目次(もくじ)
はじめに：大阪万博とUSJを同時に楽しむ旅行の魅力
2025年に開催される大阪・関西万博は、世界中から注目を集めている一大イベントです。その会場である夢洲（ゆめしま）は、最先端技術や未来のライフスタイルを体感できるパビリオンやイベントが目白押しで、まさに「未来を先取りできる」空間です。一方、大阪にはもう一つの大人気観光スポット「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）」があります。映画やアニメの世界を現実に感じられるこのテーマパークは、日本全国からの観光客だけでなく、海外からの旅行者にも非常に人気が高い施設です。
この二つを1泊2日という短期間で効率的に回るには、綿密な計画とタイムマネジメントが求められますが、それだけに充実した旅になること間違いなしです。旅行者の中には、USJで遊ぶか、大阪万博に行くかで悩む人も少なくありませんが、実はこの二つは両立可能なのです。USJがあるのは大阪市此花区で、夢洲も同じく大阪ベイエリアに位置しており、移動距離やアクセスも比較的スムーズです。
この記事では、USJと大阪万博の両方を最大限に楽しむためのモデルプランを、実体験に基づいて紹介します。USJでのアトラクションや食事、ホテルの選び方から、大阪万博会場の効率的な回り方、交通機関の利用法までを丁寧に解説していきます。1泊2日で「遊び」と「未来体験」を両立させる、夢のような大阪旅行を実現させたい方にとって、必ず参考になる内容となっています。短期間でも内容の濃い、満足度の高い旅行を目指しましょう。
1日目の朝：新幹線・飛行機でのアクセスとUSJ入園のポイント
1日目のスタートは、何よりもスムーズな大阪入りがカギとなります。遠方から訪れる場合、新幹線と飛行機のどちらを利用するかで、到着時間とその後の行動計画が大きく変わってきます。例えば、東京方面からであれば東海道新幹線「のぞみ」で新大阪駅まで約2時間30分。朝7時台の新幹線に乗れば、10時前にはUSJに到着可能です。一方、福岡や札幌、沖縄など遠距離の場合は飛行機の利用が現実的です。伊丹空港や関西国際空港（関空）からは、電車やリムジンバスでUSJまで移動できます。所要時間は伊丹空港から約50分、関空からは1時間前後です。
USJでの1日を効率的に過ごすためには、入園時間の確保が重要です。なるべく開園前に到着し、人気アトラクションの待ち時間を回避することが理想的です。特に、スーパー・ニンテンドー・ワールドやハリーポッターエリアなど、整理券が必要なエリアは事前に公式アプリからの予約やエクスプレス・パスの購入を検討するのがベストです。
また、USJのチケットは当日購入よりもオンラインでの事前購入が断然スムーズです。QRコードで入場できる電子チケットであれば、チケットブースで並ぶ必要がなく、時間の節約になります。荷物はUSJ内のコインロッカーや、宿泊予定のホテルのクロークに預けておくことで、身軽に行動できます。朝の移動から入園までを効率的に行うことで、USJを最大限に楽しむ準備が整うのです。
1日目の昼：ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで絶対に外せないアトラクションと食事スポット
USJの昼の時間帯は、多くの来場者が集まるピークタイムでもあります。この時間帯に効率よく人気アトラクションを回るには、事前の作戦がものをいいます。まず絶対に外せないのが「スーパー・ニンテンドー・ワールド」。マリオの世界を完全再現したエリアで、パワーアップバンドと連動した体験型ゲームが楽しめるのが魅力です。中でも「マリオカート ～クッパの挑戦状～」は圧倒的な人気を誇り、整理券なしでは体験が難しいこともあるため、朝のうちに整理券を取得しておくのが鉄則です。
続いては「ザ・フライング・ダイナソー」。ジュラシックパークエリアにあるこの絶叫系コースターは、空を飛んでいるかのようなスリルを味わえます。並ぶ時間が長くなる傾向にあるので、エクスプレス・パスの使用や、比較的待ち時間の少ない時間帯（13時以降）を狙うのがポイントです。
昼食には、テーマパークらしからぬ本格派のレストランもおすすめです。例えば「フィネガンズ・バー＆グリル」はステーキやパスタなどボリュームのある料理を提供しており、午後のエネルギーチャージに最適です。また、スーパー・ニンテンドー・ワールド内の「キノピオ・カフェ」は、キャラクターモチーフの料理がフォトジェニックで、SNS映えを狙う若者に人気です。
アトラクションをめぐる際は、スマートフォンで公式アプリを使いながら待ち時間を確認し、スケジューリングすると効率が飛躍的にアップします。無理に詰め込まず、休憩をはさみながらのんびり楽しむことも大切です。USJの魅力は、アトラクションだけでなく、キャストとの交流や、パレード、ショーなどライブ感あふれるエンタメ体験にもあります。昼間のひとときをフル活用して、USJならではの世界観にどっぷりと浸りましょう。
1日目の夜：USJ周辺のおすすめホテルと夜景を楽しむ過ごし方
USJでたっぷり遊んだ後は、近隣のホテルでゆったりと疲れを癒すのが理想的です。USJ周辺には徒歩圏内に多数のオフィシャルホテルやパートナーホテルがあり、どこも高いホスピタリティと快適な設備を備えています。特に人気なのが「ホテル ユニバーサル ポート」。USJまで徒歩5分という立地で、ホテル内にはミニオンをモチーフにした部屋や、家族連れ向けの広々としたファミリールームが揃っており、テーマパーク気分を翌朝まで楽しめます。
もうひとつおすすめなのが「ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。こちらはUSJのゲートすぐ横に位置し、客室からはパーク全体のライトアップが一望できる部屋もあります。夜景とともに、1日の余韻にひたる時間は、まさに旅のハイライトのひとつです。
ホテル選びの際には、翌日の万博会場へのアクセスも視野に入れておくと便利です。たとえば、ユニバーサルシティ駅からJRや地下鉄を利用して夢洲へ向かうルートを考慮すると、駅から近いホテルの方が朝の移動がスムーズになります。
夜の過ごし方としては、ホテル周辺のレストランやバーで軽食をとるのも良いですし、ホテル内でのルームサービスやスパを利用してのんびり過ごすのもおすすめです。特にUSJで歩き回ったあとの身体は予想以上に疲れているもの。無理せず、しっかり休息を取り、翌日の万博に備えることが充実した旅のカギとなります。
2日目の朝：大阪市内から夢洲・万博会場への最新アクセス事情
2日目は、いよいよ2025年大阪・関西万博のメイン会場である夢洲へと向かいます。USJを中心とした此花区から夢洲までは、車や公共交通機関を使っておよそ30分〜1時間程度で到着可能です。公共交通機関を利用する場合は、JRゆめ咲線のユニバーサルシティ駅から西九条駅で乗り換え、大阪メトロ中央線に乗り、コスモスクエア駅を経由して夢洲駅へと向かうルートが主流です。2025年の万博開催時には、夢洲駅が新設される予定であり、大阪メトロの整備も進められています。
朝の時間帯は混雑が予想されるため、なるべく早めの移動がベターです。午前9時ごろには会場周辺に到着できるようにスケジュールを組むと、万博の各エリアをゆったりと楽しむ余裕ができます。万博会場は非常に広大で、徒歩移動だけでも時間がかかるため、館内移動用のシャトルバスや案内アプリの活用も視野に入れておきましょう。
また、夢洲周辺はまだ開発途上のエリアでもあるため、事前に飲食物や日用品を準備しておくと安心です。もちろん、万博会場内にも多数の飲食ブースやカフェが出店予定ですが、混雑時には購入に時間がかかることもあります。モバイルチケットやアプリを使って、入場手続きやパビリオンの予約を事前に済ませておくと、スムーズに入場できます。
交通手段としてタクシーやシャトルバスを利用する選択肢もありますが、費用や混雑状況を考慮すると、公共交通機関の方が安定しています。事前にアクセス方法を調べ、複数のルートを把握しておくことで、当日万が一のトラブルにも柔軟に対応できます。夢洲へ向かう朝の移動は、旅の中でも大切な要素。計画的に行動することで、万博の1日をより有意義に過ごせることでしょう。
2日目の昼：大阪・関西万博で注目すべきパビリオンと体験型コンテンツ
夢洲で開催される大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界各国から約150の国や地域が参加する壮大なイベントです。会場には多数のパビリオンが設けられ、それぞれが最新技術、環境問題、持続可能な社会についての展示や体験を提供しています。
中でも注目すべきは、日本館です。最新のAI技術やロボティクスを活用したインタラクティブな展示が多数あり、未来の暮らしをリアルに体験できる構成になっています。また、アメリカ館やフランス館では、宇宙開発や未来の医療技術についての展示が人気で、特に子ども連れのファミリー層に好評です。
体験型コンテンツも多彩で、ARやVRを駆使した「仮想未来都市体験」では、来場者が自分の行動によって未来の都市環境を変化させるシミュレーションを楽しめます。エネルギー、食糧、水資源といった地球規模の課題に対し、各国が提案する未来の解決策を見ることができる点は、非常に教育的かつ刺激的です。
また、各パビリオンにはその国を代表する料理やお土産が販売されており、食文化を通じて異文化交流を楽しむこともできます。昼食は万博限定のフードトラックや各国のレストランでとるのがおすすめ。日本館では昆虫食を取り入れたサステナブルフードの試食ができるなど、話題性も抜群です。
会場内は非常に広いため、どのパビリオンを優先して見るか、事前にリストアップしておくと効率よく回れます。また、公式アプリでは混雑状況のリアルタイム表示や、館内のナビ機能も提供される予定なので、活用すると非常に便利です。午後の時間をしっかり確保することで、万博の核心に触れる充実した体験ができるはずです。
2日目の夕方：万博限定グルメとお土産完全ガイド
万博の醍醐味のひとつは、各国の個性豊かなグルメを味わえる点にあります。夕方になると、ランチの混雑もひと段落し、ゆったりと食事やショッピングを楽しむ時間に移っていきます。大阪・関西万博では、会場内に複数のフードゾーンが設置されており、日本全国のご当地グルメに加えて、出展国ごとの特色ある料理も堪能できます。
たとえば、イタリア館では現地のシェフが手がける本格ナポリピッツァを味わえたり、メキシコ館ではスパイシーなタコスやブリトーが人気を集めています。また、アジア各国のストリートフードも多数登場しており、タイのグリーンカレー、ベトナムのフォー、インドのバターチキンカレーなど、多国籍な味の冒険ができます。
日本国内からの出展も充実しており、関西エリアの名物料理――たこ焼き、串カツ、お好み焼きなどが提供されているほか、近未来の「昆虫食」や「培養肉」をテーマにした新しい食の提案も行われています。これらは食文化だけでなく、サステナビリティや地球環境への配慮といったテーマも内包しており、非常に注目度が高いです。
グルメと並んで楽しみなのが「万博限定のお土産」。各国パビリオンでは、その国ならではの雑貨や伝統工芸品、食品、アパレルなどを購入できます。特に人気が集まりそうなのは、日本館で販売される万博公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズや、環境配慮型のエコバッグ・ステーショナリーなど。デザイン性にも優れているため、記念としてだけでなく普段使いもできるアイテムが揃っています。
また、各国のブースではその国の伝統茶、スイーツ、香辛料など、小分けにされたパッケージで販売されているため、ちょっとした手土産にも最適です。夕方は来場者の集中も分散してくるため、比較的落ち着いてショッピングを楽しむことができる貴重な時間帯。荷物が多くなった場合も、会場内の宅配サービスを使えば安心です。
帰路につく前のひととき、世界中の文化を味わいながら特別な思い出を形にするこの時間は、大阪万博を訪れた人だけが味わえる贅沢な体験と言えるでしょう。
旅行の予算とチケット：USJと大阪万博の費用を抑えるコツ
USJと大阪万博を1泊2日で満喫するには、それなりに予算がかかるものです。しかし、計画的にチケットの手配や宿泊予約を行うことで、かなりの節約が可能になります。まずはチケット関連から見ていきましょう。
USJの1デイ・スタジオ・パスは時期により価格が変動しますが、だいたい8,600円〜10,400円の範囲で推移しています。人気の時期には上限に近い価格設定になるため、可能であれば平日や繁忙期を避けることで費用を抑えることができます。また、エクスプレス・パスを利用すると、待ち時間を大幅に短縮できますが、こちらも価格は4,000円〜15,000円と幅広く、内容によって異なります。必要なアトラクションだけをカバーしたパスを選ぶのが節約のポイントです。
大阪万博の入場チケットは、前売券を購入すれば当日券よりも安く入手可能です。大人料金で6,000円前後が想定されており、早期購入特典として限定グッズや優先入場の特典がつく場合もあります。USJとのセットプランや、宿泊施設とのパッケージプランが出る可能性もあるため、公式サイトや旅行代理店の情報をチェックしておくとお得なプランに出会えるかもしれません。
宿泊費については、USJ周辺のオフィシャルホテルが1泊1人8,000円〜20,000円程度が相場です。早めの予約や、平日割引、連泊割引などを利用すれば、1万円以下で快適な宿に泊まることも可能です。また、大阪市内中心部のホテルを選べば、USJと万博会場の両方へのアクセスも良く、料金も比較的抑えられます。
さらに交通費についても、新幹線や飛行機は早割を活用するのが基本です。新幹線であれば「ぷらっとこだま」や「EX予約」、飛行機であればLCCや特割航空券を利用することで、数千円単位での節約が可能です。
全体の予算目安としては、1人あたり約3万円〜5万円程度が想定されますが、選び方次第ではもっと抑えることもできます。賢いチケット選びと宿泊予約で、限られた時間とお金を最大限に活かしましょう。
まとめ
大阪万博とユニバーサル・スタジオ・ジャパンを組み合わせた1泊2日の旅行は、エンタメと文化、未来へのビジョンを堪能できる充実した旅です。初日はUSJで人気アトラクションを楽しみ、ホテルでゆっくり休息をとった後、翌日は万博会場に向かい、最新技術や世界各国の文化を体験します。大阪万博では、食文化や環境問題に触れながら、世界の未来を考える貴重な時間を過ごせます。また、グルメやお土産も万博ならではの魅力が満載で、旅行を彩る要素が盛りだくさんです。
旅行の予算については、計画的にチケットや宿泊の手配を行うことで、コストを抑えながら最大限に楽しむことが可能です。事前に公式サイトや旅行代理店で情報を集め、賢い選択をすることで、より充実した旅行を実現できます。
USJと大阪万博の魅力を存分に味わい、心に残る素晴らしい旅行をお楽しみください。大阪はエンタメと文化が融合する都市として、訪れる人々に新しい発見と感動を提供してくれることでしょう。この1泊2日プランを参考に、素晴らしい思い出を作りましょう。