ディズニーランドだけじゃない！子どもが本気で笑顔になる関東の穴場スポット7選【2025年最新版】

家族旅行をもっと楽しく！関東で子どもが笑顔になる旅のすすめ

子どもが笑顔になる瞬間は、親にとって何よりのご褒美です。特に旅行となると、普段とは違う体験や場所に触れることで、子どもたちは目を輝かせてはしゃぎ回ります。そんな「特別な時間」を演出するためには、行き先選びがとても重要です。とはいえ、ディズニーランドやよみうりランドなどの王道スポットはすでに訪れた、あるいは混雑が気になって敬遠したくなることもあるでしょう。そこで今回は、関東にある“知る人ぞ知る”子どもが本気で喜ぶ穴場スポットに注目します。
家族旅行では、「子どもがどれだけ楽しめるか」はもちろん、「大人も快適に過ごせるか」「アクセスはどうか」など、いくつもの条件をバランスよく考える必要があります。この記事では、子どもが夢中になるだけでなく、親も満足できるスポットを厳選してご紹介していきます。定番から一歩外れた場所にも、子どもにとってかけがえのない体験が眠っているもの。自然、動物、アート、屋内遊具など、ジャンルもさまざまです。

2025年版の最新情報を元にした本記事を通じて、家族旅行の新しいアイデアを見つけていただけたら幸いです。

定番スポットだけじゃない？穴場の魅力とは

「ディズニーランドに行くのは楽しいけど、混雑や長時間の待ち時間が大変だった…」という経験をお持ちの方は少なくないでしょう。子どもが行列に飽きてしまい、親も疲れてしまう。そんな旅行では、せっかくのお出かけが台無しになってしまいます。そこで注目したいのが「穴場」と呼ばれるスポットです。人が少なく、のびのびと遊べる環境が整っているこれらの場所は、子どもにとってもストレスが少なく、自然体で楽しむことができます。
穴場スポットの多くは、地域密着型であることが特徴です。地域の自然や文化、施設の特色を活かした場所が多く、派手さはないかもしれませんが、そこにしかない魅力がぎゅっと詰まっています。また、料金がリーズナブルであることも多く、家計にやさしいという点でもファミリーにおすすめです。

例えば、混雑を避けながら一日中楽しめる自然公園、少し足を延ばして訪れる価値のある体験施設など、子どもの好奇心を刺激しながら、親子で濃密な時間を過ごせる場所がたくさんあります。この記事ではそんな穴場を具体的に紹介していきますので、次の家族旅行の計画にぜひ取り入れてみてください。

1日中遊べる！「こどもの国」で自然とふれあう体験型レジャー

神奈川県横浜市青葉区にある「こどもの国」は、名前の通り子どもが主役になれる広大な公園施設です。約100ヘクタールという東京ドーム20個分以上の敷地には、自然の中で思いっきり遊べるエリアが点在しており、親子連れに大人気のスポットです。ディズニーのような華やかさはないものの、のびのびとした開放感と体験の豊富さは唯一無二で、多くのリピーターを魅了しています。
園内には、芝生広場やアスレチック、ミニSL、ローラー滑り台など、身体を動かす遊びが充実。さらに、ポニー乗馬や牛の乳しぼり体験ができる牧場エリア、小動物とのふれあいコーナーなど、動物好きな子どもにはたまらない要素も揃っています。春には桜、秋には紅葉と、季節ごとの自然も美しく、何度訪れても違う表情が楽しめるのも魅力のひとつです。

特筆すべきは、施設の安全性と親子向けサービスの手厚さです。トイレや授乳室、休憩所も随所に設置されており、小さな子ども連れでも安心して過ごせます。また、弁当を持ち込んでピクニックする家族も多く、外食が苦手な子どもでも安心。入園料も非常にリーズナブルで、コストパフォーマンスの面でも優れています。

こどもの国は、親子で1日中ゆったりと過ごせる理想的な自然型レジャー施設です。日常では味わえない経験を通じて、子どもの成長を感じられる旅先として、ぜひ候補に入れてみてください。

水族館以上の驚きが待っている「京急油壺マリンパーク」の魅力

神奈川県三浦市に位置する「京急油壺マリンパーク」は、2021年に一度閉園となったものの、2023年にリニューアルされたエリア周辺には、今も海洋体験を軸とした魅力的な観光資源が豊富に存在しています。現在はマリンパーク跡地周辺で、「うらりマルシェ」や「京急油壺温泉キャンプパーク」などの新しい施設が整備され、海と触れ合う新しいレジャーとして注目を集めています。
水族館に匹敵する規模の「海洋体験」ができるのがこのエリアの魅力です。特に人気なのが、シーカヤックや磯遊び、シュノーケリングなど、体験型のアクティビティ。これらは通常の水族館では味わえない「自分の手で海の生き物とふれあう」リアルな体験を提供してくれます。磯場にはカニやヤドカリ、小さな魚たちが多く、子どもたちは夢中になって網を振るう姿が見られます。

さらに周辺には、新鮮な海の幸を味わえる市場やレストランが並び、グルメ目的で訪れる家族も増えています。朝市で買った魚をその場で食べられる施設もあり、子どもが「食と海」を身近に感じる貴重な機会となるでしょう。また、宿泊を伴う家族旅行なら、近くの「観音崎京急ホテル」や三浦半島のリゾート施設を利用することで、ゆったりとした時間を満喫できます。

アクティブな子どもにぴったりなこのエリアは、普通の水族館や動物園に飽きた親子にとって、まさに「次の一手」となる旅行先です。

遊園地＋動物園のハイブリッド！「東武動物公園」で大興奮の1日を

埼玉県南埼玉郡にある「東武動物公園」は、動物園・遊園地・プール（夏季）・花と植物のエリアが一体となった、まさに“何でもできる”ファミリー向けの複合型レジャー施設です。広大な敷地の中に、子どもの「見たい」「乗りたい」「遊びたい」をすべて詰め込んだような魅力が広がっており、1日では遊びきれないほどのボリュームを誇ります。
動物園エリアには、ホワイトタイガーやキリン、ペンギン、カピバラなど約120種類以上の動物が飼育されており、飼育スペースもゆったりと設計されています。動物との距離が近く、エサやり体験やふれあいコーナーもあるため、幼児から小学生まで幅広い年齢層の子どもが楽しめます。また、動物の生態について学べる展示やイベントもあり、教育的要素も取り入れられています。

一方で、遊園地ゾーンには、小さな子どもでも安心して楽しめる「こども汽車」や「メリーゴーランド」、スリルを求める小学生以上向けの「カワセミ」など、年齢や好みに合わせたアトラクションが充実。夏場には広大なプール施設「東武スーパープール」がオープンし、ウォータースライダーや流れるプールで思い切り水遊びも可能です。

さらに、春には桜やチューリップ、秋には紅葉といった四季折々の花が園内を彩り、写真映えするスポットとしても人気です。飲食施設やお土産店もバリエーション豊かで、1日いても飽きることがありません。

「東武動物公園」は、一箇所であらゆるレジャーが体験できる、まさに家族旅行に最適な“遊びの宝庫”です。小さな子から大人まで笑顔になれる、満足度の高い1日を約束してくれます。

迷路×自然×冒険「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」で絵本の世界を体感

埼玉県飯能市にある「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」は、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの代表作『ムーミン』の世界観をモチーフにした公園です。入場無料とは思えないほど精巧に作られた建築と、美しい自然が一体となったこの公園は、まるで絵本の中に迷い込んだかのような不思議な魅力に満ちています。
園内の建物はすべてオリジナルのデザインで、ムーミン谷のような丸みを帯びた屋根や塔、レンガ造りの家など、子どもたちの好奇心を刺激する要素がたっぷり。内部は自由に出入り可能で、秘密の階段や細い通路など、まるで迷路のような造りになっており、探検気分で遊べるのが特徴です。特に、天井の低いトンネルや小部屋は子どもたちに大人気。何度も入っては出てを繰り返す姿が微笑ましく、親子で笑いながら過ごせる場所です。

公園自体はとても広く、散策路や芝生広場、小川など自然環境にも恵まれています。四季折々の風景が楽しめるため、春の桜、秋の紅葉など、訪れるたびに違った表情を見せてくれます。また、敷地内には屋内遊び場や図書スペースもあり、雨の日でも安心。小さな子ども連れでも快適に過ごすことができます。

飯能駅からバスでのアクセスも良好で、日帰りで訪れることが可能です。派手なアトラクションはないものの、子どもが自由に遊び、大人がリラックスできる空間が広がっている「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」は、混雑を避けながらも満足度の高い穴場スポットのひとつです。

雨の日も安心！「アソボ～ノ！」で遊びつくす東京ドームシティのキッズ天国

東京都文京区にある「アソボ～ノ！」は、東京ドームシティ内に位置する全天候型の屋内キッズ施設です。雨の日や猛暑日、寒い季節でも快適に遊べることから、年間を通じて多くのファミリーに利用されています。特に、小さな子ども連れの家庭にとっては、「天候に左右されずに体を使って遊べる」という点で非常に心強い存在です。
館内は0歳～小学生までを対象としたさまざまな遊びエリアに分かれており、それぞれの年齢や発達段階に合わせて安全に楽しめる設計になっています。海をテーマにした大型ボールプール「アドベンチャーオーシャン」や、のぼったりすべったりできる立体遊具のある「プレジャーステーション」、絵本とおままごとの融合空間「トイフォレスト」など、五感を使った遊びが豊富に用意されています。

また、0～24か月までの乳児専用エリアも完備されており、ハイハイ期の赤ちゃんでも安心。衛生管理も徹底されており、定期的な清掃や消毒が行われているため、親としても安心して利用することができます。ベビーカー置き場や授乳室、ミルク用の給湯設備も完備されており、快適さの面でも申し分ありません。

東京ドームシティという立地の良さも大きな魅力のひとつで、施設周辺にはレストランやカフェ、ショッピングモールも充実しています。遊んだあとの食事や買い物もスムーズにできるため、1日を通して楽しい時間を過ごすことができます。遠方からの訪問でも、電車のアクセスが良好でストレスなく到着できるのも嬉しいポイントです。

「アソボ～ノ！」は、アトラクションこそありませんが、“子どもが安心して全力で遊べる屋内空間”として、晴れの日に負けないほどの楽しさを提供してくれる都会のオアシスです。

まるでおもちゃの街！「トイキングダム」幕張新都心で遊びと買い物が両立

千葉県千葉市美浜区のイオンモール幕張新都心ファミリーモール内にある「トイキングダム」は、その名の通り“おもちゃの王国”のような世界が広がる、子どもたちにとって夢のような屋内型テーマパークです。ショッピングモール内にあるため、親の買い物と子どもの遊びを両立させやすく、天候に左右されない快適な環境も相まって、ファミリーにとって非常に使い勝手の良いスポットとなっています。
館内は大きく分けて、遊びのゾーンと学びのゾーンの2つに分類されており、子どもの年齢や興味に応じて楽しみ方が変えられます。中でも人気なのが「おままごとタウン」や「ブロックワールド」、さらに電動カートで街中を走れる「トイシティ」など、実際に手や体を動かしながら楽しむアクティビティが盛りだくさん。自由におもちゃを使って遊べるため、遊びながら自然と社会性や創造力を育むことができるのも魅力です。

また、スタッフによる定期的なワークショップやイベントも開催されており、季節ごとのテーマや知育を意識した内容で構成されています。親子で一緒に工作をしたり、ゲーム感覚で学べるコンテンツが豊富で、単なる遊び場を超えた“体験型教育施設”としての一面も持っています。

さらに、施設の外には飲食店やベビー用品専門店、休憩スペースなども豊富にあり、丸一日を快適に過ごすことが可能です。駐車場も広く、アクセスもしやすいため、遠方からの来場者にも便利です。

「トイキングダム」は、買い物と子どもの遊びを同時に楽しみたいファミリーにとって理想的なスポットです。特に、小さな子どもが長時間飽きずに過ごせる貴重な施設として、関東圏での家族旅行の行き先として高い評価を受けています。

ママパパも癒される「箱根彫刻の森美術館」でアートと外遊びを同時に楽しむ

神奈川県足柄下郡にある「箱根彫刻の森美術館」は、“美術館”というと大人向けのイメージが強いかもしれませんが、ここは親子連れでも思いっきり楽しめる数少ない屋外型のアート施設です。自然と芸術が見事に融合した開放的な空間の中で、子どもは身体を使って遊びながらアートに触れ、大人は心を癒すひとときを過ごせる、理想的な観光地となっています。
まず驚かされるのは、屋外に点在する巨大な彫刻作品の数々です。約7万平方メートルもの敷地には、国内外の有名作家によるアート作品が随所に展示されており、その多くが“触れてOK”“くぐってOK”と、子どもたちが実際に作品の中に入り込んで遊べるものばかり。特に人気が高いのが「ネットの森」と呼ばれる大型アート作品で、色鮮やかなネット状の構造物の中で飛び跳ねたりぶら下がったりして遊べます。室内型の遊具施設とは一味違う、ダイナミックな外遊びが体験できます。

一方で、大人にとっても見応え十分な彫刻が多く、美術に詳しくない方でも直感的に楽しめるような展示内容になっているのが特徴です。箱根の自然と一体化したような展示は散策そのものが癒しの時間となり、心が落ち着くひとときを味わえます。途中には足湯のあるエリアもあり、疲れた足をほぐしながらのんびりとアート鑑賞ができるのも人気の理由です。

さらに、屋内展示館ではピカソの作品が常設されており、天候に左右されずに楽しめるエリアも充実しています。親子それぞれが違った目線で楽しめる「箱根彫刻の森美術館」は、アートや自然とのふれあいを通して、子どもの感性や創造力を育む場として非常に優れたスポットです。家族旅行の中で「ちょっと文化的な体験を取り入れたい」と考える方には特におすすめです。

安心・便利！小さな子ども連れでも快適な旅にするためのポイント

子どもと一緒に旅行をする際は、行き先の魅力だけでなく、「どう過ごすか」「何を準備するか」も大切なポイントです。特に小さな子どもを連れての外出では、思わぬトラブルや予想外のハプニングがつきもの。だからこそ、事前の準備と現地での過ごし方を工夫することで、快適な旅にすることができます。
まず最も重要なのは、アクセスのしやすさです。車での移動が多くなる場合は、駐車場の有無や施設までの距離、道路の混雑状況などを事前に確認しておくと安心です。また、公共交通機関を利用する場合でも、駅からの徒歩距離やバスの本数、ベビーカーの持ち込みが可能かどうかなどを調べておくとスムーズです。

次にチェックしておきたいのが、施設の設備環境です。授乳室やおむつ替えスペースの有無、ベビーカーの貸し出し、子ども用トイレの設置状況などは、旅先での快適さを大きく左右します。最近では多くの施設が子ども連れに配慮したサービスを提供していますが、念のためホームページや口コミで確認しておくと安心です。

また、食事の面でも事前のリサーチが欠かせません。アレルギー対応ができる飲食店、子ども用のメニューがあるレストラン、あるいはお弁当の持ち込み可否などを把握しておくことで、現地でのストレスを大幅に減らすことができます。さらに、レストランの混雑状況や営業時間もチェックしておくと、行動計画を立てやすくなります。

そして何より大切なのは、予定を詰め込みすぎないこと。子どもは体力的にも精神的にも疲れやすく、大人のように長時間移動や観光をこなすことはできません。1日に訪れるスポットは多くて2～3箇所にとどめ、休憩や昼寝の時間をしっかりと取ることが、楽しい思い出を作る秘訣です。

子どもとの旅行は、事前のちょっとした配慮でぐっと快適になります。無理せず、家族全員が笑顔で過ごせるようなプランを意識することが、最高の思い出作りにつながるのです。

おわりに：子どもも大人も心に残る、思い出いっぱいの関東旅行を

ここまで、関東エリアで子どもが本気で笑顔になれる「穴場スポット」をご紹介してきました。いずれもディズニーランドや大型テーマパークのような派手さはないかもしれませんが、それぞれに独自の魅力があり、子どもたちの五感を刺激し、成長や発見につながる体験が詰まっています。そしてそのすべてが、親子の「今この瞬間」を彩る大切な時間となるのです。
旅行の目的は「非日常を楽しむこと」だけではありません。子どもと一緒に何かを体験し、驚き、笑い合い、時には失敗しながらも新しいことに挑戦する。それこそが、家族の絆を深め、子どもの心に長く残る記憶となります。公園で自然と触れ合うもよし、アートの中で遊ぶもよし、屋内施設で思いきり体を動かすもよし――どの選択も、“子どもが主役の旅”として最高の価値があります。

また、大人にとっても「子どもの目線で世界を見直す」良い機会となります。普段の生活では気づかないような自然の美しさや、単純な遊びの中の工夫や発見を、子どもは教えてくれます。その時間こそが、日常を離れて心からリフレッシュできる瞬間でもあります。

今回ご紹介したスポットは、どれも家族でのびのびと過ごせる場所ばかり。混雑を避けつつ、個性あふれる体験ができる“穴場”だからこそ、特別な思い出として記憶に残ることでしょう。これからの旅行計画の参考に、ぜひ本記事を役立ててください。

関東には、まだまだ知られていない家族向けの魅力的な場所がたくさんあります。次のお休みには、定番を少し外して、家族だけの“とっておき”を探しに出かけてみませんか？