目次(もくじ)
- 1 3月の北海道は特別!春の訪れを感じる絶景旅へ
- 2 オホーツク海の神秘!流氷が作り出す幻想的な景色を体感
- 3 雪解けが生み出す大自然の息吹!美瑛・富良野の早春ドライブ
- 4 知床・網走で出会う野生動物たち!3月ならではの自然観察スポット
- 5 まだまだ楽しめるスノーアクティビティ!3月の北海道で滑るならここ
- 6 早春にしか味わえない!北海道の旬グルメと絶品海鮮
- 7 夜空に輝くダイヤモンドダスト!寒冷地ならではの奇跡の瞬間
- 8 春に向けて変わる景色!旭岳・大雪山のトレッキング体験
- 9 3月限定のイベント&お祭り!地元で楽しむ北海道の春の風物詩
- 10 快適に旅するための服装&持ち物ガイド!寒暖差に注意
- 11 3月の北海道旅行を最高に楽しむためのおすすめルートと宿泊地
- 12 まとめ
3月の北海道は特別!春の訪れを感じる絶景旅へ
北海道の3月は、冬の名残を感じながらも少しずつ春へと向かう特別な季節です。厳しい寒さが和らぎ始め、雪景色と春の訪れが同時に楽しめるため、観光にも絶好のタイミングといえます。この時期ならではの魅力は、流氷や雪解け風景、早春の花々など、冬と春が共存する独特の景色にあります。
また、3月は観光客のピークが過ぎるため、比較的落ち着いた環境で旅を楽しめるのも大きなメリットです。冬の絶景スポットをゆっくり巡ったり、春の兆しを感じながらドライブしたりと、多様な旅の楽しみ方ができます。北海道の大自然が生み出す美しい景色を堪能しながら、3月ならではの特別な時間を過ごしてみましょう。
本記事では、3月の北海道でしか体験できない絶景やおすすめの観光スポットを詳しく紹介します。流氷、雪解け、早春の花々といった春の訪れを感じる旅を計画するための参考にしてください。
オホーツク海の神秘!流氷が作り出す幻想的な景色を体感
3月の北海道旅行で絶対に外せないのが、オホーツク海の流氷観賞です。流氷は1月下旬から3月上旬にかけて北海道沿岸に漂着し、特に網走や紋別、知床周辺では壮大な流氷の景色を目の当たりにできます。
流氷の楽しみ方にはいくつかの方法があります。代表的なのは、網走発の「流氷観光砕氷船おーろら」や、紋別発の「ガリンコ号」に乗って海上から流氷を間近で見るクルーズツアーです。これらの船は厚い氷を砕きながら進むため、大迫力の景色を楽しめるだけでなく、アザラシやオオワシなどの野生動物に出会えるチャンスもあります。
また、流氷の上を歩く「流氷ウォーク」も人気のアクティビティです。ドライスーツを着て、冷たいオホーツク海の氷の上に立つという非日常の体験ができます。氷の下を泳ぐクリオネを観察できることもあり、自然の神秘を存分に味わえます。
3月上旬には流氷が沖へと移動し始めるため、できるだけ早めの訪問がおすすめです。運が良ければ、朝焼けや夕日と流氷が織りなす幻想的な風景を目にすることができるでしょう。
雪解けが生み出す大自然の息吹!美瑛・富良野の早春ドライブ
3月の美瑛・富良野は、冬の銀世界が徐々に姿を変え、雪解けの美しい風景が広がるエリアです。特に美瑛の「パッチワークの丘」や「青い池」は、春に向かって移り変わる自然の様子を楽しむのに最適なスポットです。
「青い池」は冬の間は凍結していますが、3月になると雪解けとともにその青さが戻り始めます。透明度の高い青色の水面に雪が溶け込み、幻想的な景色が広がる瞬間を目にすることができます。また、周囲の木々が芽吹き始める様子も見どころのひとつです。
美瑛の丘陵地帯は、まだ雪が多く残る場所もありますが、道路が次第に乾き始めるため、レンタカーでのドライブが楽しめます。美しい白樺並木や、広大な畑の向こうにそびえる大雪山系の山々を眺めながら、春の訪れを感じることができます。
富良野では、早春の花々が咲き始める温室の観光スポットもおすすめです。ラベンダーの名所「ファーム富田」では、温室内で一足早くラベンダーを見ることができます。また、富良野チーズ工房では、新鮮な牛乳を使ったチーズやスイーツを味わいながら、のんびりと過ごすのも良いでしょう。
美瑛・富良野エリアは、3月ならではの美しい景色と自然の変化を楽しむのにぴったりの場所です。ドライブや散策をしながら、北海道の早春を満喫してみてください。
知床・網走で出会う野生動物たち!3月ならではの自然観察スポット
3月の北海道では、厳しい冬を乗り越えた野生動物たちが活動を始める様子を観察できます。特に知床半島や網走エリアは、豊かな自然が広がることから、多様な野生動物が生息する場所として知られています。
知床半島では、エゾシカやキタキツネが姿を現すことが増えます。雪解けが進むにつれ、食べ物を求めて移動する姿が道路沿いや森の中で見られるようになります。運が良ければ、オオワシやオジロワシといった大型の猛禽類が流氷の上で羽を休める姿を観察することもできます。流氷が沖に流れ始める3月上旬は、こうした野鳥の観察に絶好のタイミングです。
網走エリアでは、アザラシが流氷の上で休んでいる様子を発見することができることもあります。また、網走湖周辺では白鳥が飛来し、優雅に泳ぐ姿を楽しめます。特に、網走湖の湖畔にある「濤沸湖(とうふつこ)」は白鳥の越冬地として有名で、3月には多くの白鳥が集まります。
知床五湖周辺では、エゾリスやエゾモモンガといった可愛らしい動物たちが活発に動き回る様子も見どころのひとつです。夜には、運が良ければエゾフクロウの鳴き声を聞くことができるかもしれません。
知床・網走エリアでは、3月ならではの野生動物の動きや春の訪れを感じることができるため、双眼鏡やカメラを持参し、ぜひ自然観察を楽しんでみてください。
まだまだ楽しめるスノーアクティビティ!3月の北海道で滑るならここ
3月の北海道は、雪質がやや変化するものの、まだまだスキーやスノーボードを楽しめる時期です。特に標高が高いエリアではパウダースノーが残っており、安定したコンディションの中で滑ることができます。
おすすめのスキー場のひとつが「ニセコ」です。ニセコは世界的にも有名なスキーリゾートで、3月でも十分に雪が残っています。降雪量が多いシーズンに比べると観光客が少なくなるため、混雑を避けてゆったりと滑ることができるのも魅力です。また、ナイター営業も行われており、幻想的な雪景色の中でのナイトスキーも楽しめます。
また、「富良野スキー場」も3月に訪れるのに適したスキーリゾートのひとつです。3月に入ると雪が少し湿り気を帯びてくるため、初心者や中級者でも滑りやすいコンディションになります。富良野の大自然に囲まれながらのスキー体験は、爽快感抜群です。
道東エリアでスキーを楽しみたいなら、「トマムスキーリゾート」もおすすめです。トマムは晴天率が高いため、晴れた青空の下で滑ることができます。また、雲海テラスで有名な「星野リゾート トマム」もあるため、宿泊を兼ねて訪れるのも良いでしょう。
さらに、3月の北海道では、スキーやスノーボードだけでなく、スノーシューや犬ぞり、スノーモービルといったアクティビティも充実しています。雪山を歩くスノーシュートレッキングでは、普段は立ち入れない静かな森の中を散策でき、動物の足跡を見つける楽しみもあります。
このように、3月でもまだまだスノーアクティビティを楽しめる北海道。冬の終わりを感じながら、春の訪れとともに最後の雪遊びを満喫してみてはいかがでしょうか。
早春にしか味わえない!北海道の旬グルメと絶品海鮮
北海道の食の魅力は一年を通じて楽しめますが、3月にはこの時期にしか味わえない旬のグルメがあります。特に、冬から春にかけて漁獲される海産物や、雪解けとともに収穫される山菜などが絶品です。
3月に旬を迎える海産物の代表格が「毛ガニ」です。北海道各地で獲れる毛ガニは、春先になると身がぎっしり詰まり、甘みが増します。特に、オホーツク海で水揚げされる毛ガニは濃厚な味わいで、多くの観光客が楽しみにしている一品です。
また、「ホタテ」も3月に美味しさが増す海産物のひとつです。オホーツク沿岸や噴火湾で獲れるホタテは、冬を越えて旨味が凝縮されており、刺身や焼きホタテとして食べると絶品です。
一方、北海道の内陸部では、雪の下で甘みを蓄えた「雪の下野菜」が収穫され始めます。特に美味しいのが「雪の下にんじん」や「雪の下キャベツ」で、通常の野菜よりも糖度が高く、甘みが際立っています。道の駅や地元のレストランで提供されていることがあるので、見つけたらぜひ試してみてください。
3月ならではのグルメを堪能するなら、札幌や函館、釧路といった港町の市場に足を運ぶのもおすすめです。たとえば、札幌の「二条市場」や函館の「朝市」では、新鮮な海鮮丼や焼き魚をその場で楽しむことができます。
北海道の春の味覚を堪能しながら、旅の思い出に残る食体験を楽しんでみてください。
夜空に輝くダイヤモンドダスト!寒冷地ならではの奇跡の瞬間
3月の北海道では、冬の寒さが徐々に和らぎつつあるものの、まだまだ冷え込む日がこの時期にしか見られない幻想的な現象のひとつが「ダイヤモンドダスト」です。ダイヤモンドダストとは、気温が極端に低いときに大気中の水蒸気が氷の結晶となり、太陽光や人工の光を反射してキラキラと輝く現象のことを指します。まるで空気中にダイヤモンドが舞っているかのような美しい光景は、寒冷地ならではの神秘的な体験です。
ダイヤモンドダストが発生する条件は、気温がマイナス15度以下で、無風かつ湿度が高いことが挙げられます。そのため、北海道の中でも特に冷え込みが厳しい地域で観察するのが最適です。おすすめのスポットとしては、上川地方の「層雲峡」、十勝地方の「然別湖」、そして富良野・美瑛周辺の冷涼な高原地帯が挙げられます。特に、層雲峡温泉や然別湖では、温泉の湯気と相まって幻想的な景色が広がることもあります。
また、ダイヤモンドダストが見られるタイミングとしては、早朝や日没後が狙い目です。朝日や夕日が氷の結晶に反射し、まばゆい光を放つ瞬間は、まさに息をのむ美しさです。夜には、ダイヤモンドダストと満天の星空が共演し、まるで銀河の中にいるかのような感覚を味わうことができます。
ダイヤモンドダストを見に行く際は、寒さ対策を万全にすることが重要です。特に手足の冷え対策として、厚手の靴下や手袋、温かい飲み物を用意すると快適に観察できます。
北海道の3月だからこそ体験できる、自然が生み出す奇跡の瞬間を、ぜひカメラに収めてみてください。
春に向けて変わる景色!旭岳・大雪山のトレッキング体験
北海道の屋根とも呼ばれる「大雪山系」は、3月になると雪解けの兆しが現れ、冬から春へと移り変わる様子を楽しめるエリアです。特に、標高2,291mの「旭岳」は、北海道最高峰の山として知られ、春に向かうダイナミックな景色を間近で見ることができます。
旭岳周辺では、ロープウェイを利用して標高1,600m付近まで一気に登ることができ、そこから冬の残る大自然を歩くスノートレッキングが楽しめます。標高が高いため、3月でも一面の雪景色が広がっており、まるで別世界のような風景を堪能できます。晴れた日には、遠く知床半島やオホーツク海まで望むことができることもあります。
また、春の訪れをいち早く感じることができる「大雪山黒岳」エリアもおすすめです。標高が低めの登山道では、徐々に雪解けが進み、ふきのとうやエゾエンゴサクといった早春の花々が顔を出し始めます。こうした自然の変化を間近で観察しながらのトレッキングは、春の息吹を感じる貴重な体験となるでしょう。
初心者向けには、ガイド付きのスノーシュートレッキングツアーに参加するのもおすすめです。大雪山系には地元のネイチャーガイドが同行するツアーが多数あり、冬から春へと移り変わる大自然の魅力を詳しく解説してくれます。
北海道の山々が徐々に冬の眠りから覚め、春の光を受けて輝く瞬間を体験しに、ぜひ旭岳や大雪山のトレッキングに挑戦してみてください。
3月限定のイベント&お祭り!地元で楽しむ北海道の春の風物詩
3月の北海道では、冬の終わりと春の始まりを祝うイベントやお祭りが各地で開催されます。冬の名残を楽しむものから、春を迎える華やかな催しまで、多種多様なイベントが揃っています。
まず、3月初旬に開催される「流氷まつり」は、網走や紋別など流氷が訪れる地域で行われるイベントです。流氷を活用した巨大な氷像や氷の滑り台が登場し、夜にはライトアップが行われるなど、幻想的な雰囲気を楽しめます。また、地元の海産物を味わえる屋台も多く出店し、冬の味覚を堪能することができます。
また、札幌では「さっぽろホワイトイルミネーション」が3月中旬まで開催されています。冬の間に街を彩ったイルミネーションが、春の訪れとともに消灯される前に、最後の輝きを放ちます。大通公園や駅前通りを幻想的な光が照らし、ロマンチックな雰囲気の中で散策を楽しめます。
さらに、函館では「はこだて冬花火」が開催されることがあります。夜空に打ち上がる美しい花火が、雪景色と相まって感動的な光景を作り出します。
このように、3月の北海道では冬の終わりを惜しみつつ、新しい季節を迎えるためのイベントが各地で開催されます。旅行の際には、これらのイベントの日程をチェックして、特別な体験を楽しんでみてください。
快適に旅するための服装&持ち物ガイド!寒暖差に注意
3月の北海道旅行を快適に楽しむためには、適切な服装と持ち物の準備が重要です。この時期はまだ寒さが厳しい地域が多いものの、日中は気温が上昇することもあり、寒暖差が激しいのが特徴です。旅行の計画を立てる際は、訪れるエリアの気温を事前にチェックし、適切な服装を準備しましょう。
服装のポイント
3月の北海道は、都市部(札幌・函館など)では日中の気温が0〜5℃程度まで上がることがありますが、朝晩は氷点下になることもあります。一方で、流氷が見られる網走・知床、標高の高い旭岳や大雪山などでは、日中でも氷点下が続くことが多いため、防寒対策が必須です。
基本的には冬の服装をベースにしつつ、調整しやすいレイヤードスタイルを意識するとよいでしょう。
アウター:ダウンジャケットや厚手のコートがおすすめ。防風性・防寒性に優れたものを選ぶと、風が強い場所でも快適です。
インナー:ヒートテックやフリースなど、保温性の高いものを着用すると寒さを防げます。特にアウトドアやスノーアクティビティを楽しむ場合は、吸湿速乾性のあるインナーが最適です。
ボトムス:裏起毛のパンツやタイツを重ね着すると防寒対策になります。雪道を歩くことがある場合は、防水性のあるパンツを選ぶのも良いでしょう。
靴:滑りやすい雪道を歩くことを考慮し、トレッキングシューズやスノーブーツを用意すると安心です。靴底に滑り止めがついているものを選ぶと、転倒防止にも役立ちます。
小物類:手袋、マフラー、ニット帽は必須アイテム。特に流氷観光や雪原散策を予定している場合は、防寒性能の高い手袋を選びましょう。また、サングラスは雪の反射光を防ぐのに役立ちます。
持ち物リスト
北海道旅行では、防寒対策だけでなく、快適に過ごすためのアイテムも重要です。以下の持ち物を準備すると、より安心して旅を楽しめます。
カイロ:屋外での観光時に大活躍。手持ちタイプと貼るタイプの両方を用意すると便利です。
リップクリーム&ハンドクリーム:空気が乾燥しやすいため、肌の保湿対策をしておくと快適です。
モバイルバッテリー:寒さの影響でスマートフォンのバッテリーが通常よりも早く減ることがあるため、予備のバッテリーがあると安心です。
折りたたみ傘 or ポンチョ:雪が降ることもあるため、急な天候変化に対応できる雨具を用意しておきましょう。
日焼け止め:雪の照り返しによる紫外線は意外と強いため、長時間屋外にいる場合は日焼け対策が必要です。
3月の北海道は、エリアによって気候が大きく異なるため、訪問先に合わせて適切な服装や持ち物を準備しましょう。万全の準備を整えれば、寒さを気にせず思い切り旅行を楽しめます。
3月の北海道旅行を最高に楽しむためのおすすめルートと宿泊地
北海道は広大なため、効率よく観光するためにはルートの選定が重要です。3月ならではの絶景やイベントを楽しめるモデルコースをいくつか紹介します。
モデルコース1:流氷&オホーツクの自然を満喫する旅(3泊4日)
1日目:新千歳空港 → 網走へ移動(飛行機または特急オホーツク)→ 流氷砕氷船おーろらに乗船 → 網走監獄見学 → 網走泊
2日目:知床へ移動 → 知床五湖散策 → 知床流氷ウォーク体験 → 知床ウトロ温泉泊
3日目:摩周湖・屈斜路湖ドライブ → 阿寒湖でワカサギ釣り → 釧路泊
4日目:釧路湿原散策 → 釧路空港から帰路へ
このコースでは、流氷観光や知床の大自然を堪能できるだけでなく、釧路の名物グルメや阿寒湖の冬景色も楽しめます。
モデルコース2:札幌&道央の春の魅力を楽しむ旅(3泊4日)
1日目:新千歳空港 → 札幌市内観光(大通公園・さっぽろテレビ塔・時計台)→ さっぽろホワイトイルミネーション鑑賞 → 札幌泊
2日目:小樽へ移動 → 小樽運河散策 → ルタオ本店でスイーツを堪能 → 小樽泊
3日目:美瑛・富良野ドライブ → 青い池・白金温泉で温泉体験 → 旭川泊
4日目:旭山動物園 → 旭川ラーメンを堪能 → 旭川空港から帰路へ
このルートでは、札幌の都会的な魅力と、小樽・富良野・美瑛の自然やグルメをバランスよく楽しめます。
まとめ
3月の北海道は、冬の名残と春の兆しが共存する特別な季節です。流氷観光や雪解けの絶景、スノーアクティビティ、旬のグルメなど、この時期ならではの魅力が詰まっています。寒暖差に対応した服装を準備し、訪れるエリアに応じた旅の計画を立てることで、より快適に北海道の自然を満喫できるでしょう。
また、3月は観光客が比較的少ないため、落ち着いた雰囲気の中で旅行を楽しめるのも魅力です。美しい景色と美味しい食べ物に囲まれながら、北海道ならではの春の旅を存分に味わってみてください。