3月の北海道は絶景だらけ！流氷・雪景色・旬グルメを満喫する贅沢旅ガイド

3月の北海道が特別な理由とは？冬と春の狭間の魅力を徹底解説

3月の北海道は、冬の美しい雪景色と春の訪れを感じられる特別な時期です。厳冬期の2月までとは異なり、気温が少しずつ上がり始めるため、寒さが和らぎ観光がしやすくなります。しかしながら、北海道の3月は本州の真冬並みの気温が続くため、まだまだ冬の風情を楽しめるのが特徴です。

この時期の大きな魅力は、北海道ならではの自然現象やアクティビティが楽しめることです。例えば、オホーツク海沿岸では流氷がまだ見られ、流氷ウォークや流氷クルーズといった特別な体験が可能です。また、スキーリゾートでは雪質の良いパウダースノーが残り、春スキーを楽しむ観光客が増えてきます。

一方で、3月中旬以降になると一部地域では雪解けが進み、道路状況が変化します。雪と氷の溶けかけた路面が滑りやすくなる「アイスバーン」や「シャーベット路面」に注意が必要です。そのため、レンタカーを利用する場合は、冬用タイヤ装着車を選び、運転には十分な注意を払いましょう。

また、3月の北海道は観光客が比較的少なく、冬のピークシーズンと比べて宿泊料金やツアー価格が下がることが多いのもメリットです。特に、流氷クルーズや温泉宿などは、2月に比べて予約が取りやすくなるため、混雑を避けてゆったりと楽しみたい方におすすめです。

このように、3月の北海道は冬の美しさを残しつつ、春の訪れも感じられる絶好の観光シーズンです。次のセクションでは、この時期にぜひ体験してほしい流氷クルーズやアクティビティについて詳しく紹介します。

知床・網走で感動体験！この時期だけの流氷クルーズとアクティビティ

3月の北海道観光で絶対に外せないのが、オホーツク海沿岸で楽しめる流氷観光です。特に、知床や網走エリアでは、この時期ならではの流氷クルーズや流氷ウォークといった特別な体験が可能です。冬の北海道を象徴する絶景を満喫できる貴重な機会なので、ぜひスケジュールに組み込んでみましょう。

網走発の流氷観光船「おーろら」

網走では、流氷を間近で見ることができる観光船「おーろら」に乗船するのがおすすめです。この船は、厚い流氷を砕きながら進む砕氷船で、オホーツク海の壮大な風景を楽しむことができます。乗船中は、目の前で氷が割れる音や、流氷の上を歩くアザラシ、さらには運が良ければオジロワシやオオワシといった希少な野鳥を観察できることもあります。

3月上旬までは比較的流氷がしっかりと残っていますが、中旬以降になると流氷が沖へ流されることが増えます。そのため、流氷クルーズを確実に楽しみたい場合は、なるべく早めの時期に訪れるのがポイントです。

知床での流氷ウォーク体験

流氷をより間近に感じたい方には、知床エリアで体験できる流氷ウォークがおすすめです。流氷ウォークでは、特殊なドライスーツを着用し、実際にオホーツク海の流氷の上を歩いたり、海に浮かんだりすることができます。見渡す限りの白銀の世界を歩く体験は、まさに非日常の感動を味わえる瞬間です。

流氷ウォークの開催は3月中旬頃までが目安ですが、その年の流氷の状況によって変動することがあります。ツアーの催行状況を事前にチェックし、予約をしてから訪れるのがベストです。また、ドライスーツを着るとはいえ、防寒対策はしっかり行いましょう。

流氷と一緒に楽しめる周辺観光スポット

流氷観光のついでに訪れたいのが「網走刑務所博物館」や「オホーツク流氷館」です。網走刑務所博物館では、北海道開拓時代の囚人たちの歴史を学ぶことができ、オホーツク流氷館では、流氷やクリオネ（流氷の天使）について詳しく知ることができます。

また、知床に足を延ばせば、世界遺産の大自然に囲まれた知床五湖や、冬の時期だけ氷瀑（ひょうばく）となるフレペの滝など、幻想的な風景が広がっています。3月の知床はまだ雪に包まれていますが、観光ツアーを利用すればスノーシューを履いて気軽に散策できます。

流氷クルーズや流氷ウォークは、3月の北海道でしか味わえない貴重な体験です。次のセクションでは、雪景色が美しい北海道の絶景スポットについて詳しく紹介します。

雪景色を楽しむ絶景スポット！美瑛・富良野・小樽の幻想的な風景

3月の北海道では、まだまだ美しい雪景色を楽しめます。特に、美瑛・富良野・小樽といったエリアでは、冬の名残を感じさせる幻想的な風景が広がり、写真映えするスポットが数多くあります。観光客もピークシーズンに比べて少なく、静かに雪景色を満喫できるのも魅力です。

美瑛の「青い池」と白銀のコントラスト

美瑛町にある「青い池」は、冬になると凍結し、真っ白な雪と青い氷が織りなす幻想的な風景が広がります。3月でもまだ氷が張っていることが多く、雪に覆われた周囲の森と相まって、神秘的な雰囲気を楽しめます。また、青い池の近くには「白ひげの滝」があり、冬の寒さで滝の一部が凍りつくため、青い水面との対比が一層際立ちます。

富良野の広大な雪原と「ニングルテラス」

富良野といえばラベンダー畑が有名ですが、冬の雪原も見逃せません。丘陵地帯に広がる真っ白な景色は、どこを切り取っても絵になる美しさです。特に、朝や夕方の時間帯には、雪面が太陽の光を反射してキラキラと輝くため、より幻想的な雰囲気を味わえます。

また、富良野では「ニングルテラス」という小さな木の小屋が集まるスポットも人気です。ここは、作家・倉本聰がプロデュースした森の中のショッピングエリアで、可愛らしいログハウスが雪に包まれる光景はまるで童話の世界のようです。夜になるとライトアップされ、一層ロマンチックな雰囲気が漂います。

小樽の「運河の街並み」とノスタルジックな雰囲気

小樽は3月でも雪が多く残る街で、レトロな街並みと雪景色の組み合わせが魅力的です。特に、小樽運河沿いに広がる石造りの倉庫群は、雪が積もるとより一層趣のある風景に変わります。

夜には運河沿いのガス灯が灯り、雪に反射する光が幻想的な雰囲気を演出します。また、3月の小樽ではまだまだ冬らしいイベントが開催されていることもあり、運河クルーズに乗れば、雪景色とレトロな建築をゆったりと楽しむことができます。

また、小樽はスイーツの街としても有名で、「ルタオ」や「六花亭」などのスイーツ店巡りもおすすめです。暖かいカフェでホットチョコレートを飲みながら、雪景色を眺めるのも3月の小樽ならではの楽しみ方です。

美瑛・富良野・小樽と、それぞれ個性豊かな雪景色が楽しめるエリアですが、3月の北海道には他にも魅力的な観光スポットがたくさんあります。次のセクションでは、3月に味わうべき北海道の絶品グルメを紹介します。

旬の海鮮が最高に美味しい！3月に味わいたい北海道の絶品グルメ

北海道は一年を通して美味しい食材が豊富ですが、3月にはこの時期ならではの旬の海鮮やご当地グルメを存分に楽しむことができます。特に、流氷が運ぶプランクトンの影響で栄養豊富な海産物が育ち、鮮度の高い魚介類を味わえるのが特徴です。今回は、3月に北海道を訪れたらぜひ食べたい絶品グルメを紹介します。

流氷の恵み「オホーツク産の毛ガニ」

3月の北海道で最もおすすめしたいのが、オホーツク海で獲れる「毛ガニ」です。この時期の毛ガニは流氷の影響を受け、身がしっかり詰まって甘みが増しています。特に、網走や紋別などのオホーツク沿岸の港町では、新鮮な毛ガニを茹でたてで提供するお店が多く、濃厚なカニ味噌も堪能できます。

また、札幌や小樽の市場でも手軽に味わうことができ、毛ガニの炭火焼きや、カニ鍋、カニ味噌たっぷりの甲羅焼きなど、さまざまな食べ方が楽しめます。カニ好きなら、この時期に訪れる価値は十分にあります。

ホタテとホッケの極上グルメ

オホーツク海沿岸では、3月にホタテの旬も迎えます。プリプリとした食感と濃厚な旨味が特徴で、網焼きや刺身、バター焼きなど、どんな食べ方でも絶品です。特に、サロマ湖周辺のホタテは大ぶりで、ジューシーな味わいが特徴です。

さらに、この時期のホッケも脂がのっていて美味しいです。北海道の居酒屋や食堂では、炭火で焼いたホッケの開きを提供する店が多く、大きくふっくらとした身は食べ応えがあります。新鮮なホッケは臭みがなく、塩加減もちょうどよいため、ご飯にもお酒にもよく合います。

濃厚な味わいの「ウニ」

北海道のウニは夏が旬と思われがちですが、実は3月にも美味しいウニを味わうことができます。特に、えりもや襟裳岬周辺では「春ウニ」が収穫される時期で、昆布をたっぷり食べて育ったウニは、甘みが強くクリーミーな味わいが特徴です。

3月は観光客も比較的少ないため、札幌や函館の市場でも新鮮なウニがリーズナブルな価格で食べられることがあります。海鮮丼にたっぷり乗せて食べるのはもちろん、ウニの天ぷらやウニ焼きも絶品なので、ぜひ試してみてください。

札幌ラーメンで温まる

3月の北海道はまだまだ寒いため、温かいラーメンも外せません。特に、札幌の味噌ラーメンは、コクのあるスープと中太ちぢれ麺が絡み合い、体を芯から温めてくれます。名店の「すみれ」や「純連（じゅんれん）」では、濃厚な味噌スープにラードの膜が浮かび、最後までアツアツのまま味わえます。

また、函館の塩ラーメンや旭川の醤油ラーメンもおすすめで、それぞれの地域ごとに異なるラーメン文化を楽しめるのも北海道ならではの魅力です。

3月の北海道は、寒さの中でこそ楽しめる美味しいグルメが満載です。次のセクションでは、温泉で癒されるおすすめの宿について紹介します。

温泉で癒やされる贅沢時間！登別・定山渓・川湯温泉のおすすめ宿

3月の北海道旅行では、寒さで冷えた体を温泉で温めるのも大きな楽しみの一つです。北海道には全国的にも有名な温泉地が多く、広大な自然の中で極上の温泉を楽しめます。今回は、特におすすめの温泉地と、それぞれの魅力的な宿泊施設を紹介します。

「登別温泉」地獄谷の湯けむりと極上の泉質

登別温泉は、北海道を代表する名湯の一つで、「温泉のデパート」とも呼ばれるほど多彩な泉質を楽しめる温泉地です。硫黄泉、鉄泉、食塩泉など、異なる成分の温泉が湧き出し、効能も豊富です。特に、地獄谷から立ち上る湯けむりは迫力があり、3月でも雪景色とのコントラストが幻想的です。

おすすめの宿泊施設としては「第一滝本館」が挙げられます。ここでは5種類以上の温泉を楽しめる大浴場があり、館内だけで湯めぐりができます。また、「登別グランドホテル」も人気で、開放的な露天風呂と充実した食事が魅力です。3月は観光客がピーク時より少なくなるため、比較的落ち着いて温泉を満喫できるのもポイントです。

「定山渓温泉」札幌近郊で気軽に楽しめる癒しの湯

札幌から車で約1時間の距離にある定山渓温泉は、アクセスの良さと豊かな自然が魅力の温泉地です。3月でもまだ雪景色が残り、雪見露天風呂を楽しむには最適な時期です。温泉街には足湯スポットも多く、散策しながら気軽に温泉を楽しめます。

おすすめの宿泊施設には「翠山亭倶楽部定山渓」があり、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと温泉を堪能できます。また、「花もみじ」では、広々とした露天風呂と、北海道の食材を活かした会席料理が評判です。札幌観光と組み合わせて楽しめるので、短期間の旅行にもぴったりです。

「川湯温泉」硫黄の香り漂う秘湯

道東エリアにある川湯温泉は、日本でも有数の強酸性の温泉で、湯治場としても有名です。肌にピリッとした刺激を感じるお湯が特徴で、美肌効果や殺菌作用が期待できます。特に、3月の川湯温泉は、雪景色と湯けむりが相まって幻想的な雰囲気を演出します。

おすすめの宿泊施設は「川湯観光ホテル」や「お宿 欣喜湯」などがあり、源泉かけ流しの湯を楽しめます。道東観光と合わせて訪れることで、より充実した旅行プランが組めるでしょう。

北海道の温泉地は、それぞれ異なる泉質と雰囲気を持っており、3月の寒い時期にこそ訪れる価値があります。次のセクションでは、3月の北海道旅行で注意すべきポイントについて紹介します。

雪道ドライブ＆観光に必須！3月の北海道旅行で気をつけるべきポイント

3月の北海道は、まだ冬の名残が色濃く残り、観光する上で注意すべき点がいくつかあります。特に、雪道を走るレンタカー旅行や、天候の変化に対応する服装については事前にしっかり準備しておくことが大切です。ここでは、安全で快適な旅行をするための重要ポイントを紹介します。

雪道ドライブの注意点

3月の北海道では、都市部の道路は雪が解けていることが多いですが、郊外や山間部ではまだまだ積雪や凍結が見られます。そのため、レンタカーを利用する場合は以下の点に注意しましょう。

必ず冬用タイヤ（スタッドレスタイヤ）装着の車を選ぶ
北海道のレンタカーは通常スタッドレスタイヤが装着されていますが、予約時に確認しておくと安心です。

スピードを出しすぎない
雪道や凍結路面ではブレーキの効きが悪くなるため、急加速・急ブレーキ・急ハンドルを避けることが重要です。特に、橋の上や日陰の道は「ブラックアイスバーン」と呼ばれる凍結路面になっていることがあるため、慎重な運転を心がけましょう。

夜間・早朝の運転は避ける
気温が低い時間帯は特に路面が凍結しやすいため、可能な限り日中の移動をおすすめします。また、北海道の郊外では街灯が少ないため、夜間の視界が悪くなります。

燃料は早めに補給する
北海道の道は長距離にわたってガソリンスタンドが少ないエリアもあるため、燃料は常に余裕をもって入れておきましょう。特に、道東や道北をドライブする際は要注意です。

3月の北海道旅行に適した服装

3月とはいえ、北海道の気温はまだ真冬並みの寒さが地域によりますが、日中でも0℃前後、朝晩は氷点下10℃を下回ることも珍しくありません。寒さ対策のため、以下のような服装を心がけましょう。

アウターは厚手の防寒着を
ダウンジャケットや防風機能のあるコートを着用し、冷たい風を防ぎましょう。

インナーは重ね着が基本
ヒートテックやフリースなどの保温性の高いインナーを重ね着することで、寒暖差に対応しやすくなります。

帽子・手袋・マフラーは必須
特に道東や道北では、風が強くなることが多いため、体温を奪われやすい頭や首、手元をしっかり防寒しましょう。

滑りにくい靴を選ぶ
雪道や凍結路面では滑りやすいため、靴底にしっかりグリップのついた冬用の靴が安全です。特に、小樽や札幌の観光スポットでは、除雪されていても路面が凍っていることがあるので要注意です。

3月の北海道旅行で気をつける天候の変化

北海道の3月は天候が変わりやすく、地域によって気温差も大きくなります。特に道東や道北では、突然の吹雪に見舞われることがあるため、天気予報をこまめにチェックすることが重要です。また、札幌や小樽などの都市部では雪解けが進み、道がシャーベット状になることもあります。そのため、防水性の高い靴やスノーブーツを履いて、足元の対策も万全にしておきましょう。

次のセクションでは、3月の北海道旅行で訪れるべき観光スポットを巡るモデルプランを紹介します。

札幌・函館・旭川の観光スポット巡り！グルメも楽しめる街歩きプラン

北海道には魅力的な都市が多く、それぞれ異なる特色を持つ観光スポットが点在しています。3月の旅行では、雪景色が残る札幌、ロマンチックな夜景の函館、動物と触れ合える旭川を巡るのがおすすめです。ここでは、各都市の見どころとグルメを楽しむモデルプランを紹介します。

札幌：大通公園・時計台・ラーメンを満喫

札幌は北海道の玄関口であり、3月でも観光しやすい都市です。まず訪れたいのが「大通公園」。冬のイベントが終わり、少しずつ春の気配が感じられるこの公園では、雪景色の中でのんびり散策を楽しめます。近くには「札幌時計台」があり、北海道開拓の歴史を感じることができます。

ランチには、札幌名物の「味噌ラーメン」を味わいましょう。「すみれ」や「白樺山荘」などの名店で、コクのあるスープとちぢれ麺の絶妙な組み合わせを堪能できます。食後には、札幌駅周辺のショッピングエリアを巡るのもおすすめです。

夜は「藻岩山」の展望台へ。ここから眺める札幌の夜景は「日本新三大夜景」に選ばれており、雪が残る街の光景はまさに絶景です。

函館：五稜郭と夜景、海鮮市場を巡る

函館は歴史とグルメが楽しめる港町で、3月でも雪が残る美しい景色を楽しめます。午前中は「五稜郭」へ。雪化粧した星形の城郭を展望台から眺めると、まるで絵画のような風景が広がります。歴史好きなら、五稜郭タワーの資料館で幕末の歴史を学ぶのもおすすめです。

ランチは函館朝市で新鮮な海鮮丼を。ウニ・イクラ・カニがたっぷり乗った丼は、北海道の味覚を存分に楽しめる逸品です。市場では食べ歩きもできるので、ホタテのバター焼きやイカ焼きなどを味わうのも楽しいです。

夜は「函館山」からの夜景を鑑賞。函館の夜景は「100万ドルの夜景」と称されるほど美しく、特に雪が残る3月は街の光がより際立って見えます。

旭川：旭山動物園と名物グルメを楽しむ

動物好きなら、旭川の「旭山動物園」は外せません。3月はまだ寒さが残りますが、その分ペンギンの散歩やホッキョクグマの活発な姿を楽しめる時期でもあります。特に「ペンギンの散歩」は冬季限定のイベントで、雪の上を歩く可愛らしい姿が見られます。

ランチは、旭川名物の「醤油ラーメン」を。札幌の味噌ラーメンとは違い、濃いめの醤油ベースのスープが特徴で、「梅光軒」や「青葉」などの名店で味わうことができます。

旭川周辺には美しい雪景色が広がる「美瑛」や「富良野」もあり、時間があれば青い池や白銀の丘陵地帯を巡るのもおすすめです。

札幌・函館・旭川はそれぞれ異なる魅力を持ち、3月の北海道旅行をより充実させてくれるエリアです。次のセクションでは、3月の北海道旅行に最適な服装と持ち物について詳しく紹介します。

3月の北海道旅行におすすめの服装と持ち物リスト

3月の北海道は、地域によって気温の差が大きく、服装選びが重要になります。札幌や函館などの都市部では雪解けが進む一方で、道東や道北ではまだ冬の寒さが厳しく、適切な防寒対策が必要です。旅行中に快適に過ごすために、最適な服装と持ち物リストを紹介します。

3月の北海道の気温と天候

地域別の3月の平均気温（目安）

札幌・小樽・函館：最高気温0～5℃ / 最低気温-5～-10℃
旭川・富良野・帯広：最高気温-2～3℃ / 最低気温-10～-15℃
網走・知床・釧路：最高気温-3～2℃ / 最低気温-10～-15℃
3月でも北海道のほとんどの地域では氷点下の気温が続くため、しっかりとした防寒対策が必要です。また、日中は晴れていても、風が吹くと体感温度がさらに低く感じることがあります。

3月の北海道旅行におすすめの服装

アウター

ダウンジャケットや厚手のコート（防風・防寒機能付き）
スキーウェアや防寒パーカー（道東・道北エリアを訪れる場合）
インナー

ヒートテックなどの発熱インナー（長袖推奨）
フリースやセーター（重ね着できるものが便利）
タートルネックなど首元が温かい服
ボトムス

裏起毛のパンツや厚手のデニム
雪の多い地域では、防水性のあるスノーパンツもおすすめ
靴

滑りにくい防寒ブーツやスノーブーツ（氷や雪の路面対策）
靴の中敷きにボアや保温素材があると快適
小物類

帽子（耳まで覆えるニット帽がベスト）
手袋（防寒・防水仕様が理想）
マフラー（冷たい風を防ぐため必須）
厚手の靴下（ウール素材が暖かい）

持ち物リスト

カイロ（使い捨てカイロや充電式カイロで手足を温める）
サングラス（雪の照り返しが強いため、目の保護用）
日焼け止め（雪面の反射で紫外線が強くなるため）
リップクリーム・ハンドクリーム（乾燥対策）
防水カバー付きの手袋（雪の中でもスマホ操作が可能なもの）
モバイルバッテリー（寒さでスマホのバッテリー消耗が早くなる）
3月の北海道旅行では、気温や天候の変化に対応できる服装と持ち物を準備することが大切です。次のセクションでは、3月の北海道で開催されるおすすめのイベントを紹介します。

フェス＆イベント情報！3月の北海道で開催される人気イベントとは？

3月の北海道では、冬から春にかけての季節の移り変わりを楽しめるイベントが各地で開催されます。雪景色を活かした祭りや、旬の味覚を堪能できるグルメイベントなど、さまざまな催しが行われるので、旅行の計画にぜひ組み込んでみましょう。

阿寒湖氷上フェスティバル（道東・釧路）

阿寒湖では、毎年冬から3月にかけて「阿寒湖氷上フェスティバル」が開催されます。このイベントでは、全面凍結した湖の上で打ち上げられる花火が圧巻です。夜空に広がるカラフルな光と、雪と氷に囲まれた幻想的な風景が楽しめます。また、氷上のアクティビティとして、ワカサギ釣りやスノーモービル体験も人気です。

3月の阿寒湖はまだ厳しい寒さが続きますが、その分観光客がピーク時より少なく、ゆったりと楽しめるのが魅力です。近くにはアイヌ文化を体験できる「阿寒湖アイヌコタン」もあり、北海道ならではの歴史や伝統文化に触れることができます。

しかりべつ湖コタン（道東・十勝）

然別湖（しかりべつこ）では、毎年1月下旬から3月にかけて「しかりべつ湖コタン」という氷の村が作られます。このイベントでは、湖の上に建設された「アイスバー」や「氷のホテル」、氷の中の「露天風呂」など、他では味わえない体験ができます。特に、氷でできたバーでは、グラスまで氷で作られており、幻想的な雰囲気の中でドリンクを楽しめます。

然別湖は標高が高いため、3月でもかなり冷え込みます。訪れる際は、防寒対策をしっかりしておくことが重要です。また、湖の氷が厚くなければ中止になることもあるため、事前に公式情報をチェックすることをおすすめします。

函館の「はこだて冬フェスティバル」

函館では、冬の間に「はこだて冬フェスティバル」が開催され、3月もまだその余韻を楽しむことができます。函館山の夜景とともにライトアップされた街並みや、元町地区の歴史的建造物のイルミネーションが美しく、ロマンチックな雰囲気を演出します。

また、函館朝市では、3月になると春の海産物が並び始め、ホタテやウニ、イカの刺身など、新鮮な海の幸を味わうことができます。グルメを楽しみながら、函館の街歩きをするのもおすすめです。

ニセコ・ルスツの春スキーイベント

3月の北海道では、まだスキーを楽しむことができます。特に、ニセコやルスツのスキーリゾートでは「春スキー」として、晴れた日には絶景の中で爽快な滑走ができます。3月になると気温が少し上がり、寒さが和らぐため、スキーやスノーボード初心者にも滑りやすい環境になります。

また、スキー場によっては、春限定の割引プランが提供されることがあり、リーズナブルに楽しめるのも魅力です。スキーができる期間は地域によって異なりますが、多くのリゾートでは4月上旬まで営業しています。

3月の北海道は、まだ冬のイベントが続いているため、雪と氷の幻想的な景色を楽しめる絶好のシーズンです。次のセクションでは、3月の北海道旅行に役立つ気温・天気・アクセス情報を紹介します。

旅行の計画に役立つ！北海道の3月の気温・天気・アクセス情報

3月の北海道旅行を計画する際には、気温や天気の傾向を把握し、移動手段をしっかり考えておくことが大切です。ここでは、主要都市の気温の目安や、旅行中に役立つアクセス情報を紹介します。

3月の北海道の気温と天気

北海道の3月は、地域によって気温が大きく異なります。特に道東・道北ではまだ真冬の寒さが続くため、防寒対策は必須です。

地域別の3月の平均気温（目安）

札幌：最高気温3℃ / 最低気温-4℃（雪が残るが、晴れる日も増える）
函館：最高気温4℃ / 最低気温-3℃（雪解けが進み、春の兆しが見える）
旭川：最高気温1℃ / 最低気温-9℃（依然として寒く、積雪が多い）
網走・釧路・知床：最高気温0℃ / 最低気温-8℃（流氷が残るが、日中は気温が上がることも）
3月は全体的に天気が安定してくるものの、急な吹雪や雪解けによる路面の悪化に注意が必要です。特に雪解け水が再び凍結する「アイスバーン」現象が起こるため、歩く際や車の運転には十分気をつけましょう。

北海道内の移動手段とアクセス情報

北海道は広いため、移動手段の選び方が旅行の快適さを左右します。

飛行機での移動

道外からのアクセスは「新千歳空港」が中心。札幌へは快速エアポートで約40分。
道東・道北方面へは「女満別空港（網走）」「釧路空港」「旭川空港」「函館空港」なども利用可能。
3月は航空券の価格が比較的安くなる時期のため、早めに予約するとお得。
鉄道での移動

札幌から函館までは「特急北斗」で約3時間半。
札幌から旭川までは「特急カムイ・ライラック」で約1時間半。
札幌から網走へは「特急オホーツク」で約5時間。
鉄道は雪の影響を受けにくく、快適に移動できるため、長距離移動にはおすすめです。ただし、3月は観光シーズンが一段落し、特急列車の本数が減ることもあるため、事前に時刻表を確認しておきましょう。

レンタカーでの移動

3月でも北海道はまだ冬道。特に道東・道北ではスタッドレスタイヤ必須。
夜間や早朝は路面凍結の可能性が高いため、日中の移動がおすすめ。
ガソリンスタンドが少ないエリア（知床・富良野・帯広など）では、こまめな給油が必要。

3月の北海道旅行での天候対策

雪解けの影響：都市部では雪が溶け始め、足元がぬかるむことが多い。防水性の高い靴が便利。
天候の急変：吹雪や寒波が来ることもあるため、防寒具は必ず持参。
日照時間の変化：3月後半になると日が長くなり、観光しやすくなる。
3月の北海道は、冬と春が交差する季節であり、気温や天候の変化に注意しながら旅行計画を立てることが大切です。次のセクションでは、これまでの内容をまとめます。

まとめ

3月の北海道は、冬の絶景と春の訪れを同時に楽しめる特別なシーズンです。流氷クルーズや流氷ウォークといった貴重な体験ができる道東エリア、雪景色が美しい美瑛や富良野、レトロな街並みとグルメを満喫できる小樽など、観光スポットが豊富にあります。

また、旬の毛ガニやホタテ、春ウニといった新鮮な海の幸を味わえるのも、この時期ならではの楽しみです。さらに、登別や定山渓などの温泉地では、雪見風呂を楽しみながら旅の疲れを癒せます。

一方で、3月の北海道旅行では、雪道ドライブや防寒対策に注意が必要です。特に、道東や道北では氷点下の気温が続くため、適切な服装を準備し、安全な移動手段を選ぶことが重要になります。

フェスティバルやイベントも各地で開催されており、阿寒湖氷上フェスティバルやしかりべつ湖コタンなど、北海道ならではの体験ができるチャンスも豊富です。さらに、札幌・函館・旭川などの主要都市では、それぞれ異なる魅力の観光地やグルメを楽しめるため、都市間の移動をうまく組み合わせることで、より充実した旅を計画できます。

旅行の計画を立てる際には、3月の気温や天気を考慮しながら、行きたい場所や楽しみたいアクティビティをリストアップすることが大切です。北海道ならではの絶景やグルメ、アクティビティを存分に堪能し、思い出に残る旅を楽しみましょう。