目次(もくじ)
- 1 吉野川ってどんな場所?徳島県が誇る“日本一の清流”の魅力とは
- 2 ラフティング初心者でも大丈夫?ツアー参加の基本情報と準備
- 3 集合から出発までの流れを体験レポート!緊張とワクワクのスタート
- 4 激流ポイント突入!スリル満点の瞬間を写真とともに振り返る
- 5 川の上で感じた、自然の力と仲間との一体感
- 6 ラフティング後に立ち寄りたい!地元で人気の絶品ランチスポット
- 7 濡れた体も心もほっこり癒やす、吉野川周辺のおすすめ温泉
- 8 ラフティングをもっと楽しむための持ち物&服装のコツ
- 9 季節ごとの楽しみ方:春〜秋で変わる吉野川の表情
- 10 忘れられない思い出に!参加者の声とリピーターの感想まとめ
- 11 徳島旅行とセットで楽しみたい!周辺観光スポット案内
- 12 吉野川ラフティング体験を通して見えた“自然との向き合い方”
- 13 まとめ
吉野川ってどんな場所?徳島県が誇る“日本一の清流”の魅力とは
徳島県を流れる吉野川は、「日本三大暴れ川」のひとつに数えられる一方で、その透明度と美しさから“日本一の清流”とも称されています。四国山地を源に持ち、全長194kmを経て紀伊水道に注ぐこの川は、上流から下流までさまざまな表情を見せてくれます。とくに中流域にあたる大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)と呼ばれるエリアは、数百万年かけて川が岩を削って作り上げた渓谷美が広がり、ラフティングスポットとしても世界的に知られています。
このエリアでは年間を通じて多くのアウトドアファンが訪れ、スリリングな川下りや渓谷ハイキングなどを楽しんでいます。水の透明度は季節や気象によっても変化しますが、特に春から初夏にかけては雪解け水が加わり、清流としての美しさが際立ちます。川の水が岩肌を伝い、太陽の光に反射してきらめく様子は、まさに天然の宝石のようです。
また、吉野川はその自然環境の豊かさから、多種多様な動植物の生息地としても知られています。川辺では野鳥のさえずりが聞こえ、運が良ければカワセミやサギなどの野生動物に出会うことも。川の上でゆったりと漂っているだけでも、五感すべてが癒やされるような体験ができるのが、この吉野川の大きな魅力です。
都市の喧騒を離れ、大自然の中で自分と向き合う時間を持ちたいと思っている人にとって、吉野川はまさに理想の場所といえるでしょう。ただのアウトドアスポットにとどまらず、訪れる人それぞれに異なる感動を与えてくれる不思議な力を持つ川。それが、徳島県が誇る吉野川なのです。
ラフティング初心者でも大丈夫?ツアー参加の基本情報と準備
吉野川のラフティングは、日本国内でも屈指のスリルと自然美を誇るアクティビティですが、初心者でも安心して楽しめる工夫が随所にされています。初めてラフティングに挑戦する方のために、参加前に知っておきたい基本情報や準備のポイントを詳しくご紹介します。
まず、ラフティングツアーの多くは事前予約制で、インターネットや電話から簡単に申し込みが可能です。徳島県の三好市周辺には複数のラフティング会社が存在しており、初心者向けから上級者向けまで、さまざまなコースが用意されています。初めての方には、比較的穏やかな流れの半日コースやファミリー向けのプランがおすすめです。
装備は基本的にすべてレンタルが可能で、ライフジャケット、ヘルメット、ウェットスーツ、パドルなどがツアー料金に含まれている場合がほとんどです。自分で用意するものは、水着、濡れてもよい靴(スポーツサンダルや濡れても乾きやすいスニーカー)、バスタオルなどが基本となります。また、夏場は日差しが強いため、ラッシュガードや日焼け止めの持参もおすすめです。
安全面においても、各ツアー会社ではしっかりとした安全講習が実施されます。川に入る前にインストラクターから漕ぎ方や落水時の対応方法、仲間との連携について丁寧にレクチャーされるため、初めてでも安心して参加できます。さらに、ラフティング中は必ずインストラクターが同乗し、状況に応じて適切な指示を出してくれます。
ツアーによっては、写真撮影サービスが付いている場合もあります。自分では撮れない臨場感あるショットをプロが撮ってくれるため、旅の思い出としても非常に価値のあるサービスです。初めての人ほど不安も大きいかもしれませんが、準備と知識さえ整えておけば、吉野川のラフティングは誰にとっても忘れられない体験となることでしょう。
集合から出発までの流れを体験レポート!緊張とワクワクのスタート
ラフティング当日の朝、集合場所にはさまざまな年齢層の参加者が集まっていました。カップル、友人グループ、家族連れなど、目的は違えど皆が少しそわそわした様子で、これから始まる冒険への期待と緊張が入り混じった空気が漂っていました。集合時間はだいたい朝9時前後。指定された場所に到着すると、受付と参加同意書の記入が行われ、その後は装備の配布と更衣が始まります。
着替えを済ませたら、次はインストラクターによる安全講習。実際にパドルを持って、前漕ぎ・後ろ漕ぎなど基本的な動作を陸上で練習します。この時点で「ラフティングってこんなに漕ぐんだ」と驚く人も多いようです。インストラクターは明るく、時には冗談を交えながら丁寧に教えてくれるので、リラックスしながら学ぶことができます。
装備をしっかりと身に着けたら、いよいよ川へ向けて出発です。専用の車で川岸まで移動することが多く、その車内でも参加者同士で軽く会話が始まり、一体感が徐々に生まれていきます。ラフティングはチームスポーツの側面もあり、スタート前のこの時間がとても大切です。まったく知らない人同士でも、同じボートに乗ればすぐに仲間という感覚になっていくのが、このアクティビティの面白さでもあります。
川岸に到着すると、ラフティングボートがすでに用意されており、インストラクターの号令のもとボートを水に浮かべます。そして全員がボートに乗り込んだ瞬間、緊張が一気に高まり、心臓が高鳴るのを感じました。パドルを握り、いよいよ川の流れに身を任せて出発するその瞬間は、日常では味わえない興奮があります。
最初は比較的穏やかな流れの中を進みますが、インストラクターの「前漕ぎ!」という掛け声に合わせて漕ぎ始めると、川の流れと一体化していくような感覚が芽生えます。静かなスタートで緊張をほぐしつつも、徐々に迫ってくる激流に対する期待と不安が、参加者の胸を高鳴らせるひとときでした。
激流ポイント突入!スリル満点の瞬間を写真とともに振り返る
吉野川のラフティングで最も心に残る瞬間といえば、やはり激流ポイントへの突入です。とくに大歩危・小歩危エリアには、全国的にも有名な急流スポットが点在しており、そのひとつひとつが異なるスリルをもたらしてくれます。いざそこへ突入するとなると、全員の顔が引き締まり、ボート全体に緊張感が走ります。
激流に差しかかると、川の音が一気に大きくなり、水しぶきが視界を覆います。「前漕ぎ!」の合図とともに力強くパドルを水に差し込み、波に逆らうようにボートを進めます。時には急な落差に身体が浮き上がり、まるでジェットコースターに乗っているかのような感覚に襲われることも。体全体が水に包まれる瞬間、思わず叫び声が上がり、緊張と興奮が最高潮に達します。
このようなスリリングなシーンを記録してくれるのが、同行するカメラスタッフの存在です。特に激流を突っ切る一瞬を連写で撮影してくれており、後日その写真を見返すと、表情や動きからその時の臨場感が鮮明によみがえります。「自分がこんな表情してたのか」と驚いたり、「あの瞬間、落ちなくてよかった」と笑い合ったりするのも、ラフティング後の楽しみのひとつです。
また、激流を超えた後の静けさとのコントラストも印象的です。荒れ狂う波を乗り越えた後の穏やかな流れの中で、「無事だった」と安堵の笑みがこぼれます。この瞬間の達成感は、何物にも代えがたいものがあります。初めて会った人たちとも「今のすごかったですね!」と自然に言葉を交わし、ぐっと距離が縮まるのもこの体験の醍醐味です。
吉野川の激流は決して危険一辺倒ではなく、安全管理の行き届いた中で最大限のスリルと達成感を味わわせてくれます。自然の力を間近で体感し、それに立ち向かう自分自身と向き合う——そんな特別な時間が、ここには確かに存在しています。
川の上で感じた、自然の力と仲間との一体感
吉野川のラフティングでは、スリルや景色だけでなく、「人とのつながり」も大きな魅力のひとつです。川の上という日常とはかけ離れた環境に身を置くことで、普段の人間関係とはまた違った形で他人と関わり合う時間が生まれます。それがたとえ初対面の人であっても、同じボートに乗り、同じ流れを共に乗り越えるうちに、自然と連帯感が生まれてくるのです。
激流ポイントでは、全員の動きが一致しなければうまく乗り越えられません。インストラクターの指示に従いながら、声をかけ合い、呼吸を合わせてパドルを漕ぎ続けます。たった数時間の間に何度も「一致団結」が求められる場面があり、いつの間にか参加者同士に信頼関係が育っていくのを感じました。
また、静かな流れに入ったタイミングでは、パドルを止めて空を見上げたり、鳥のさえずりに耳を傾けたりと、自然の中での癒やしの時間が流れます。この時間もまた、仲間との距離を縮める重要なひとときです。互いの緊張がほぐれ、自然と会話が始まり、「どこから来たの?」、「さっきの波すごかったね!」といったフレンドリーなやりとりが自然に生まれます。
中には、日常では人と関わるのが苦手だという人もいましたが、川という特殊な空間では不思議と心の壁が下がりやすくなるようでした。水の上では肩書きも立場も関係なく、ただ「同じボートに乗る仲間」として、助け合い、笑い合う関係が築かれていきます。
一緒にボートを漕いだ仲間と最後に記念写真を撮るとき、最初はぎこちなかった顔ぶれが、まるで昔からの友達のような笑顔で並んでいる——そんな光景が、吉野川のラフティングには当たり前のように存在します。自然の中で生まれる絆は、日常のそれとはまた違う、心に残るものです。
この「一体感」は、ラフティングを単なるアウトドア体験に終わらせない、もう一段深い感動を与えてくれる大切な要素だと感じました。
ラフティング後に立ち寄りたい!地元で人気の絶品ランチスポット
ラフティングで全身を使って楽しんだ後は、空腹も相まって一層美味しく感じられるのが、地元ならではのグルメです。吉野川周辺には、自然の恵みを活かした料理を楽しめる食事処が点在しており、ラフティング帰りの体を癒すのにぴったりの場所が揃っています。
中でもおすすめなのが、三好市の山間にひっそりと佇む「祖谷そば処 もみじ亭」です。地元のそば粉を使用した手打ちそばは、香り高く、のどごしも絶妙。つゆは少し濃いめの味付けで、汗をかいた後の体にはちょうど良い塩加減となっています。野菜の天ぷらもサクサクで、地元の山菜や川魚が日替わりで登場するなど、季節感を楽しむこともできます。
もう一つの注目店が、「道の駅 にしいや」内のレストランです。ここでは徳島名物の阿波尾鶏を使った親子丼や、川魚の塩焼きなどが堪能できます。特にラフティング帰りの観光客にも人気が高く、昼時には行列ができることもしばしば。地元の人が通う場所というだけあり、味の信頼度も抜群です。
店によっては温泉とセットで営業している場所もあり、汗を流した後にそのまま食事ができるという贅沢なコースも可能です。例えば「ホテル秘境の湯」では、露天風呂から絶景を眺めたあとに、和会席料理が楽しめるプランも用意されています。
さらに、地元の小さなカフェやベーカリーも見逃せません。地元産の野菜を使ったサンドイッチや、渓谷を眺めながらのコーヒータイムは、アクティブな時間の後にぴったりの静けさをもたらしてくれます。
吉野川のラフティングを満喫したら、その感動を引き立てるような食の時間をぜひ体験してみてください。身体を動かし、自然に触れ、美味しい食事で満たされる——そんな一日が、きっと心に深く残る旅の思い出になるはずです。
濡れた体も心もほっこり癒やす、吉野川周辺のおすすめ温泉
吉野川でラフティングを終えた後の体は、心地よい疲労感とともに全身がしっとりと濡れている状態です。そんな状態で立ち寄りたいのが、吉野川周辺に点在する温泉施設。山々に囲まれたこの地域には、ひっそりと湧き出る秘湯や、絶景を楽しめる露天風呂が数多く存在しています。
なかでも人気なのが、三好市にある「ホテル秘境の湯」。この温泉は、ラフティングで訪れる観光客だけでなく、地元の人々にも愛されている癒しの場です。源泉かけ流しの湯は肌にやさしく、川の音を聞きながらの露天風呂は、まさに非日常の時間を提供してくれます。湯上がりにはラウンジでゆったりと休むこともでき、軽食コーナーでは地元の野菜を使ったおにぎりや味噌汁も楽しめます。
もうひとつおすすめしたいのが、「いやしの温泉郷」です。こちらは、より自然に近いロケーションにあり、特に紅葉シーズンには湯船から眺める山々の景色が格別です。湯は少しとろみのあるアルカリ性で、疲労回復や美肌効果が期待できると評判。旅の疲れをゆっくり癒したい人にぴったりの場所です。
また、吉野川から少し足を伸ばせば、祖谷温泉という知る人ぞ知る秘湯もあります。ここはなんと、ケーブルカーで降りていく山の中腹にある露天風呂が名物。川面に近い位置にあるため、まるで川と一体になったような気分で湯を楽しむことができます。ラフティングとは違う形で自然との一体感を感じられる、贅沢な体験です。
温泉に入った後は、肌がすべすべになるだけでなく、川の水で冷えた体がじんわりと温まり、心もほぐれていくような感覚があります。アクティビティで興奮した神経がやさしく落ち着き、旅の終わりに向けて穏やかな気持ちに切り替わっていくのを感じることができるでしょう。
吉野川ラフティングと温泉は、切っても切り離せない最高の組み合わせです。全身を使って楽しんだあとには、地元の湯でしっかりと癒しを味わいましょう。それもまた、この地域を訪れる醍醐味の一つです。
ラフティングをもっと楽しむための持ち物&服装のコツ
ラフティングを100%楽しむためには、持ち物や服装にも少しだけ気を配ることが大切です。事前に準備しておけば、当日の快適さや安全性が大きく変わってきます。ここでは、実際の体験をもとに「これがあってよかった」「これは失敗だった」と思ったポイントをまとめてご紹介します。
まず、基本の装備はツアー会社から貸し出されます。ヘルメット、ライフジャケット、パドル、ウェットスーツ、シューズなど、必要なものはすべて揃っています。ただし、インナーとして着用する水着やラッシュガード、濡れても良い靴下などは自分で用意する必要があります。水着は体にフィットするタイプが望ましく、余計な布があるとウェットスーツの中で不快になる場合があります。
夏場は日差しが強いため、ラッシュガードやUVカット素材のインナーは非常に役立ちます。水面からの照り返しで意外と日焼けするため、日焼け止めも持参しておくと安心です。防水タイプのものを選ぶと、川の上でも効果を維持できます。
また、着替えやタオルは必須アイテム。ラフティング後は全身ずぶ濡れになりますので、ドライな服装に着替えるための下着類も忘れずに。さらに、貴重品を入れるための防水バッグや、スマホ用の防水ケースがあると便利です。写真を自分で撮りたい場合には、ストラップ付きの防水カメラやGoProなどを持参しても良いでしょう。
意外と見落としがちなのが、サングラスや帽子などの小物類。これらは激流で簡単に流されてしまうため、使用する場合はしっかりと固定できるバンドなどをつけるのがベストです。メガネをかけている人は、メガネバンドの使用が必須となります。
全体としてのポイントは、「動きやすさ」と「防水・速乾性」です。安全を第一に考えながらも、川の上で快適に過ごすための準備をしっかり整えておけば、初めてのラフティングでもストレスなく楽しめます。
季節ごとの楽しみ方:春〜秋で変わる吉野川の表情
吉野川のラフティングは、春から秋にかけてシーズンが続きますが、季節ごとに川の表情や楽しみ方が大きく変化します。その違いを知っておくことで、訪れるタイミングによって新たな魅力を発見できるのも、このアクティビティの奥深いところです。
まず、春(4月〜5月)は雪解け水によって水量が増える時期で、激流のスリルを最も味わえるシーズンと言えます。水温はやや冷たいものの、フル装備のウェットスーツがあるため快適に楽しむことができます。周囲の山々も新緑に包まれ、生命の息吹を感じながらラフティングを楽しめる絶好の季節です。初心者でもスリルを求めたいなら、春の吉野川はおすすめです。
夏(6月〜8月)は、水温が上がり、川遊びに最適なシーズンです。この時期は川に飛び込んだり、泳いだりと、よりアクティブな楽しみ方ができるのが特徴です。特に家族連れや初心者に人気が高く、比較的穏やかな流れのコースを選べば、子どもでも安心して参加することができます。夏のラフティングは暑さを吹き飛ばす涼体験として、毎年多くの人が訪れます。
秋(9月〜10月)になると、山々が少しずつ色づき始め、紅葉とラフティングという贅沢な組み合わせが楽しめるようになります。空気も澄み渡り、水の透明度も高くなる傾向にあるため、景色を堪能したい大人の旅行者にとっては最高の季節です。夏ほど混雑しないため、ゆったりとした時間を過ごしたい人にもぴったりです。朝晩の冷え込みに備えて、少し厚めのインナーを用意しておくと安心です。
また、どの季節においても、天候の変化によって水量や流れが大きく左右されるため、事前の情報チェックは欠かせません。台風や大雨の影響でツアーが中止になることもありますが、安全第一の運営がなされているため、無理な催行はされません。安心して参加するためにも、前日や当日の天気予報を確認しておくと良いでしょう。
このように、吉野川は訪れる季節によってまったく違う表情を見せてくれます。春の勢い、夏の開放感、秋の静けさ。それぞれの時期に応じて異なる楽しみ方ができるため、何度訪れても新しい発見があるのが、吉野川ラフティングの魅力と言えるでしょう。
忘れられない思い出に!参加者の声とリピーターの感想まとめ
吉野川のラフティングは、初めて体験した人からも、何度も通うリピーターからも、高い評価を受けています。実際に参加した人たちの声を聞くことで、その魅力の深さがより明確になります。ここでは、いくつかの生の感想をまとめてご紹介します。
まず、初めてラフティングに挑戦したという30代女性の声。「最初は本当に怖かったけど、インストラクターの方が明るくて安心できました。途中からはもう叫びながら楽しんでました。特に最後の激流ポイントは、一生忘れないと思います!」とのこと。初心者でも楽しめるように設計されたツアー内容が、安心感とスリルのバランスをうまく保っているようです。
次に、大学のサークル旅行で参加したという20代男性グループの感想。「みんなで息を合わせて漕ぐのがめちゃくちゃ楽しかった。激流では本気で落ちるかと思ったけど、あの一体感は本当に最高!」というように、グループ参加ならではの連帯感が印象に残っているようです。仲間と一緒に一つのアクティビティに取り組む経験は、普段とは違った絆を生み出します。
一方、5回以上通っているというリピーターの40代男性は、「何度来ても飽きない。季節ごとに川の表情が違うし、その日の水量や天気でも全然違う体験ができる。あと、インストラクターの人たちが毎回違う面白さを出してくれて、いつも新鮮です」と話してくれました。定番スポットでありながら、常に新しい驚きがあることが、リピーターを引きつける要因のひとつです。
また、親子での参加も多く、小学生の子どもと一緒に体験した母親からは「子どもが最初は怖がっていたけど、帰る頃には『また来たい!』って言ってました。普段はスマホばかり見ているのに、自然の中であんなに笑顔になっているのを見て、本当に来てよかったと思いました」といった感動的な声も寄せられています。
こうした参加者のリアルな声からもわかる通り、吉野川のラフティングは年齢や経験に関係なく、誰にでも深く記憶に残る体験を提供してくれるアクティビティです。単なるレジャーを超えて、人と自然、人と人をつなげる力がある——それが、この場所が多くの人に愛されている理由なのです。
徳島旅行とセットで楽しみたい!周辺観光スポット案内
吉野川でのラフティングを中心に据えた旅行は、自然の迫力と興奮を存分に楽しめるアクティビティ体験ですが、それだけではもったいないほど、徳島県西部には魅力的な観光スポットが点在しています。せっかく足を運んだなら、周辺の見どころにも立ち寄って、徳島の多彩な文化と風景を味わってみてはいかがでしょうか。
まずおすすめしたいのが、「祖谷のかずら橋」です。吉野川の支流・祖谷川にかかるこの吊り橋は、シラクチカズラという植物のツルを編んで作られており、長さ45メートル、幅2メートルのスリル満点な観光名所。足元の隙間から谷底が見えるため、高所が苦手な人にはちょっとした挑戦かもしれませんが、渡りきった後の達成感は格別です。祖谷渓の自然美も相まって、写真映えスポットとしても人気があります。
次に外せないのが、「大歩危峡観光遊覧船」です。ラフティングとはまた違った形で吉野川を楽しめるアクティビティで、ゆったりとしたスピードで峡谷を進む船からは、川沿いの奇岩や渓谷美を間近で見ることができます。激しい川下りの後に、のんびりと風景を楽しみたい方にはぴったりの時間です。
歴史や文化に興味があるなら、「阿波池田うだつの町並み」もおすすめです。江戸時代から明治にかけて栄えた商人町で、白壁の建物やうだつ(防火・装飾のための小さな屋根)が残されており、ゆったりとした時間の中で歴史を感じる散策ができます。地元の和菓子屋やカフェも点在しており、歩きながらの食べ歩きも楽しめます。
また、少し足を伸ばせば「剣山(つるぎさん)」への登山も可能です。西日本で2番目に高いこの山は、登山初心者でも挑戦しやすいコースが整備されており、晴れた日には頂上から四国の山々を一望できます。春から秋にかけては、豊かな植物や高山の清涼な空気を楽しめ、ラフティングとはまた違った自然の魅力に触れることができます。
このように、吉野川ラフティングを中心に据えた徳島旅行は、アドベンチャーだけでなく、癒し、文化、歴史、風景といった多様な要素を一度に体験できる贅沢なプランに仕上がります。一日で終わらせず、ぜひ一泊以上の旅程を組んで、徳島の奥深い魅力をじっくりと味わってみてください。
吉野川ラフティング体験を通して見えた“自然との向き合い方”
吉野川でのラフティング体験は、単なるアクティビティを超えて、「自然との向き合い方」を深く考えるきっかけとなる時間でした。日常では触れることのない川の力、風の流れ、太陽の熱、そして人間の力ではどうにもできない大自然の圧倒的な存在感。そのすべてが、ラフティングの中でダイレクトに身体に伝わってくるのです。
特に印象的だったのは、激流に飲まれそうになりながらも、仲間と力を合わせて一つひとつの波を乗り越える中で、自分の無力さと同時に自然の美しさを実感した瞬間です。自然は決して人間に都合よくできていない。時に優しく、時に厳しい。そのありのままの姿を受け入れながら、自分たちもその一部であることを感じる——それが、この体験を通して得た最も大きな気づきでした。
また、川を下る中で目に入ってきた、岩の形、木々の緑、鳥の鳴き声、遠くにそびえる山々。どれもが人工物とは異なる「調和の美しさ」を持っており、現代の便利な生活の中では決して味わえない静けさと感動がそこにはありました。
インストラクターの方の話によれば、ラフティングを通じて自然との距離感が変わったという参加者も多くいるそうです。環境問題に対してより関心を持つようになったり、自然に優しい暮らしを考えるようになったりと、小さな意識の変化が芽生える人が少なくないとのこと。それはまさに、体験から生まれる学びであり、「遊び」と「学び」が融合した貴重な時間であると言えるでしょう。
吉野川ラフティングは、体力や技術よりも、「自然とどう向き合うか」という心の姿勢を試される体験でもあります。目の前の波を越えるたびに、自分の中にある本能や直感が呼び起こされるような感覚があり、現代社会では失いがちな「自然とのつながり」を取り戻せる特別な時間となりました。
この体験を経て、旅が終わった後も自然に目を向ける姿勢が変わったことに気づきます。ふとした風の音、雨の匂い、木漏れ日のあたたかさ——そういった何気ない自然のサインにも敏感になり、暮らしそのものが少し豊かになったような気がしています。
まとめ
吉野川ラフティングは、ただのレジャーでは終わらない、人生に残る体験を与えてくれるアクティビティです。激流のスリル、美しい渓谷、心地よい一体感、地元のグルメや温泉、そして旅の中でふと訪れる静かな時間。そのすべてが旅の1ページとして深く刻まれ、訪れた人の心に強い印象を残します。
季節ごとに表情を変える吉野川は、何度訪れても新しい発見があり、ラフティングはもちろん、その周辺観光地との組み合わせで、旅全体の魅力を何倍にも膨らませてくれます。また、川とのふれあいを通して、自分自身や自然との関係を見つめ直すきっかけにもなり、ただのアウトドア体験では味わえない「気づき」や「感動」が、そこにはあります。
徳島という土地の持つ豊かさ、そして吉野川という自然の懐に包まれる時間を、ぜひ多くの人に体験してほしい——そんな思いを込めて、この記事を締めくくります。