目次(もくじ)
上高地が5月におすすめの理由とは?新緑と爽やかな気候を楽しもう
上高地は、長野県にある日本屈指の山岳リゾート地であり、特に5月は訪れるのに最適な時期です。冬季は閉鎖される上高地ですが、4月中旬から開山し、5月になると新緑が美しく、雪解け水が豊富なため清らかな景観を楽しめます。さらに、夏の観光シーズンに比べて混雑が少なく、爽やかな気候の中でゆったりと自然を満喫できる点も魅力です。
5月の上高地の気温は、日中で10〜15℃程度、朝晩は5℃以下まで冷え込むこともあります。そのため、寒暖差のある環境に適した服装が求められます。軽いハイキングを楽しむには最適な時期であり、新緑の木々や雪の残る山々、エメラルドグリーンの梓川が織りなす美しい景観を楽しめます。
また、5月の上高地では、シラカバやダケカンバの若葉が芽吹き、カラマツの黄緑色の葉が光に映える様子が見られます。特に、大正池や河童橋付近は、新緑と雪山が同時に楽しめるスポットとして人気です。さらに、この時期は野生動物の活動も活発で、ニホンザルやカモシカに出会えるチャンスが高まります。
観光客が本格的に増える6月以降と比べて、5月の上高地は比較的静かで落ち着いた雰囲気があり、写真撮影やリラックスした滞在をしたい方に最適です。花粉の飛散も少なくなる時期のため、花粉症の人にとっても快適な環境と言えるでしょう。
このように、5月の上高地は新緑の美しさと爽やかな空気、そして静かな環境の中で自然を満喫できる最高のシーズンです。次の章では、そんな上高地へのアクセス方法を詳しく紹介していきます。
上高地へのアクセス完全ガイド!電車・バス・車での行き方と注意点
上高地は一般車両の乗り入れが禁止されているため、マイカーで直接行くことはできません。そのため、公共交通機関を利用するか、指定の駐車場で車を停めてシャトルバスやタクシーに乗り換える必要があります。ここでは、電車・バス・車を利用したアクセス方法と、それぞれの注意点を詳しく解説します。
電車とバスでのアクセス
公共交通機関を利用する場合、まず松本駅を目指します。松本駅からは、松本電鉄上高地線に乗り換え、新島々駅まで行きます(所要時間約30分)。新島々駅でバスに乗り換え、上高地バスターミナルへ向かいます(所要時間約1時間)。新島々駅発のバスは1時間に1本程度運行しており、混雑する時期は増便されることもあります。
また、東京・名古屋・大阪からは、直行バスが運行しています。新宿駅や名古屋駅からの高速バスを利用すれば、乗り換えなしで上高地バスターミナルまで行くことができます(所要時間:約4〜5時間)。直行バスは事前予約が必要な場合が多いため、早めに予約しておくことをおすすめします。
車でのアクセスと駐車場情報
マイカーで訪れる場合は、上高地手前の「沢渡(さわんど)駐車場」または「平湯駐車場」に車を停め、シャトルバスやタクシーに乗り換えて上高地へ向かいます。
沢渡駐車場(長野県側):松本ICから約60分。駐車場が広く、バスの運行頻度も高い。上高地までのバス乗車時間は約30分。
平湯駐車場(岐阜県側):高山ICから約40分。上高地までのバス乗車時間は約40分。
駐車場は繁忙期には満車になることがあるため、早朝に到着するのがおすすめです。特にゴールデンウィークや週末は混雑しやすいので、余裕を持った計画が必要です。
アクセス時の注意点
冬季閉鎖期間に注意:上高地は例年11月中旬から4月中旬まで閉鎖されます。5月の訪問時は問題ありませんが、天候によっては道路規制がかかることがあるため、事前に情報を確認しておきましょう。
防寒対策が必要:5月上旬の朝晩は冷え込むため、特にバスの待ち時間が長くなる場合は防寒着を用意しておくと快適です。
予約の確認:高速バスや宿泊施設は事前予約が基本となるため、直前に空席や空室状況をチェックしておきましょう。
以上のポイントを押さえておけば、スムーズに上高地へアクセスできます。次の章では、上高地でぜひ歩きたい絶景ハイキングコースを紹介します。
絶対に外せない!5月の上高地で楽しむ絶景ハイキングコース3選
上高地は、日本屈指のハイキングスポットとして知られ、美しい自然を満喫できるコースが多数存在します。特に5月は新緑がまぶしく、まだ雪をかぶった山々とのコントラストが見事です。ここでは、5月の上高地で特におすすめのハイキングコースを3つ紹介します。
河童橋〜明神池コース(初心者向け・所要時間約1時間)
上高地のシンボルとも言える「河童橋」からスタートし、美しい梓川沿いを歩きながら明神池を目指すコースです。初心者でも気軽に楽しめるコースで、所要時間は片道約30分~40分。途中、穂高連峰の雄大な景色を眺めながら、木道や森の中を歩くことができます。
明神池は、穂高神社奥宮の神域にある神秘的な池で、特に朝早い時間帯は風がなく、水面に映る景色が絶景です。5月は周囲の新緑が美しく、野鳥のさえずりを聞きながら静かな時間を過ごせます。
河童橋〜大正池コース(中級者向け・所要時間約2時間)
上高地の代表的な絶景スポット「大正池」までのルートです。大正池は焼岳の噴火によってできた池で、水面に映る穂高連峰が美しく、特に早朝や夕方の光の加減によって幻想的な雰囲気を楽しめます。
このコースはほぼ平坦で歩きやすく、片道約1時間~1時間半ほどの道のりです。途中には田代池や田代湿原があり、水辺の美しい風景を眺めながらのんびりと散策できます。5月は特に空気が澄んでいて、川の流れも雪解け水で美しく輝いているため、写真撮影にも最適なコースです。
徳沢コース(健脚向け・所要時間約4時間)
もう少し長い距離を歩きたい人には、徳沢まで足を伸ばすコースがおすすめです。河童橋から明神池を通り、さらに奥へ進んでいくと、牧歌的な風景が広がる徳沢に到着します。
徳沢はかつての牧場跡地で、5月には可憐な花々が咲き誇り、広大な草原のような風景を楽しむことができます。途中にはカラマツ林が広がり、爽やかな香りの中を歩くことができるため、森林浴にも最適です。
このコースは片道約2時間の距離があるため、しっかりとした装備と休憩を取りながら歩くのがポイントです。徳沢には「徳沢ロッジ」や「徳沢園」といった宿泊施設やカフェもあるため、のんびり過ごすことができます。
上高地にはこのほかにも多くのハイキングコースがありますが、5月の爽やかな気候の中で新緑を満喫するなら、これらのルートがおすすめです。次の章では、上高地での宿泊に最適なホテルや温泉宿を紹介します。
上高地の贅沢ホテル&温泉宿!大自然を満喫できる宿泊先の選び方
上高地での宿泊は、自然を満喫しながら贅沢な時間を過ごせるホテルや温泉宿が魅力です。日帰りでも楽しめますが、早朝や夕方の静寂に包まれた上高地を味わうには、宿泊するのが最適です。ここでは、上高地で特に人気のある宿泊施設と、それぞれの特徴を紹介します。
上高地帝国ホテル|格式あるクラシックホテルで優雅な滞在
「上高地帝国ホテル」は、日本を代表するクラシックホテルのひとつで、歴史と格式を感じる宿泊施設です。木造のロッジ風建築が特徴で、穂高連峰を眺めながらゆったりと過ごすことができます。
特徴:
上高地内で最も格式の高いホテルで、サービスの質が非常に高い
レストランでは本格的なフレンチや地元の食材を使った料理を楽しめる
静かな環境でリラックスでき、特にハネムーンや記念日旅行に最適
宿泊料金は高めですが、その価値に見合う贅沢な時間を過ごせるため、特別な旅行におすすめです。
五千尺ホテル上高地|河童橋の目の前で絶景を楽しむ
「五千尺ホテル上高地」は、上高地のシンボルである河童橋のすぐそばにある人気のホテルです。部屋から梓川や穂高連峰の絶景を眺められるため、景色重視の方におすすめです。
特徴:
立地が抜群で、観光の拠点として非常に便利
部屋によっては梓川や穂高岳を一望できる
食事が非常に美味しく、地元の素材を活かした和食・洋食が楽しめる
人気のホテルのため、予約が取りづらいこともあります。早めに予約をしておくと安心です。
上高地温泉ホテル|大自然の中で温泉を満喫
「上高地温泉ホテル」は、上高地内で唯一、温泉を楽しめる宿泊施設です。ハイキングや観光で疲れた体を温泉で癒したい人にぴったりのホテルです。
特徴:
源泉掛け流しの温泉が楽しめる
料金が比較的リーズナブルでコスパが良い
素朴で落ち着いた雰囲気の宿で、静かに過ごせる
5月の上高地はまだ朝晩が冷え込むため、温泉で体を温めながらリラックスするのも良いでしょう。
宿泊予約のポイント
上高地のホテルや宿泊施設は、ゴールデンウィークや週末になるとすぐに満室になってしまいます。そのため、宿泊を考えている場合は、2〜3ヶ月前には予約を済ませておくのがおすすめです。また、宿泊施設によっては連泊プランや早朝ハイキング付きのプランなど、特典付きのものもあるため、予約時にチェックしておくと良いでしょう。
宿泊をすることで、早朝や夕暮れの静かな上高地を楽しむことができるのが最大の魅力です。次の章では、上高地周辺で楽しめるおすすめのグルメスポットを紹介します。
上高地周辺のおすすめグルメ!絶景カフェや名物料理を堪能しよう
上高地は大自然の中でハイキングを楽しむだけでなく、地元の食材を活かした美味しいグルメも魅力の一つです。特に、自然の景観とともに味わえるカフェや、上高地ならではの名物料理は旅の楽しみをさらに広げてくれます。ここでは、5月の上高地旅行でぜひ訪れたいグルメスポットを紹介します。
五千尺キッチン|上高地ならではの山岳グルメ
「五千尺キッチン」は、河童橋の近くにある人気のレストランで、上高地を訪れた観光客に大人気です。開放的なテラス席からは、梓川と穂高連峰の雄大な景色を眺めながら食事を楽しむことができます。
おすすめメニュー:
信州サーモン丼:長野県のブランド魚・信州サーモンを贅沢に使ったどんぶり。脂がのったサーモンと酢飯の相性が抜群。
飛騨牛バーガー:ジューシーな飛騨牛パティを使用したバーガー。上高地の美しい自然の中で食べると格別の味わい。
地ビール&クラフトビール:上高地限定の地ビールもあり、ハイキングの後の一杯にぴったり。
ランチタイムは混雑するため、早めの時間帯に訪れるのがおすすめです。
カフェ&バー ラ・ベルフォーレ|贅沢な時間を過ごせる絶景カフェ
「カフェ&バー ラ・ベルフォーレ」は、五千尺ホテル内にあるカフェで、落ち着いた雰囲気の中で絶景を眺めながらゆっくり過ごせます。特に、カフェメニューが充実しており、歩き疲れた体を癒すのに最適な場所です。
おすすめメニュー:
上高地チーズケーキ:濃厚なチーズの味わいと、軽やかな口当たりが魅力のスイーツ。
自家製アップルパイ:信州産のりんごをたっぷり使用したパイは、シナモンの香りが食欲をそそる。
上高地オリジナルブレンドコーヒー:深みのある味わいで、山の澄んだ空気の中で飲むと格別。
窓際の席からは梓川や穂高連峰の景色が広がり、最高のカフェタイムを楽しめます。
徳沢ロッヂのソフトクリーム|ハイキングの途中に立ち寄りたい名物スイーツ
上高地から明神池・徳沢方面へハイキングをするなら、「徳沢ロッヂ」のソフトクリームは外せません。牧草地が広がる徳沢エリアで味わうソフトクリームは、絶品の一言。特に5月の暖かい日にはぴったりのスイーツです。
おすすめポイント:
牧場直送の新鮮な牛乳を使用した濃厚な味わい
ハイキングの疲れを癒す甘さとひんやり感
広々とした芝生に座りながら、のんびり味わえる
週末やハイシーズンには売り切れることもあるため、早めの時間に立ち寄るのがおすすめです。
上高地食堂|老舗の山岳レストランで郷土料理を味わう
「上高地食堂」は、バスターミナルにある老舗の食堂で、気軽に信州の郷土料理を楽しめます。昔ながらの山小屋のような雰囲気があり、旅の途中に立ち寄るのに最適です。
おすすめメニュー:
山菜そば・うどん:5月の上高地は春の山菜が美味しい時期。新鮮な山菜を使ったそばやうどんは香りがよく、身体も温まる。
岩魚(いわな)の塩焼き:梓川の清流で育った岩魚を炭火でじっくり焼き上げた一品。外はパリッと、中はふっくらとした食感が特徴。
おやき:信州名物のおやきは、小腹が空いたときにぴったり。ナスや野沢菜、かぼちゃなど様々な種類が楽しめる。
観光の合間に立ち寄れるアクセスの良さも魅力の一つです。
上高地にはこのほかにも、宿泊施設内のレストランやベーカリー、売店で地元ならではの食べ物を楽しむことができます。次の章では、5月の上高地旅行に必要な服装や持ち物について詳しく解説します。
5月の上高地旅行に持っていくべき服装と必需品リスト
5月の上高地は、新緑が美しくハイキングに最適な季節ですが、朝晩の寒暖差が大きいため、服装や持ち物には注意が必要です。標高約1,500mに位置するため、都市部とは異なる気候であり、事前の準備が快適な旅行の鍵を握ります。ここでは、5月の上高地旅行に適した服装と、必ず持っていくべきアイテムを紹介します。
5月の上高地の気温と服装のポイント
5月の上高地の気温は、日中は10〜15℃程度ですが、朝晩は5℃以下になることもあります。特にゴールデンウィークの頃は冷え込む日が多く、防寒対策が必要です。
服装のポイント:
レイヤリング(重ね着)を基本にする:朝晩と日中で気温差があるため、脱ぎ着しやすい服装が理想的。
防寒着を忘れずに:特に早朝や夕方に散策する場合、薄手のダウンジャケットやフリースがあると快適。
防風・防水対策:天候が変わりやすいため、ウィンドブレーカーやレインウェアを持参すると安心。
動きやすい服装:ハイキングを予定している場合は、ストレッチ性のあるパンツや通気性の良いウェアがおすすめ。
持っていくべき必需品リスト
快適に過ごすためには、持ち物の準備も重要です。特に5月の上高地は天候が変わりやすく、観光スポットが広範囲にわたるため、しっかりとした準備が必要です。
✅ 服装関連
薄手のダウンジャケットまたはフリース(朝晩の防寒対策)
長袖のシャツ(重ね着用)
防風・防水のジャケット(突然の雨や風対策)
トレッキングパンツまたは動きやすいズボン
帽子(紫外線対策、または防寒用にニット帽も)
✅ ハイキング・散策用アイテム
トレッキングシューズまたは防水性のあるスニーカー(未舗装の道でも歩きやすいもの)
リュックサック(両手を空けるために便利)
レインウェア(天気が変わりやすいため必須)
軽食・エネルギーバー(ハイキング中のエネルギー補給に)
水筒またはハイドレーションボトル(こまめな水分補給が大切)
✅ その他の便利アイテム
サングラス(標高が高いため紫外線が強い)
日焼け止め(紫外線対策)
虫除けスプレー(暖かい日は虫が出ることも)
モバイルバッテリー(写真撮影や地図アプリ用)
トレッキングポール(長距離ハイキングをする場合)
5月の上高地はまだ雪解けの影響で足元がぬかるんでいる場所もあるため、靴は防水性のあるものが安心です。また、日差しが強い日は紫外線対策も忘れずに行いましょう。
次の章では、上高地で楽しめるアクティビティについて紹介します。
上高地で楽しめるアクティビティ!大自然を満喫する体験スポット
上高地はハイキングだけでなく、自然を体験できる様々なアクティビティがあります。特に5月は、雪解けが進み、動植物が活発になり始める季節で、大自然の魅力をより深く味わうことができます。ここでは、上高地で楽しめるおすすめのアクティビティを紹介します。
ネイチャーガイドツアー|専門家と一緒に上高地の自然を学ぶ
上高地では、専門のネイチャーガイドが案内するツアーが多数開催されています。通常のハイキングとは異なり、動植物の解説を聞きながら散策できるため、より深く上高地の自然を知ることができます。
おすすめポイント:
プロのガイドが動植物の生態を詳しく解説してくれる
普段は気づかないような自然の魅力を発見できる
ルートによっては野生動物に出会えることも
特に5月は、新緑が芽吹く時期で、春ならではの植物や野鳥を観察するのに最適なシーズンです。ツアーの所要時間は2〜4時間ほどで、初心者でも参加しやすいコースが用意されています。
野鳥観察|5月はバードウォッチングのベストシーズン
5月の上高地は、多くの野鳥が活動を始める時期で、バードウォッチングには最適なシーズンです。上高地にはキビタキ、コマドリ、オオルリなど、美しい鳴き声を持つ鳥が生息しており、静かに観察することで間近でその姿を楽しむことができます。
おすすめの観察スポット:
大正池周辺:早朝に訪れると、湖面に映る穂高連峰とともに多くの鳥が観察できる
明神池付近:静寂に包まれた神聖なエリアで、野鳥の鳴き声が響くスポット
徳沢エリア:森林が広がるエリアで、比較的近い距離で鳥を観察できることが多い
双眼鏡を持参すると、より細かい羽の模様や行動を観察できるのでおすすめです。
星空観察|標高1,500mの澄んだ夜空を楽しむ
上高地は標高が高く、周囲に大きな街がないため、夜になると満天の星空が広がります。特に5月は空気が澄んでいて、くっきりとした星を観察しやすい時期です。
星空観察のおすすめポイント:
空気が澄んでいるため、肉眼でも多くの星が見える
星空観察ツアーに参加すれば、星座や天体の解説を聞きながら楽しめる
上高地帝国ホテルや五千尺ホテルなど、一部の宿泊施設では星空ガイド付きのツアーも実施
天候が良ければ天の川や流れ星を観察できることもあり、特別な夜を過ごせます。夜は冷え込むため、防寒対策をしっかりして出かけるのがおすすめです。
川沿い散策&ピクニック|梓川の清流を感じながらリラックス
上高地のシンボルである梓川沿いは、ゆったりとした散策やピクニックにぴったりのエリアです。川のせせらぎを聞きながら、ベンチや芝生でのんびりと過ごすのも上高地の楽しみ方の一つです。
おすすめスポット:
河童橋付近:観光の中心地でありながら、穂高連峰の絶景を楽しめる
田代池エリア:人が少なく、静かに過ごせる穴場スポット
徳沢エリア:広々とした草原でピクニック気分を楽しめる
サンドイッチやおにぎりを持参して、自然の中での食事を楽しむのもおすすめです。
上高地では、このほかにも四季折々の自然を楽しめるアクティビティが充実しています。次の章では、上高地で訪れるべき写真映えスポットを紹介します。
写真映え抜群!5月の上高地で撮りたい絶景スポット完全ガイド
上高地はどこを切り取っても絵になる美しい風景が広がっていますが、特に5月は新緑と雪山のコントラストが際立ち、写真撮影には最高のシーズンです。ここでは、5月の上高地でぜひ訪れたいフォトジェニックなスポットを紹介します。
河童橋|上高地を象徴する絶景スポット
上高地観光の中心ともいえる河童橋は、穂高連峰と梓川を一望できる絶好の撮影スポットです。天気の良い日は、橋の上から見る穂高岳の迫力が圧巻で、上高地を訪れたら必ず写真に収めたい場所です。
おすすめ撮影ポイント:
橋の中央から撮影すると、真正面に穂高連峰が入る構図になる
早朝や夕方は観光客が少なく、静かで美しい写真が撮れる
梓川の透明な水面を活かし、水辺の反射を利用した写真も映える
特に5月の朝は空気が澄んでいて、青空と山々のコントラストが一層鮮やかに映ります。
大正池|水面に映る焼岳のリフレクション
大正池は、焼岳の噴火によって形成された池で、鏡のような水面に穂高連峰が映り込む絶景スポットです。風のない早朝に訪れると、湖面に映る景色がまるで絵画のように美しく、上高地屈指のフォトスポットとして人気があります。
おすすめ撮影ポイント:
早朝の無風時に訪れると、水面に完璧なリフレクションが映る
水辺に立ち枯れた木々が幻想的な雰囲気を演出
朝日が差し込む時間帯は、柔らかい光で神秘的な写真が撮れる
遊歩道沿いにはベンチがあり、ゆっくりと風景を楽しみながら撮影するのにぴったりです。
明神池|神秘的な雰囲気漂う静寂の池
穂高神社奥宮の境内にある明神池は、厳かな雰囲気を持つ神秘的なスポットです。静寂に包まれた池の周囲には美しい森が広がり、鳥のさえずりが響く中で幻想的な写真を撮ることができます。
おすすめ撮影ポイント:
池の中央にある島と鳥居をフレームに入れて撮影すると雰囲気が出る
曇りの日でも美しい、しっとりとした森の景色が楽しめる
早朝の光が差し込むと、水面がキラキラと輝き神秘的な雰囲気に
上高地の賑やかなエリアとは異なり、静かで落ち着いた空間で撮影を楽しめます。
田代池・田代湿原|広がる草原と透明度の高い水辺
田代池は、上高地の入り口付近に位置する静かな池で、透明度の高い水面が特徴的です。周辺には田代湿原が広がり、季節ごとの草花が楽しめます。5月は新緑が美しく、青空とのコントラストが際立つ絶好の撮影スポットです。
おすすめ撮影ポイント:
田代池の透明な水に映る空や山を活かした構図
遊歩道から広がる湿原の風景をパノラマで撮影
朝日が当たる時間帯に訪れると、柔らかな光が草原を包み込む
観光客が少なく、のんびりと撮影を楽しみたい人におすすめのスポットです。
徳沢エリア|牧歌的な風景と広がる草原
上高地から明神池を越えた先にある徳沢エリアは、まるでヨーロッパの高原のような美しい草原が広がるスポットです。5月は青々とした草原が広がり、周囲の山々とのコントラストが写真映えします。
おすすめ撮影ポイント:
広大な草原を背景にした開放感あふれるショット
放牧されている牛や馬がいる場合は、牧歌的な雰囲気の写真が撮れる
空を広く入れて撮ると、壮大な風景を表現できる
長距離のハイキングが必要ですが、静かで美しい景色を存分に楽しめる穴場スポットです。
上高地にはこのほかにも、自然が織りなす美しい景色がたくさんあります。次の章では、混雑を避けながら快適に旅行を楽しむためのコツを紹介します。
上高地旅行をもっと快適に!混雑回避のコツとベストな滞在プラン
上高地は年間を通じて多くの観光客が訪れる人気スポットですが、特に5月はゴールデンウィークや新緑シーズンの影響で混雑が予想されます。できるだけ快適に上高地を楽しむためには、混雑を避ける工夫が必要です。ここでは、混雑回避のコツと、快適に過ごすための滞在プランを紹介します。
混雑を避けるためのポイント
早朝に到着する
上高地は朝の時間帯が特に美しく、観光客も少ないため、ゆったりと散策できます。
バスターミナルが混雑するのは9時〜11時頃なので、それより前に到着するのがおすすめです。
早朝は空気が澄んでおり、穂高連峰や梓川の風景が一段と美しく見えます。
ゴールデンウィークを避ける
5月の上高地は、ゴールデンウィークが最も混雑する時期です。
できればGW直後の平日(5月10日以降)を狙うと、比較的空いている状態で観光できます。
週末よりも平日の方が人が少なく、静かに楽しめます。
混雑が少ないルートを選ぶ
河童橋や大正池周辺は特に混雑しやすいエリアですが、明神池や徳沢方面へ足を伸ばすと、比較的静かな環境でハイキングが楽しめます。
田代池や田代湿原エリアも観光客が少なく、落ち着いた時間を過ごせる穴場スポットです。
宿泊して朝夕の静かな時間を楽しむ
上高地の魅力は、早朝や夕方の静寂な時間にあります。
宿泊すると、日帰り客がいなくなった後の静かな上高地を満喫できます。
早朝の澄んだ空気の中での散策や、夜の星空観察を楽しめるのも宿泊者の特権です。
おすすめの滞在プラン
1泊2日プラン(ゆったり楽しむ旅)
1日目:
早朝(7:00〜8:00)に上高地バスターミナル到着
河童橋周辺を散策しながら、五千尺キッチンでランチ
午後は明神池までハイキング&穂高神社奥宮を参拝
夕方にホテルにチェックインし、温泉&ディナーを楽しむ
夜は星空観察や静かな上高地を散策
2日目:
早朝の静かな時間に大正池で絶景撮影
田代湿原を散策しながら、のんびりピクニック
昼過ぎにバスで帰路へ
このプランなら、混雑を避けながら上高地の魅力を最大限に楽しむことができます。
日帰りプラン(効率よく観光する旅)
7:00〜8:00 上高地バスターミナル到着
8:00〜10:00 河童橋から明神池までハイキング
10:30〜12:00 五千尺キッチンでランチ&休憩
12:30〜14:00 大正池までハイキング&写真撮影
14:30〜15:00 田代池を散策して帰路へ
日帰りでも主要なスポットを巡ることができますが、早めの時間に到着するのがポイントです。
まとめ
5月の上高地は、新緑と雪山のコントラストが美しい最高のシーズンです。ハイキングを楽しむだけでなく、宿泊して朝夕の静寂を味わったり、温泉やグルメを堪能したりと、様々な楽しみ方ができます。
混雑を避けるには、早朝に訪れることやゴールデンウィークを外すことが重要です。また、宿泊をすることで、より快適に上高地の自然を楽しむことができます。
しっかりと準備をして、5月の上高地旅行を思いっきり楽しみましょう!