によって大きく異なります。
札幌:最高気温 4℃ / 最低気温 -3℃
旭川:最高気温 2℃ / 最低気温 -6℃
函館:最高気温 5℃ / 最低気温 -2℃
網走:最高気温 2℃ / 最低気温 -6℃
3月中旬から下旬にかけては、日中の気温がプラスになる日も増えますが、朝晩はまだ氷点下になることが多く、特に雪解けの影響で地面が滑りやすくなるため注意が必要です。
北海道の3月旅行に適した服装
アウター:防寒性の高いダウンジャケット or 厚手のコート
日中は少し暖かくなることもありますが、風が強い日や夜は冷え込むため、防風・防寒性のあるアウターが必要です。軽めのダウンジャケットやウールコートでもOKですが、長時間外にいる場合は厚手のものを選びましょう。
インナー:ヒートテックやフリースを重ね着
気温が低い朝晩に備え、薄手のヒートテックやタートルネック、フリースなどを重ね着すると体温調節がしやすくなります。
ボトムス:裏起毛のパンツや厚手のタイツ
デニムやチノパンの下に厚手のタイツやレギンスを履くことで防寒対策になります。スキー場や雪の多いエリアに行く場合は、防水性のあるスノーパンツが便利です。
靴:防水のブーツや滑りにくいスニーカー
3月の北海道は雪解けが進み、道路が凍結したり、べちゃべちゃになったりすることがあります。防水のブーツや滑り止め付きのスニーカーを履くのがおすすめです。特に観光で歩く時間が長い場合は、靴の中敷きにクッション性のあるものを入れると疲れにくくなります。
手袋・マフラー・ニット帽
3月とはいえ、特に夜間や標高の高いエリアでは冷え込むため、手袋やマフラー、ニット帽などの防寒アイテムは必須。寒さが厳しい地域(旭川や網走など)に行く場合は、厚手の手袋を用意しましょう。
3月の北海道旅行に持っていくべき持ち物リスト
カイロ(貼るタイプ&持ち歩き用)
寒い日に備えて、カイロを持っておくと安心。特に長時間外にいる場合は、貼るタイプのカイロを背中やお腹に貼ると暖かさが持続します。
サングラス&日焼け止め
雪の反射で日差しが眩しく感じることがあるため、サングラスがあると便利。また、紫外線対策として日焼け止めも忘れずに。
リップクリーム&ハンドクリーム
北海道の空気は乾燥しているため、唇や肌の乾燥を防ぐために保湿アイテムを持っていきましょう。
折りたたみ傘 or 防水ポンチョ
雪解けの影響で雨やみぞれが降ることもあるため、折りたたみ傘や防水ポンチョがあると安心です。
モバイルバッテリー
寒冷地ではスマートフォンのバッテリー消耗が早くなるため、モバイルバッテリーを持ち歩くと安心です。
エコバッグ
北海道ではレジ袋が有料化されているため、お土産や買い物の際にエコバッグを持っていると便利です。
3月の北海道は寒さ対策をしつつも、気温の変化に対応できる服装を心がけることが大切です。次の章では、北海道3月旅行のおすすめモデルコースを紹介します。
旅の計画に役立つ!北海道3月旅行のおすすめモデルコース
北海道の3月旅行は、雪景色と春の訪れを感じられる特別な時期。旅行の目的や滞在日数に合わせて、効率よく観光スポットを巡ることが大切です。ここでは、3月の北海道を満喫できるおすすめのモデルコースを3つ紹介します。
モデルコース① 札幌&小樽 2泊3日プラン(定番観光&グルメ)
1日目:札幌観光&グルメを満喫
新千歳空港到着後、JRで札幌駅へ移動(約40分)
「さっぽろ羊ヶ丘展望台」で雪景色を楽しみながらクラーク博士像と記念撮影
札幌市内でランチ(スープカレー or ジンギスカン)
「大通公園」と「札幌時計台」を散策
「さっぽろテレビ塔」から市内の雪景色を一望
夜は「すすきの」で海鮮丼やラーメンを堪能
2日目:小樽のレトロな街並み&スイーツ巡り
札幌からJRで小樽へ移動(約35分)
「小樽運河」で雪景色と石造りの建物を楽しむ
「堺町通り」でガラス細工やオルゴール館を見学
小樽寿司屋通りで新鮮な海鮮寿司を堪能
ルタオ本店で絶品のチーズケーキを味わう
夕方に札幌へ戻り、温泉施設「ニコーリフレ」で旅の疲れを癒す
3日目:札幌近郊で自然体験&グルメ
札幌市内で「北海道神宮」を参拝し、北海道の歴史を感じる
「白い恋人パーク」で北海道の名物お菓子を楽しむ
新千歳空港へ移動し、空港内でお土産&グルメを堪能
モデルコース② 函館&大沼 3泊4日プラン(温泉&絶景旅行)
1日目:函館の夜景を楽しむ
函館空港到着後、バスで市内へ移動
「五稜郭タワー」で歴史と雪景色を楽しむ
「函館朝市」で海鮮丼(ウニ・イクラ・ホタテ)を堪能
夕方に「函館山」に登り、日本三大夜景のひとつを鑑賞
湯の川温泉で宿泊&温泉に浸かる
2日目:大沼公園でアクティビティ
レンタカーで「大沼公園」へ(約40分)
スノーシュー体験 or 湖上の氷上トレッキング
大沼だんごを味わう
夕方に函館へ戻り、金森赤レンガ倉庫を散策
函館グルメ(塩ラーメン or ハセガワストアのやきとり弁当)を楽しむ
3日目:函館市内&温泉でのんびり
「トラピスチヌ修道院」で函館の歴史に触れる
「湯の川温泉」で贅沢なひとときを過ごす
夜は海鮮居酒屋で函館の美味しい料理を堪能
4日目:最終日、函館の朝を楽しむ
早朝の函館朝市で新鮮な海鮮を味わう
函館空港から帰路へ
モデルコース③ 道東4泊5日プラン(流氷&絶景トレッキング)
1日目:網走で流氷観光
女満別空港到着後、網走市内へ移動
「流氷観光砕氷船おーろら」に乗船し、迫力の流氷を間近で体験
網走監獄博物館で北海道の歴史に触れる
2日目:知床で大自然を満喫
レンタカーで知床へ移動(約3時間)
知床五湖をスノーシューで巡るツアーに参加
「流氷ウォーク」で氷の上を歩く体験
3日目:阿寒湖で氷の絶景を楽しむ
阿寒湖へ移動し、「しかりべつ湖コタン」で氷の村を散策
「阿寒湖温泉」に宿泊し、露天風呂でリラックス
4日目:釧路湿原で野生動物を観察
釧路へ移動し、釧路湿原展望台でタンチョウヅルの観察
釧路和商市場で「勝手丼」を堪能
5日目:釧路市内観光&帰路へ
釧路フィッシャーマンズワーフMOOでショッピング
釧路空港から帰路へ
3月の北海道は、地域によって異なる楽しみ方ができるため、旅行の目的に合わせてモデルコースを選ぶのがおすすめです。次の章では、3月の北海道旅行をお得に楽しむための割引情報を紹介します。
お得に旅するコツ!3月の北海道旅行で使える割引&お得情報
北海道旅行は、飛行機代や宿泊費、現地での移動費などがかさみがちですが、3月は比較的お得に旅を楽しめる時期でもあります。繁忙期である年末年始や2月の雪まつりシーズンが終わり、観光客の数が落ち着くため、多くの割引やキャンペーンが実施されることが多いのです。ここでは、3月の北海道旅行をお得に楽しむための割引情報やお得なコツを紹介します。
航空券&宿泊費を安く抑える方法
LCC(格安航空会社)のセールを活用
3月は、LCC(ピーチ・ジェットスター・エアアジアなど)がセールを実施することが多く、往復1万円以下で北海道へ行けることもあります。特に、新千歳空港便は競争が激しく、セール価格が出やすいです。
早割やパックツアーを活用
ANAやJALの「ダイナミックパッケージ」では、航空券と宿泊をセットで予約すると割引が適用され、個別に手配するより安くなることが多いです。特に3月は閑散期のため、お得なプランが出やすい傾向にあります。
宿泊は平日を狙う
週末よりも平日の方が宿泊料金が安くなるため、可能であれば平日に旅行日程を調整すると節約できます。また、札幌市内のホテルは3月になると観光客が減るため、リーズナブルな価格で宿泊できることが多いです。
移動費を節約するコツ
北海道フリーパスを活用(JR北海道)
道内をJRで移動する場合、「北海道フリーパス」(7日間乗り放題)を利用すると、主要な観光地を効率よく回ることができます。特に、札幌〜函館、札幌〜旭川、札幌〜帯広など長距離移動をする場合におすすめです。
レンタカーの早割&キャンペーンを利用
北海道の観光地を巡るにはレンタカーが便利ですが、事前に予約すると割引が適用されることが多いです。3月はスキー客が減るため、レンタカー料金も比較的安くなる傾向にあります。
「札幌地下鉄1日乗車券」を活用
札幌市内を観光する際は、地下鉄の1日乗車券(大人830円)を活用すると、移動費を抑えられます。大通・すすきの・円山動物園・北海道大学などを巡るのに便利です。
観光施設&アクティビティの割引情報
流氷観光クルーズの割引
3月上旬まで楽しめる流氷観光クルーズでは、「事前予約割引」が適用されることが多いです。例えば、網走の「流氷観光砕氷船おーろら」では、WEB予約で割引が受けられます。
スキー場の春割キャンペーン
3月はスキーシーズンの終盤に差し掛かるため、多くのスキー場で「春スキー割引」が実施されます。例えば、ニセコや富良野では、通常料金よりもリフト券が30%〜50%オフになることがあります。
温泉施設の割引クーポン
「じゃらん」「JAF会員優待」「ホットペッパー」などのサイトを活用すると、北海道の温泉施設の入浴料が割引になることがあります。特に、登別温泉や定山渓温泉の有名な宿泊施設では、日帰り温泉の割引クーポンが配布されることが多いです。
食事&お土産をお得に楽しむコツ
市場で食事するとコスパが良い
札幌の「二条市場」、函館の「朝市」、釧路の「和商市場」などでは、観光客向けの高級レストランよりも安く新鮮な海鮮が楽しめます。特に、和商市場の「勝手丼」は、好きな具材を選んで自分だけの海鮮丼を作れるため、コスパが良いです。
お土産は空港よりも市内のスーパーで購入
北海道のお土産は、新千歳空港のショップでも購入できますが、地元のスーパー(イオン・コープさっぽろ・ラルズ)で買うと、同じ商品が安く手に入ることが多いです。特に、「六花亭」や「柳月」のお菓子は、スーパーで安く購入できることがあります。
3月の北海道旅行は、割引キャンペーンやお得なチケットを活用すれば、コストを抑えながら充実した旅を楽しむことができます。
まとめ
3月の北海道旅行は、冬の名残を感じながらも春の訪れを少しずつ楽しめる特別なシーズンです。観光客が比較的少なく、宿泊費や航空券が安くなることが多いため、お得に旅行を楽しむチャンスでもあります。
まず、3月の北海道では、まだ雪景色を満喫できるスポットが豊富です。美瑛の「青い池」や層雲峡の氷瀑、阿寒湖の氷上など、冬ならではの絶景を楽しむことができます。また、3月上旬までなら知床の流氷ウォークや網走の流氷砕氷船など、北海道ならではの流氷観光も体験できます。
温泉も3月の北海道旅行の大きな魅力のひとつです。登別温泉、定山渓温泉、湯の川温泉、層雲峡温泉、阿寒湖温泉など、雪景色を眺めながら入る露天風呂は格別。特にしかりべつ湖コタンの氷上露天風呂は、期間限定で楽しめる特別な温泉体験です。
グルメも充実しており、ズワイガニや毛ガニ、ホタテ、春ウニといった海鮮が旬を迎えます。また、北海道ならではのジビエ料理や乳製品を使ったスイーツも外せません。市場での食事や、現地でしか味わえない料理を堪能するのもおすすめです。
移動に関しては、3月はまだ寒さが残るため、防寒対策をしっかり行うことが重要です。特に足元は雪解け水で滑りやすいため、防水の靴や滑り止め付きの靴があると安心です。また、レンタカーやJRのフリーパスを活用すると、よりスムーズに移動ができます。
イベントも豊富で、洞爺湖温泉冬花火、知床流氷ウォーク、もんべつ流氷まつりなど、冬の終わりを楽しむ祭りが各地で開催されます。3月でもまだスキーを楽しめるため、ニセコや富良野、ルスツ、キロロなどのスキー場で春スキーを満喫するのもおすすめです。
また、お得に旅行するためには、LCCのセールやJRのフリーパス、スキー場の春割などを活用することがポイント。温泉施設や観光施設では、事前予約や割引クーポンを利用することで、さらにコストを抑えながら旅行を楽しめます。
3月の北海道旅行は、冬の美しさと春の訪れを同時に感じられる贅沢な旅になります。絶景、温泉、グルメ、アクティビティをバランスよく楽しめるように、ぜひ今回の記事を参考にして、思い出に残る旅を計画してみてください。