USJのアトラクションから道後温泉の湯巡りまで、天候を気にせず満喫できる全国の屋内旅行スポット10選

はじめに：屋内旅行の魅力とは？雨の日や寒い季節でも楽しめるスポットを紹介！

旅行といえば、自然を満喫したり、歴史的な街並みを散策したりと、屋外の観光地を巡るイメージが強いかもしれません。しかし、天候によって予定が左右されることも多く、特に雨の日や寒い季節には思い通りに行動できないことがあります。そんなときに活躍するのが「屋内旅行スポット」です。

屋内旅行の魅力は、天候に左右されることなく快適に楽しめる点にあります。大規模なアトラクション施設、歴史や文化を学べる博物館、職業体験ができるテーマパーク、癒しの温泉施設など、多彩なジャンルのスポットが全国に点在しています。子どもから大人まで楽しめる場所も多く、家族旅行や友人同士の旅行、さらには一人旅にも最適です。

本記事では、大阪のUSJや愛媛の道後温泉をはじめとする、日本全国の魅力的な屋内旅行スポットを厳選して紹介します。観光プランを立てる際の参考にして、天候を気にせず楽しい旅を満喫してください。

大阪・USJ：屋内アトラクションでスリル満点の体験を楽しもう！

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）は、日本を代表するテーマパークの一つであり、屋外アトラクションのイメージが強いかもしれません。しかし、実は天候を気にせず楽しめる屋内型アトラクションが豊富に揃っているのも魅力です。

まず注目したいのが、「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」です。ホグワーツ城の内部に作られたこのアトラクションは、最新の映像技術とライドシステムを組み合わせ、まるで魔法の世界に入り込んだような没入感を味わえます。雨の日でも影響なく楽しめるので、USJに行く際はぜひ体験したいアトラクションの一つです。

また、「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」もおすすめです。ミニオンたちと一緒にジェットコースターのような体験ができるシミュレーションライドで、カラフルでポップな演出が特徴です。小さな子どもでも楽しめるため、ファミリー層にも人気があります。

さらに、「スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」も外せません。3D映像と実際の動きを組み合わせたライドアトラクションで、スパイダーマンの世界をリアルに体験できます。ストーリー性の高い演出とスリリングな展開が魅力で、屋内アトラクションならではの迫力を味わえるでしょう。

このように、USJには天候を気にせず楽しめる屋内アトラクションが多数あります。悪天候の日でも計画を変更することなく存分に遊べるため、大阪旅行の際にはぜひ訪れてみてください。

東京・チームラボプラネッツ：圧倒的な没入感！デジタルアートの世界を満喫

東京豊洲にある「チームラボプラネッツ」は、圧倒的な没入感を誇るデジタルアートミュージアムです。全身でアートを体験できることで知られ、特に写真映えするスポットとしても人気があります。

この施設の最大の特徴は、「身体ごと作品の中に没入する」ことです。通常の美術館のように作品を鑑賞するのではなく、自らが作品の一部となり、五感でアートを体験します。施設内は大きく4つの空間に分かれており、それぞれ異なる体験ができます。

特に人気なのが、「水に入るミュージアム」です。実際に裸足になって水の中を歩きながら、光と映像が融合した幻想的な空間を楽しめます。水面に映し出される色とりどりの花や魚が、まるで生きているかのように動き、訪れるたびに異なる景色を見せてくれます。

また、「無限に続く花々の部屋」も必見です。無数の花が宙に浮いているかのような空間で、鏡を使った視覚効果により、まるで異世界に入り込んだような感覚を味わえます。どの角度から見ても幻想的で、写真を撮るだけでも楽しめるスポットです。

チームラボプラネッツは、最新のデジタル技術を駆使したアートを体感できる唯一無二のスポットです。雨の日や暑い夏の日でも快適に過ごせるため、東京旅行の際にはぜひ訪れてみてください。

横浜・カップヌードルミュージアム：オリジナルカップヌードル作りを体験しよう

神奈川県横浜市にある「カップヌードルミュージアム」は、日清食品が運営する体験型の博物館です。カップヌードルの歴史を学ぶことができるだけでなく、実際にオリジナルのカップヌードルを作れる体験コーナーが人気を集めています。屋内施設のため、雨の日でも快適に楽しめる観光スポットです。

館内には、インスタントラーメンの歴史を紹介する展示エリアがあります。創業者である安藤百福氏がどのようにしてチキンラーメンやカップヌードルを発明したのか、その開発の過程が詳細に説明されています。特に「インスタントラーメン・トンネル」と呼ばれるコーナーでは、歴代のカップヌードルや袋麺のパッケージが壁一面に並び、圧巻の光景が広がっています。

ミュージアムの目玉は、「マイカップヌードルファクトリー」です。ここでは、自分でデザインしたカップに好きなスープや具材を選んで、世界に一つだけのオリジナルカップヌードルを作ることができます。スープは4種類、具材は12種類から選べるため、何度訪れても違った組み合わせを楽しめます。完成したカップヌードルは持ち帰ることができ、お土産にも最適です。

また、「チキンラーメンファクトリー」では、小麦粉から手作りでチキンラーメンを作る体験ができます。生地をこねて伸ばし、カットして蒸し、揚げるという一連の工程を体験できるため、普段何気なく食べているインスタントラーメンへの理解が深まります。

横浜の観光スポットとしては赤レンガ倉庫や中華街が有名ですが、カップヌードルミュージアムもまた、屋内で楽しめる魅力的なスポットの一つです。親子連れやカップル、友人同士で訪れて、オリジナルのカップヌードル作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

名古屋・リニア・鉄道館：歴史と未来をつなぐ鉄道の進化を間近で見る

愛知県名古屋市にある「リニア・鉄道館」は、鉄道の歴史と未来を体験できる鉄道博物館です。JR東海が運営するこの施設には、新幹線や蒸気機関車、さらにはリニアモーターカーなど、実物車両が多数展示されており、鉄道ファンだけでなく幅広い世代が楽しめる屋内スポットです。

館内に入るとまず目に飛び込んでくるのが、「夢の超特急」として知られる0系新幹線や、最新技術を搭載したN700系新幹線、そしてリニアモーターカー「MLX01-1」などの実車両です。間近で見るとそのスケールの大きさに圧倒されること間違いなしです。特にリニアモーターカーの展示は、将来的な実用化を考える上でも非常に興味深いものとなっています。

また、館内にはシミュレーター体験ができるコーナーもあり、実際に運転士気分を味わうことができます。「N700系新幹線シミュレーター」では、実際の運転席とほぼ同じ環境で新幹線の運転を体験でき、細かな操作を学ぶことができます。さらに、「在来線シミュレーター」では、実際の運転技術を使った操作体験ができるため、大人でも楽しめる本格的な内容になっています。

リニア・鉄道館のもう一つの魅力は、鉄道ジオラマです。ここでは、日本最大級の鉄道模型が走る巨大なジオラマが展示されており、名古屋や東京、大阪などの街並みがリアルに再現されています。細部まで作り込まれた風景の中を走る電車を見ているだけで、まるで旅をしている気分に浸れます。

リニア・鉄道館は、鉄道好きはもちろんのこと、未来の技術に興味がある人にもおすすめのスポットです。屋内でじっくりと学べるため、雨の日や暑い日でも快適に過ごせる観光地として、名古屋旅行の際に訪れてみてはいかがでしょうか。

京都・京都国際マンガミュージアム：漫画好き必見！日本の漫画文化を深掘り

京都にある「京都国際マンガミュージアム」は、日本の漫画文化を深く知ることができる博物館兼図書館です。2006年に開館したこの施設は、京都市と京都精華大学の共同プロジェクトとして設立され、国内外の多様な漫画を展示・収蔵しています。日本の漫画文化が世界的に注目を集める中で、マンガミュージアムはその歴史や発展を学ぶ絶好のスポットです。

館内に入ると、まず目を引くのが「マンガの壁」と呼ばれる巨大な本棚です。3階建ての建物の壁一面に約5万冊もの漫画が並んでおり、来館者は自由に手に取って読むことができます。懐かしい名作から最新の人気作まで幅広く揃っており、子どもから大人まで楽しめるのが魅力です。

また、マンガミュージアムでは、日本の漫画の歴史を学べる展示も充実しています。明治時代から現代に至るまでの漫画の進化を追った展示や、手塚治虫や藤子・F・不二雄といったレジェンド漫画家の作品紹介など、漫画好きにはたまらない内容が盛りだくさんです。特に、原画の展示はファンにとって貴重な体験となるでしょう。

さらに、ミュージアムでは漫画の制作体験ができるワークショップも定期的に開催されています。プロの漫画家による講座や、来館者が自由に描けるスペースが用意されているため、自分だけの漫画を描いてみるのもおすすめです。また、「似顔絵コーナー」では、プロのイラストレーターが漫画風の似顔絵を描いてくれるサービスもあり、訪れた記念にぴったりです。

京都には清水寺や金閣寺などの歴史的な観光地が多いですが、京都国際マンガミュージアムは、日本のポップカルチャーに触れられるユニークな屋内スポットです。雨の日でもゆったりと漫画の世界に浸ることができるため、京都旅行の際にはぜひ訪れてみてください。

兵庫・キッザニア甲子園：子どもも大人も楽しめる職業体験テーマパーク

兵庫県西宮市にある「キッザニア甲子園」は、子ども向けの職業体験型テーマパークです。キッザニアはメキシコ発祥の施設で、日本では東京と兵庫の2カ所に展開されています。リアルな街並みの中でさまざまな仕事を体験できるため、子どもたちにとって学びと遊びが融合した魅力的なスポットとなっています。

館内には約100種類の職業体験が用意されており、医者や警察官、パイロット、消防士、ニュースキャスター、パン職人など、幅広い分野の仕事に挑戦できます。子どもたちは実際のユニフォームを着用し、本物そっくりの設備を使って業務を体験するため、まるで本物の社会で働いているかのような感覚を味わえます。

また、キッザニアでは「キッゾ」と呼ばれる専用通貨が導入されており、働いた分だけ報酬としてキッゾをもらうことができます。キッゾは館内の銀行に預けたり、ショップで買い物をしたりすることができるため、経済の仕組みを学ぶこともできます。仕事をしてお金を得るという体験を通じて、子どもたちに社会のルールや責任感を教える教育的な要素も含まれています。

親子で訪れる場合、大人は基本的に見守る立場となりますが、館内のカフェやラウンジでくつろぎながら子どもたちの成長を見守ることができます。子どもが夢中になって職業体験をする姿を見ることができるため、家族旅行の思い出作りにも最適です。

キッザニア甲子園は完全屋内型の施設なので、天候を気にせずに楽しめるのが大きなメリットです。兵庫エリアで子ども連れの旅行を計画している場合は、ぜひ訪れてみてください。

愛媛・道後温泉：日本最古級の温泉を屋内でゆったりと楽しむ贅沢な時間

愛媛県松山市にある「道後温泉」は、日本最古級の温泉として知られる名湯です。3000年以上の歴史を持ち、『日本書紀』にも登場するほど古くから愛されてきました。道後温泉の魅力は、ただ歴史があるだけでなく、現代でも観光客を魅了する独特の雰囲気と、温泉そのものの質の高さにあります。

道後温泉本館は、国の重要文化財に指定されている歴史的建造物です。木造三階建ての建物は風格があり、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。本館の中には「神の湯」と「霊の湯」という2種類の浴場があり、どちらも100%源泉かけ流しの温泉を楽しめます。無色透明の湯は肌に優しく、美肌効果が期待できるため、特に女性に人気があります。

また、道後温泉には「飛鳥乃湯泉（あすかのゆ）」という比較的新しい温泉施設もあります。こちらは2017年にオープンし、飛鳥時代の建築様式を取り入れた豪華な内装が特徴です。個室風呂や湯上がりラウンジが用意されており、よりプライベートな空間で温泉を楽しむことができます。

さらに、「道後温泉別館 椿の湯」もおすすめです。本館よりもカジュアルな雰囲気で、地元の人々も日常的に利用しています。観光客向けの温泉が多い中で、地域住民に愛される湯を体験できるのは貴重な機会です。

道後温泉は、温泉だけでなく、周辺の観光スポットも充実しています。温泉街にはレトロな雰囲気の商店街があり、道後ビールや坊っちゃん団子といったご当地グルメを楽しむことができます。また、からくり時計や道後温泉駅のレトロな建物など、散策するだけでも楽しめるエリアです。

道後温泉は、天候を気にせずに楽しめる理想的な屋内旅行スポットです。歴史ある温泉にゆったりと浸かりながら、日々の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

福岡・マリンワールド海の中道：水族館で神秘的な海の生き物たちと出会う

福岡県福岡市にある「マリンワールド海の中道」は、九州を代表する水族館の一つです。博多湾に面した立地を活かし、館内からは美しい海の景色を眺めることができます。屋内施設なので天候に左右されず、快適に観光を楽しめるスポットとして人気があります。

館内には350種類以上、約3万匹の海の生き物が展示されており、中でも見どころは「九州の海エリア」です。ここでは、九州周辺の海に生息する魚や海の生き物たちが再現されており、地元の自然環境について学ぶことができます。特に、サメやエイが悠々と泳ぐ大水槽は圧巻のスケールです。

また、イルカやアシカのショーもマリンワールドの大きな魅力の一つです。屋外のショープールでは、ダイナミックなジャンプや可愛らしいパフォーマンスを楽しむことができます。ショーの内容は季節ごとに変わるため、訪れるたびに新しい発見があります。

さらに、マリンワールドでは「夜の水族館」という特別イベントが開催されることもあります。通常の営業時間終了後に館内がライトアップされ、幻想的な雰囲気の中で魚たちの姿を観察できます。昼間とは違った神秘的な雰囲気を楽しめるため、デートや特別な思い出作りにぴったりです。

福岡旅行の際には、観光地として有名な太宰府天満宮や中洲屋台と合わせて、マリンワールド海の中道を訪れるのもおすすめです。水族館ならではのリラックスした雰囲気の中で、海の生き物たちとの出会いを楽しんでみてください。

札幌・白い恋人パーク：スイーツ好き必見！工場見学＆オリジナルお菓子作り

北海道札幌市にある「白い恋人パーク」は、北海道を代表する銘菓「白い恋人」の製造工場を見学できるテーマパークです。屋内施設のため、冬の寒い日や雨の日でも快適に楽しめる観光スポットとして人気があります。

館内には「チョコレートファクトリー」というエリアがあり、ここでは実際に「白い恋人」が作られている工程をガラス越しに見学できます。焼き上げられるクッキーの香ばしい香りが漂い、見ているだけで食欲をそそられます。製造ラインの説明パネルや映像解説もあり、大人も興味を持って楽しめる内容になっています。

また、白い恋人パークでは、オリジナルの「白い恋人」を作る体験ができる「お菓子作り体験工房」が人気です。ここでは、自分でデザインしたクッキーにチョコレートをコーティングし、好きなデコレーションを施すことができます。完成したお菓子は持ち帰ることができるため、お土産にもぴったりです。

さらに、館内にはカフェやショップも併設されており、白い恋人パーク限定のスイーツを楽しむことができます。特に人気なのが「白い恋人ソフトクリーム」で、濃厚なミルクの風味とホワイトチョコの甘さが絶妙なバランスを生み出しています。

白い恋人パークは、スイーツ好きにはたまらないスポットであり、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめます。札幌観光の際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

おわりに：全国の屋内スポットを巡って快適な旅行を楽しもう！

今回紹介した屋内旅行スポットは、全国各地にある魅力的な観光地ばかりです。天候に左右されることなく、計画通りに旅行を楽しめるのが屋内スポットの最大のメリットです。特に、大阪のUSJや東京のチームラボプラネッツのようなエンターテイメント性の高い施設から、愛媛の道後温泉や札幌の白い恋人パークのようにリラックスできるスポットまで、幅広いジャンルが揃っています。

屋内旅行の楽しみ方は人それぞれですが、アクティブに遊びたい人はテーマパークや体験型施設を、のんびり過ごしたい人は温泉やミュージアムを選ぶと、より充実した旅になるでしょう。また、屋内スポットはファミリー向けの施設も多いため、子ども連れの旅行にも最適です。

さらに、今回紹介したスポットは、それぞれの地域の文化や特色を活かしたものばかりです。例えば、カップヌードルミュージアムでは日本が誇る即席麺の歴史を学べますし、リニア・鉄道館では日本の鉄道技術の進化を体感できます。旅行を通じて、新しい知識や感動を得ることができるのも、屋内観光の大きな魅力の一つです。

もし旅行の計画を立てる際に、「雨が降るかもしれない」「暑さや寒さが心配」といった理由で迷っているのであれば、ぜひ屋内スポットを中心に考えてみてください。今回紹介したスポットを参考に、快適で楽しい旅を計画してみましょう。